複数の改造の結果を評価中。
反応槽の攪拌動力を空気圧→電動について…。
試薬に対して、通常の2倍量サンプル液を入れています。
原料廃油のAV値が0.5〜1の0.5寄りに観得たため、従来と同等なのかどうか判断が出来ません。
(触媒&メタノールの液温が気温低下の為、低かった事を考慮すれば、良い様に観得ますが…)
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併せて特許取得装置の改造を行っています。
リフレッシュ作業が一人で可能なように…。
不具合が見つかり、対応に追われています。
一部を作り変えるには?
少し思案が必要です。
主に作業性の問題です。
加工精度の考慮が足りませんでした。
誰にも可能な様に再考します。
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2013年12月11日
改造後の状況は?13-12part1
2013年12月09日
調質BDFとは?13-12
ようやく、BDFを造るチャンスを戴いたので、具現化してみたいと思います。
先ずは、耐寒BDFとして…。
―8℃のフィルター目詰まり点のBDFを―25℃の目詰まり点のものと、−8℃より高融点の目詰まり点ものとに分けます。
成分を観ると、飽和脂肪酸MEの量が変化します。
―25℃のものは、少なめに、高融点のものは多めに…。
現在の機器では最低目詰まり点温度が−38℃が限界ですが…機器を更新して限界に挑戦してみたい気も在ります。
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添加剤は、理論上、市場の流動点降下剤の何でも使えますが、今回は一番ポピュラーなものを使用。
一部の方は何を使用したのか、知っています。
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耐寒BDFは…耐寒温度が低くなるにつれ、セタン価(又は指数)が低くなる傾向が在る様子。
もう一方の高融点のものは、セタン価(又は指数)が高くなる傾向が在る様子。
一般的な廃食油由来BDFに共通する共通する性状と思います。
(あくまで、グリセリド類など、不純物が少ない場合です。)
厳冬の季節に、フィルター目詰まり点の低いものを使用し、もう一方の比較的高融点のものを暖かい季節に使用すれば、無駄なく全て使えます。
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工場の中の気温が外気温に著しく近いBDF生産所が多い気がします。
工場内気温での低温保存すると、飽和脂肪酸が多いトリグリセリドは結晶化(粒子化)する様子。
結果、下に沈降したり、壁面に付着したり、油中に浮遊したり…。
廃食油の上澄みを吸い取ると幾分か、飽和脂肪酸成分を分けることが可能と感じます。
相馬油脂さんが実践していた製法です。
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東北以北でBDF事業をマネジメントするに当り、菜種油(特にキャノーラ油)が有効と考えます。
単純に、流動点降下剤を混ぜるのみで、秋田県北部意外での使用が可能と思います。
ちょっとだけ、操作すれば、秋田県全域をカバー出来ると思います。
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最低使用限界温度が何度まで出来たとか、セタン価(又は指数)が高いとか、パワーがあるとか…。
あたかも一つのBDFの性状の様に錯誤を狙ったような表現のサイトが幾つか在ります。
セタン価向上剤でも入れたんでしょうか?(笑)
2013年11月18日
廃食油の話13-11
10月に続いているかな?
写真は、100円ショップのステンレスザルに昔の銀行の粗品用のハンカチを掛けています。
モノタローで買ったドラム缶漏斗を受け皿にしています。
最近の、氷点に近い最低気温、10℃前後の最高気温で…。
ろ過スピードが極端に遅くなります。
遅くなると、ろ過精度は上がります。
茶色に染まっている粒子の細かい事…。
浮遊物に悩まされる廃食油からは、コンナにろ過物がこびりつきます。
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処理量が1日に4L弱なので、もはや限界?
廃油を温めてろ過します。
モチロン、濾過用のハンカチも、タオル地に交換しました。
気持ちの良いほどスピーディーにろ過できます。
僅か25分程で、60L近くが処理できました。
ですが、小さな浮遊物は全て通過しているでしょう。
ろ過した廃食油の液面に消え難い泡が多数出ていました。
2013年11月13日
ヒーターの話13-11
結果はギリギリ規格に入っている?
数値は後日。
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ドチラかというと素人向け一般論に留めます。
様々なヒーターが在りますが、今回はBDF用のヒーターについて。
伝熱密度(ワット密度)は2W/cm2以下が望ましい。
ヒーターは伝熱密度が高いほど劣化しやすい傾向に在ります。
常温→高温→常温の様に繰り返す頻度が高いほど劣化しやすい傾向が在ります。
高温になるほど、劣化しやすい傾向が在ります。
スケールなど、ヒーター表面に皮膜が形成されると劣化しやすい傾向が在ります。
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先の反応槽のヒーターについて。
伝熱密度は1.5W/cm2.
製作時(新品)の絶縁抵抗は100MΩ以上。
製造番号から2002年製造品である。
加温温度は60℃MAX。
スケールは皆無です。
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10年以上の経時劣化により、湿気がヒーター内部に及び絶縁抵抗が劣化。
使用環境・条件により更に劣化が進行したと思われます。
湿気がヒーター内部に侵入し、絶縁性を悪くします。
ヒータースイッチを入れた後、敏感なブレーカーはしょっちゅう落ちる様になります。
漏電電流の容量が高いブレーカーなら…落ちないカモ?
ヒーターが温まれば、湿気が追い出され、絶縁抵抗が高まります。
過去には、とあるヒーターを半導体用オーブンで焼いてから使用したことも在りました。
構成材料の耐熱温度以内での加温に留めます。
(良い子は真似しないでね!)
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なぜ、10年以上前のヒーターが2012年納入装置に組み込まれたのか?
不明です。
1年以内のこの不都合の発見なら、クレームでタダで交換・修理していただけたと思います。
今となっては、話す気にもなりません。
2013年11月11日
一難去って又一難?13-11
溶接不良をTIGで直して戴きました。
結果はコンナ感じ。


