2017年10月09日

♬冬が来る前に…♬17-10-09

最近の朝の気温は10℃を下回ることが多くなりました。
道路標示17-10.jpg
今年は暖冬とか、予測されていますが…。
上空の寒気の影響で、早めに霜が降りる事が予測されます。
つまりは、氷点下の気温。
*****
燃料の凍結が心配されますので、次回には流動点硬化剤入りのBDFを注文いたします。
最終使用期限は、11月末?中旬?
今後の気象に注目です。











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2016年12月15日

コンタミ(固形異物)16-12-15

噴射ノズルの噴出口の微細化により、燃料フィルターに求められる性能もアップします。

コモンレール以前の燃料フィルターの性能では、5μサイズの平均濾過効率は50%程度とか…。
コモンレール用燃料フィルターでは、5μサイズの平均濾過効率は95%以上を求められるそうです。

ソンナ中、燃料フィルターのサイズダウンで、濾過面積は減らされることに…。
土ぼこりの舞う中の給油など、軽油においても、早期に目詰まり気味になる可能性が…。
*********
BDFにおいては、原料廃油からの固形異物の持ち込みが大きく懸念されます。
小麦粉、小麦粉の炭化物、ETC.
求められる製法は?

濾過を徹底すること。
*********
廃油を静置沈殿。
上澄みを10〜20μフィルターで濾過。
反応後の静置沈殿を長く取る。

5〜10μフィルターでの濾過後、2μフィルターで…。

フィルターの濾過特性を見ながら、圧力変化で詰りを見抜く。
過去に行った濾過製法の清浄性についてはブログにアップいています。
探してみてねハートたち(複数ハート)

多くのBDF工場で、濾過が徹底されていません。
多くの容器の移し替え。
移し変え環境が、悪い場所も…。
容易の管理が杜撰なところも散見されます。

徐々に燃料フィルターのダメージが大きくなります。
るんるん冬が来る前に、もう一度…るんるん
燃料フィルターの点検を…。
出来れば、新品に交換を…。

バッテリーの劣化に中々気付けなかった小生が云っても説得力は無いか…ナ?(笑)




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2016年11月19日

BDF技術とは?16-11-19

相変わらず技術説明に検査数値が存在しない。

BDF規格数値を常に満足。
ソンナ当たり前が実践出来ないから、粗末な仲間の数の多さを頼る。

反応率の高さ、FAME純度の高さを自慢するのなら、検査数値が一番です。

相変わらずのつまらない団体・研究所に、がっかりです。
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蒸留システム系BDFも、モノグリ(セリド)が多い粗末な反応技術ですと、飛ばしても、モノグリが混じります。
歩留りを上げようとすると、ジグリ、MEダイマーまでもが混じる…。
BDF技術とは、BDF規格を、上位に満足させるモノを指します。
*************
水洗い技術を自慢する?
何を洗い、除去しているのか?粗末な反応技術で生じた未反応油脂などの不純物?
笑わしてくれる…。

反応を極めようとすると…石鹸がグリセリンが、問題になってきます。
100%の反応を目指すと、除去するものも限られます。

石鹸分、触媒成分、余剰メタノール、グリセリン…。
無水で取り除く事は、可能です。
石鹸分、触媒成分のK(カリウム)除去については過去に検査数値で示しました。

BDF規格数値を常に満足。
同じ土俵で議論できるまで、暫し待ちます。
(最近、待ちぼうけに飽き飽きしています。笑)

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2016年11月02日

流動点降下剤マネジメント16-11-02

BDFの流動点降下剤のいくつかが市場に在ります。

用い方について…。

BDFの原液の、曇り点、目詰まり点、流動点の物性を改善するものが流動点降下剤ですが…。
数値的には僅かの変化です。
*****
使用する意味が無いと云う方もいらっしゃいます。

10℃前後の寒暖差が1日の中に在る時、最低気温が曇り点〜目詰まり点〜流動点の中にあるとき、結晶化したBDFが最高気温で溶けやすい。
あくまで、原液との有意差です。

菜種以外の原料のBDFに用いる事で、多少使用できる期間を延長できます。
冷蔵試験を繰り返し、様子を観察する事で、可能になります。
原料由来が大豆油、米油、パーム油などバラツク場合は、ワーストケースを把握して、行う事が肝要です。
*******
原料由来が菜種の場合、秋田の冬は、添加剤を使用することで、ほぼ使用可能です。
−20度辺りの温度は…調質BDF技法による、耐寒BDFタイプGで解決できます。