見た目の評価はお任せします。
求める結果は永遠に漏れない事。
使いながら評価しましょう。
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反応槽を設置しなおし、各部品を組み付けし、確認すると…。
アレ?
絶縁が悪いな…。

ヒーターの絶縁劣化があります。
デジタルテスターで4MΩ前後の値を示します。
安物のデジタルテスターですが、ソコソコ信用できます。
(同じメーカー&型式の他のヒーターはOLを示します。)
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早速メーカーにメールし、念のため電話も…。
担当者は出かけている?
では、メールに返信下さい。
明日は午前中に歯医者に行きます。
午後から確認しましょう。
2013年11月08日
検査速報値は?13-11
エステル含有率が機器の調子が悪くて取れません。
ではグリセリド類は取れているのですか?
いやそれも、未だです。
ガスクロが…調子が悪いという事ですか?
協力検査機関に連絡して、15日までにはナントカ…。
判りました。
では、判る分(金属含有率=Na&K)だけで結構です。
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速報値は、規格5mg/kg以下に対し、5mg/kg。
処理スピードを遅くした為にマシな結果が出たノカナ?
それでも規格上限ギリギリです。
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素人が犯しやすい間違いは、品質管理です。
JIS規格などに対し、余裕を持った生産上の品質規格が必要になります。
例えば、5mg/kg以下のJIS規格に対し、社内では3mg/kgを越えた時点で何らかの処置(装置の再生など)を施します。
特許取得技法では、多段化しても、常に維持可能と軽々しく云う事は出来ません。
クローズド水処理なら、確実に持ってイケルでしょう。
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残るはGC(ガスクロ)検査項目です。
来週末までオアズケなのが、残念です。
2013年11月02日
BDF検査項目の話13-11
リノレン酸MEの含有率データは?
取っていません。
でも、エステル含有率のデータは在るじゃないですか?
同時に検査していただかなかったんですか?
???
リノレン酸MEとエステル含有率はセットで同じ値段で検査できます。
1項目にしようが、2項目にしようが、値段は一緒の場合が多いようです。
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同じことがトリグリセリド検査にも見られます。
モノグリセリド
ジグリセリド
トリグリセリド
遊離グリセリン
全グリセリン
これらがセットになり、一回の検査で同じ値段で受けられます。
1項目のみだと安い事例は少ない様子です。
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指導する装置メーカーやその他関係者が故意に検査項目を少なく伝えているのでは?
同じお金を払うなら、セットの全項目検査してはいかがでしょう?
2013年10月25日
廃食油の話13-10
今は、ほとんどがゴミ扱いです。
フライヤーの底のカスまで、油こし紙を通さずに回収容器に入ってきます。
せめて、油こし紙で濾した油なら…後の手間が大きく改善します。
熱い状態の油の動粘度は低いので、素早くろ過出来ます。
一定の大きさ以上の固体異物が沈降物・浮遊物問わず除去できます。
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ゴミ扱いされて出された廃食油。
異物は、状態で3つくらいに分類されます。
一つは沈降物。
これは、比重が廃食油より重いものが下に沈む物理的現象。
冷えて油の密度が増すと、僅差の異物の沈降に時間がかかります。
冷えて油の粘度が増す事も一因でしょう。
もう一つは浮遊物。
廃食油の密度が増すと、上に集まります。
油が温かい状態ですと、液中を浮遊するとか、状況が変わります。
もう一つは、ゲル状物質。
水分とスターチ(澱粉)が熱で、糊状になったもの、煮凝りに似たものなど。
ゲル状物質は、冷えると、ろ過体で除去できますが、高温だと、液体になり、スルーしてしまいます。
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写真は集めた廃食油の上澄み部分のみをドラム缶に集めて24時間以上経過したもの。
上部に白っぽい粉状の浮遊物が見えます。
鍋物を調理する際のアク取りの様にすくい取り、別のドラム缶にろ過して移すと…。
ドラム缶の壁面に粒子状の異物が付着しているのが判ります。
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液温が低いので、ろ過に時間がかかります。
浮遊物自体がろ過体に負荷を掛けている事も一因です。
残った油はあと3日以上置いてから、新しいろ過体(と云ってもシーツの生地などですが…)でろ過します。
2013年10月23日
触媒評価中13-10part3
2013年10月19日
触媒評価中13-10part2
2013年10月12日
静置沈殿13-10
廃油の浄化に関して。
お金を掛けずに手間掛けて。
静置沈殿の話です。
ポリタンクで集めてきた廃油を一日静置。
1L以上を残して上澄み部分をドラム缶へ…。
満タンになったら、更に1日以上静置。
次に上澄みをシーツの生地などでろ過しながら、別のドラム缶へ…。
数百Lろ過したドラム缶の底には僅かな沈殿物が…。
更に1日静置したら、上澄みを水分除去を行い、更にバグフィルターでろ過。
それでも、反応前の加温槽の底には更に僅かな沈殿物が見えます。
数千Lは処理した筈です。
(写真は後日)
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反応追い込み装置を作動させて間もなく、ポンプに異音が…。
プレフィルター(5μmフィルター)が詰まった様子です。
前段にも圧力計が在れば数値で把握出来たのですが、予算の都合上付けていませんでした。
グリセリン封入圧力計、チーズを自分で取り付ければ2万円以内に出来る筈。
予算に余裕が在れば是非実行したいですね。
素人が異音に気付かなければポンプが壊れる可能性が在りますので。
(背圧を逃がすバイパスは組んでいますが…)
私以外の人間が、素人が、操作しても良いFAME(BDF)が出来る装置を目指します。
安全な装置を目指します。
2013年10月06日
触媒評価中13-10part1
他の仕事の片手間に行っている為、観察がオロソカになっているかも?
写真は原料廃油のAV値試験紙評価。

AV1〜2で1に限りなく近い?
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反応後五時間近く静置した状態。
クスミが見えます。

翌日まで静置して廃グリセリンを丁寧に抜くと…。
クスミは依然として残ります。

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簡易試薬で確認すると…
モノグリ少な目?
簡易試薬は主にモノグリに対し鋭敏に感知するようです。