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2016年07月25日

BDF検査とPDCA 16-07-25

モニタリングだけのBDF検査は、実にもったいない。
品質向上の目的まで入れて検査すれば、数回でベストな結果が得られるでしょう。
********
10%残油残留炭素分は、トリ・グリセリドオリゴマー、グリセリド類が原因と仮定する。

廃グリセリンが触媒を吸着し、反応を妨げます。
石鹸(遊離脂肪酸と触媒が反応して出来る)が反応を妨げます。

これらを丁寧に取り除く計画(PLAN)をし、行い(DO)ます。
この粗BDFを、僅かなアルコールと触媒で…追い込み反応。
粗BDF&追い込み反応後のBDF

10%残油残留炭素分はおよそ1/70に…。
委託者名を加工しています。

検査(CHECK)し、結果を元に、プロセス修正を行います(ACTION)。
*****
小生の特許技術(多孔質体を用いる)で行わずとも、除去方法はイロイロあります。

数値で示せる処がホンモノと思います。


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2016年03月13日

凍らないバイオ燃料?16-03-13

凍らないバイオ燃料が正しいキーワードでした。

まぁ、ドンナ燃料も冷やしてゆくとやがては凍りつくんですけど…。
凍りにくい液体燃料ならバイオメタノール、バイオエタノールかな?
ガスまで含めたらバイオメタン辺りが有名です。

秋田で藁からバイオエタノールの試験操業がありましたが…。
最初から、仕組みづくりがいい加減で、税金(助成金)の無駄遣いで終わった感があります。

バイオガス発電が今後秋田に展開する様子なので、こちらは注視してゆきたいですね…。
**********
凍らないBDF(凍りにくいBDF)の考え方として…。
エステル交換で出来た脂肪酸メチルエステル純度が極めて高いことを前提に以下の事が云えます。
飽和脂肪酸ME(メチルエステル)の含有量を下げる事。
流動点降下剤Fl-146などは、飽和脂肪酸ME含有量を下げたBDFでは−38℃辺りまで液体の状態が可能です。
過去の実験・試験結果で明らかにしています。
********
世界トップクラスの洋上風力発電の話が…。
規模だけ、でかくても、実際の発電量は?
偏西風を効率よく拾える?
規模=名を取り、実=収益がイマイチの様な気がします。

エフリコギな県民性なので、助成金目当ての物件では?との不安が在ります。



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2015年12月30日

検索キーワードから15-12

検索キーワードに「バイオディーゼル燃料 切替注意」がありました。
エンジンオイル循環路にスラッジを堆積させる車には使用しないで下さい。
いずれ焼き付きます。

フラッシングマシーンなどで、キレにしてから使用しましょう。
後は…。
BDFに切り替えて、空に近くなったら、一度燃料フィルターを交換しましょう。
オイル交換は、コマメにしてね揺れるハート

BDFの曇り点を把握しておきましょう。
最低気温が曇り点に近づいたら、軽油に切り替えてください。
絶対にトラブリたくない方には、ざっとコンナ風に案内します。
******
蒸留BDFなら以上で済みますが…。
ソレ以外では、10%残油残留炭素分が逸脱したり、モノ・ジ・トリ・グリセリドが逸脱したり、ETC.ETC.
クソBDFが多いです。
燃料フィルターの定期交換や、噴射ノズル、サプライポンプにも注意を払ってください。
******
一回反応で済ませているから、ダメなんです。
一回反応させたら、ソコカラ廃グリセリンと石鹸分を分離してもう一回反応させると…。
10%残油残留炭素分は1.45%のものが0.02%までに下がります。
実に1/70以下になるんです。
**********
2回目の反応に使用したメタノール量は3Vol%程度。
小生の特許技術装置を使用しての結果です。

1回目でメタノールを纏めて使用すれば、同じ結果が得られる?
0.02%の数字はナカナカ出せませんよ?
トリグリセリドのオリゴマーなどの高分子が無い廃油を選ばないとネわーい(嬉しい顔)
オリゴマーを廃油段階から測定して、何%から何%に変化したとか議論できないと1回反応の結果は眉唾物。
検査数値で語れないのは未熟な上にウソ・インチキの類です。
アシカラズ!!


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2015年07月04日

KOH触媒のイレモノ作成15-07part2

オープンタイプのペール缶にしたのは、密閉性に優れる為。
後は、触媒の出し入れがし易いところ。

欠点は…密閉性!?
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寒暖の差が激しい場合について。
寒い時に蓋を閉めると、缶が暑くなるにつれ、内部の空気が膨張しようとして缶が膨らみます。
逆に、暑い時に蓋を閉めると、寒くなるにつれ、内部の空気が収縮し、蓋が開けられなくなります。
対策の為に、空気の通り道を、バルブを設ける事により造ります。
*********
今回の加工は、ドリルで行いました。
下穴として、2mmのドリルで開けた後、10mmグッド(上向き矢印)の穴を開けます。

油圧パンチが好ましいのですが、安いものでも2万円近く工具代が必要です。

ドリルで行うと、裏面にカエリ(バリのでかいもの)が大きくなり、難儀します。
下穴開け15-07.jpg 下穴のバリ15-07.jpg 
バリ取りを鉄工やすりで行います。
下穴バリ取り15-07.jpg
半丸やすりがあればもう少し綺麗にできたのですが…。
今回は四角のやすりで行いました。

できたら、バルブの取りつけ。
バルブ取付け裏面15-07.jpg バルブ取付け表面15-07.jpg保管容器完成15-07.jpg
掛けた手間はプライスレス。
3千円弱の材料費。
値段をつけるとしたら、幾らでしょう?

今回は、無償で譲渡の予定です。




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2015年07月02日

KOH触媒のイレモノ作成15-07part1

モノタロウさんから最後の荷物が届きました。
鉄オープンペール缶15-07.jpg

他の品は…
エア抜きバルブ15-07.jpg
平ワッシャとOリングは手持ちです。

これらを用いて触媒用容器を作ります。
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材料として適しているのは…
ステンレス材(SUS304など)

お金がないので、ペール缶を鉄材にします。
真鍮、真鍮・メッキ品、鉄材などのバルブ関連もあります。
**********
結露するような場所では、錆が直ぐに発生!
触媒が潮解を起こすと、付着した真鍮などが腐食すると思います。
内側の金ニスも直ぐに傷むでしょう。

ですが、今回は安さが命!
これでも、3年以上は保つでしょう。
posted by sasap- at 19:55| Comment(0) | TrackBack(0) | BDF生産技術

2015年06月14日

廃グリセリンの処理コスト15-06-14

苛性ソーダを使用しての廃グリセリンは、固形化してしまいます。
運搬は楽なものの…、利用価値はありません。
(開発されていないと云った処でしょうか)

とある蒸留システムBDFでは、産廃処分するとコストは60円/Lほど掛るとか…。
(BDFのコストとして計算しています。)
なるだけ、ゼロに近づける工夫が必要になります。
************
廃グリセリンを利用するに当って、必要な条件は…?
液体である事、狭雑物(フィルターやバーナーノズルを目詰まらせるもの)が無い事。
システムとしては、煤・塵芥を出さずに燃焼熱の利用&灰分の利用が出来ること。
(あくまで一例です。)

*********
触媒を苛性ソーダから苛性カリに切り替えると、1L当り、2円位アップする感じですが…。
60円/Lよりは大分マシでしょ?

運搬費混みでも、10円/L以内に納まる提案をさせていただきました。


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2015年06月01日

蒸留BDF入手15-06-01

蒸留BDFを本日、100L程入手いたしました。

グリセリド類、10%残油残留炭素分、ミネラル…ETC.
FAME規格合致するBDFとしては、安定していると考えます。
*******
蒸留プロセスは熱量(エネルギー)を沢山必要とします。
ウェル ツー ホィールで観たら?
低炭素化から幾分遠くなります。

歩留りをアップする為、蒸留温度を上げたり、真空度を上げたり…。
不純物まで、引っ張る事はナンセンス。

1次精製を100%に近づければ、歩留りもアップする傾向にあります。
********
蒸留BDFには間違いは無いのか?
品質には、プロセス由来だったり、装置由来だったり…問題を生じる事があります。

蒸留時、装置が壊れて真空が漏れ、空気が混入する事により、酸化してしまう事。

酸素を含む雰囲気の中で、高温加熱する事により、酸化してしまう事。

プロセス・装置が原因でメタノールや水分の分離・分留が徹底出来ない事。
*********
本日給油し、少し溢れさせながら、40L程入れました。
先に、余った5L程を入れていましたので…
走行距離は?燃費は?
あとで確認したいと思います。


posted by sasap- at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | BDF生産技術

2015年05月20日

反応未熟なBDFは洗うな!15-05-20

洗う事自体を禁じているわけではなく…。
反応自体が、未熟な状態のBDFは更に反応をさせて、反応率を100%に近づけてから水で洗う事をお勧めいたします。
反応未熟なまま、水洗いをしたら、未熟なままのBDFが仕上がります。
(クソBDFは洗ってもクソBDFのままです)

当然、石鹸分が多く残留したり、触媒成分が多く残留したり…の状態では、水洗いは困難です。
(歩留まりが悪い)
***********
反応を100%に追い込み、触媒や、石鹸成分を極限まで低減してから水洗いをすれば、水をソンナに汚さずに済みます。
歩留りもよい方向に…。


無能な研究所などが安易な水洗いを提唱します。
どのレベルのBDF品質を保証できるのか?