この状態でなら、蒸留かけて、規格内に納められそうです。
1次反応で100%は困難です。
加圧反応や、多目のMeOH・触媒を加える方式など、グリセリド類を減らす工夫はあります。
出来たもののボトムデータが規格内ならホンモノのBDF生産技術といえます。
一番遠い存在の装置群を何処まで高められるか?
予算と時間のある限り追い求めたいと思います。
2013年10月01日
反応追い込み技術13-10
2013年09月30日
触媒評価中13-09
反応・静置後に評価する事を失念。
反応追い込み途中で行いました。
写真は少しピンボケ。
念のために下から観ると…。
簡易試薬に2倍量入れての評価です。
タブン静置直後だったら1倍量で現れたと思います。
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反応追い込みを1クール行って放置しました。
(途中検収旅行が在りましたので…)
上手くピントあったかな?
簡易試薬に2倍量入れても、観えません。
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問題は、どのレベルでブレが出るのか?
ブレ幅は小さくなる事が予想されますが、高エステル率かどうかは…今後の評価になります。
今後心配される要因は、エア攪拌力。
0.2KW程度が最大で、後は下がる要因が沢山。
電動化を急ぎましょう。
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メタノール
触媒KOHフレーク
廃食油
この中で、工業製品でないのは廃食油。
ゴミ扱いを受けて、中には様々な異物が混入しています。
当然AV値も悪い方向に…。
品質が下ブレする大きな要因です。
由来植物も菜種から大豆・パーム、米油など安い方に様変わりしています。
これから冬だというのに…。
低温特性も悪くなりそうだね?
出来る事から一つずつ。
今年度は、攪拌の電動化と、耐寒BDFタイプGの量産を進めましょう。
2013年09月28日
蒸留BDF装置13-09
100kmマラソンの準備が在りましたので。
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蒸留BDF装置は複数社から販売されています。
気をつけなければならない事は、単なるBDFを造る道具である事。
全てのBDF装置に云えます。
つまりは、装置使用者の熟練度によって常に品質が左右される事実があります。
素人が扱っても良いBDF(FAME)が出来る装置にまで昇華されたBDF装置を未だ観ていません。
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写真は8月末ごろに戴いたものです。
解説が間違っていたら、コメント等でご指摘下さい。
左が原料廃油、右が蒸留BDF。
蒸留BDFの簡易試薬での評価結果。
モノグリが残っているような?
粗BDFの簡易試薬での評価結果は…
粗BDFの反応率が悪過ぎます。
結果、蒸留しても、モノグリまでが引っ張られる。
********
全てのBDF装置に云える事は1次反応(又は、後処理前)工程で如何に高反応率を導けるのか?
が、肝です。
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教える側(装置メーカー)と教わる側(装置ユーザー)。
教わる側の(BDFの)出来が悪いのは、メーカーの技量が低い事を意味します。
80点のモノをコピーしたとして80点以下のモノにしかなりません。
大抵は劣化(それ未満)します。
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何処のBDF装置が良いのか?
装置を使用している処へ赴き、簡易試薬などで評価して良い所のモノがある程度信頼できるでしょう。
2013年09月25日
BDF用ホース?13-09
工進のドラムポンプFA-100.
ホースが溶けたので、塩ビホースに交換したら、燃料のニジミ発生。
フッ素ゴムホースが理想なのですが、30m単位でしか売らないとか…。
しかも、導電性ワイヤは入っていない様子。
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あれこれ迷って、テフロンホース+ステンワイヤメッシュ品も検討しましたが、重い、曲げ半径が大きい、高価である。
そこで、更に探していると…。
在りました。
八興のフッ素樹脂ホース。
内側がフッ素樹脂、外側はウレタン系ホースでワイヤー入り。
嬉しい事に透明です。
ご参照;http://www.eightron.co.jp/product.php?la1=1&la2=3&la3=03&pdn=SJSP
値段はメーター当り5,200円弱位。
専用のタケノコニップルとネジレ防止にカプラを使用。
総額4万円(ホース長さ4M)チョット掛ったかな?
カプラの最小面積がニップル内径の半分位な事がネックです。
使用上では給油時間が長くなる事。
今の所使用上で不便は感じていません。
2013年09月14日
BDF用触媒?13-09
内袋のビニルの口が輪ゴムで縛っている事が不満でした。
BDF製造用においては湿気厳禁の苛性カリ。
製造・出荷してからの流通・保管で常に湿気の影響を受けてしまいます。
製造年月日から時間が経過するほどリスクが高まります。
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製造年月日の若い苛性カリフレークを求めて違う商社さんにお願いしました。
今回のものは東亞合成の苛性カリ。
13年5月製造のものとか…。
東亞合成の苛性カリがBDFに向いていると云われています。
それはなぜ?
フレークの大きさが小さめなのだとか…。
過去には当りくじを引いたような大きさのものがタマに在ったりして自分で砕いたりしましたが…。
それほど気にはなりませんでした。
********

写真は翌日まで湿気のある場所で保管する為、念のためにビニル袋に入れたもの。
紙袋を開けてみると…。

内側のビニル袋が熱シールで密封されています。
念のため、袋の下側をチェックします。

ビニル袋を幅広く熱シール。
その真ん中付近を外側の4層?の紙袋と縫い合わせています。
更に紙袋の端はテープでしっかりと密封。
私が思い描いていた包装状態です。
*********
これで触媒としての機能がシッカリ確保されていれば文句なし。
来週あたりに早速試しましょう。
2013年09月01日
いろいろ13-09part1
反応をシッカリしないと、幾ら頑張っても無意味。
原料廃油や触媒材料のバラツキにより、下ブレしたものを追い込み、99%以上にします。


写真は、反応追い込み後・触媒除去操作前サンプル。
水道水を混和シャッフル直後の写真と、1ヵ月後の写真。
シャッフル後の暑い日に既に右の写真の状態になっていました。
********
湿式(水洗い)も乾式(減圧蒸留含み)もこの辺がオロソカになっています。
車両に使用して問題ないを連呼するサイトにはご注意を!
BDF100%規格に対する検査数値が示されていません。
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最近のコモンレール式ディーゼルエンジンには様々なセンサーとその値を処理し、燃焼制御するECUがあります。
軽油と比べて各種センサーはBDFの場合にどんな値になっているのか?
その際に燃焼制御はどのように制御されるのか?
体系的に捉えてゆく必要があると考えます。
********
各種センサーは定期的に校正されなければなりません。
3ヶ月点検・6ヶ月点検、ETC.
正しく使用しないと、軽油でも不具合を生じます。
5年間で10万km以上走った29人乗りバス。
アイドリング時の排ガスが不完全燃焼している生ガス=クササがあります。
DPF再生に問題が生じたり…。
「とりあえず走れば良い」では、とてもエンジン寿命を全うできませんね!
********

本日は、BDF精製と真空ポンプの清掃作業。
原料廃油を加温・真空引きすると、水分と遊離脂肪酸などが分離できている様子。
一部がオイルにも?
アルミケースはウェスで出来るだけ拭き取り、洗剤で洗いましょう。
触媒についての感想は…。
25kg袋の袋の口に近い部分と底の部分。
溶解熱は底の方が高いような気がします。
反応熱も底の方が高い気がします。
湿気やCO2が影響しているのでは?
触媒の25kg袋の内袋のビニル袋は熱シール等で密封された方が、BDF精製用には良いと思います。
2013年08月13日
触媒吸着13-08
2013年07月26日
BDF製法の考え方13-07part2
応えは一つでは在りません。
BDF蒸留装置は、ジ・グリセリドやトリ・グリセリドやエステルダイマーと目される物質の除去や、触媒成分の除去などの利点が在ります。
欠点としては、モノグリセリドが混在しやすい、歩留まりが悪い事。
モノグリセリドを少なくする事に関して、歩留りアップに関して、小生の特許出願ユニットは効力を発揮するでしょう。
では、他の選択肢は無いのか?
2段階エステル反応が在ります。
グリセリン除去の為の静置時間を長めに取り、下抜きした後に触媒溶融メタノールを混合・攪拌し残ったグリセリドをメチルエステルへ…。
少量反応釜なら材料コストは多少アップで済むと思いますが…。
歩留りアップは期待できます。
モノ・グリセリド混入も低減できるでしょう。
お試し頂いたら如何かな?と思います。
余程、釜の出来が悪くない限り、目標(常に規格値満足)に達することが可能と思います。
*********
装置の評価をするなら、ワーストAV値の廃油(異物・水分除去処理済み)を用いての評価でしょう。
蒸留前で常にエステル含有率99.3%以上をキープ出来るか否か?
その際の蒸留後の歩留まりは幾らか?
ワーストケースの実力を把握して判断される事が望ましいです。
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蒸留前のエステル含有率が低い(≒グリセリド類が多い)場合は、蒸留後のモノグリセリドの混入や歩留り低下が容易に推測されます。
モノ・グリセリドを蒸留で持ち込まないようにすると、歩留まりが極端に悪くなる。
歩留りを上げようとすると、モノ・グリセリドだけでなく、エステルダイマーと目されるものや、ジ・グリセリドまでも混入してしまうでしょう。
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蒸留装置は複数の会社から販売されています。
各々の会社から他社の装置の評価を聴く事も面白いと思います。
大抵は悪口ですが…(笑)
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廉価にBDF反応率を検査して下さった方は他所に移った様子。
以前のような便宜は無理なのかも知れません。
既知の検査会社にお願いするしか無いのかな?
今度相談してみましょう。