無水であれ、水洗いであれ、求める結果は一緒です。
BDF、FAME規格に合致するBDFである事。

多くの処で、10%残油・残留炭素分規格が解決できていません。
(グリセリド類さえ保証できない研究所もある様子ですが…)

********
既に、応えの一つは持っています。
更なる応え(短時間での製法)は今後の実証が必要ですが、既に在ります。

100万〜200万円位になりそうな実験機作成費用が無い事が、ネックです。(笑)
*********
クローズド水洗いのシステム案もズット以前からあります。

モチロン前述の技術が在ってこそなのですが…。
これも、100万円以内で実験機を作れそうです。

ビンボーなのがネックです(笑)
**********
昨日より今日が、今日より明日が…。
素晴らしい・より進歩していると思えるBDF経営者の精進に期待いたします。

現状に満足している・BDF事業を腫れ物扱いしている事業所の改心を期待いたします。

BDFの未来に栄光あれ!!
***********
次回は「高品質BDFの正しい使い方について」を予定いたします。



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2015年01月26日

メタノール攪拌時の火災について

キーワードで、メタノール 攪拌 火災とありました。
BDFのキーワードが無いので…どうしようかな?
*********
メタノールは揮発性のある液体で、メタノールの蒸気が空気と一定の割合で混ざると、ちょっとしたことで、爆発・燃えます。

BDFの場合、メタノールの液温が30℃以上になると、触媒KOHを混ぜた時、蒸気が激しく出てきます。
蒸気を液化する密閉容器が望ましいのですが、一部の装置メーカーのものは、蒸気が漏れます。

漏れた蒸気は、上昇した後やがて下へ沈んで行き、床面を這うように拡散し、…火源があると、引火・爆発・炎上という形になるでしょう。

某社の初期型では、攪拌釜下部にマグネットコンダクターがあったとか…。
これが火源となり火災が起きる可能性が在ります。

モーターによる攪拌には、防爆構造のものを使用しましょう。
エアモーターを使用する場合は静電気に注意が必要です。

静電気は起こさない、貯めない、一気に放出させないが肝要かと思います。
銅管などで、エアーを供給し、同時にアースを取る。
作業する者にも、アースの工夫を…。

メタノールの炎は、淡い青色。
明るい場所では、視認は難しいです。
陽炎のように揺らめいて観得る場合も…。

量の多少に拘らず、取り扱いに乙四資格は必須と思います。

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2014年02月26日

廃油の重合物について14-02-26

日清オイリオのHPに実験データが在りました。
AV2.5に到達する間に7%位の重合物が発生?
揚げ油の温度や時間、種によっても変化すると思われます。

AV4以上なら、10%以上在りそう?
今回、問い合わせてみました。
重合物の含有量はどうやって数値化しましたか?

ご丁寧に回答が在りました。
HPLCによって分析いたします。
詳細については、ご容赦を…。
溶媒については…?
詳細についてはご容赦を…。
判りました、コレを手掛かりに検討してみます。
*********
原料廃油の中の重合物がBDF中に幾ら残っているのか?
分子の大きさが違うので、アプローチが変ると思います。
先ずは原料廃油の中の重合物の検査方法の確立。
そして、BDF中の重合物の検査方法の確立。
検査機関とディスカスしたいのですが…。
直接行った方が良いかも?
********
100%FAMEに向けて何の検査が有効か?
ガスクロが有益になるには…。
ガスクロチャートで見える範囲が何%で、見えない部分が幾らで…とか。
エステル二量体の量も明確にする必要が在ります。
*******
無しのツブテの検査機関。
10%残留炭素分検査を依頼したのですが…。
1週間を過ぎても進捗状況の報告もなし。

我慢強く無いので早めにお願い致します。
*****
特許取得装置でどれ程エステル化できるのか?
トリグリセリドを限りなくゼロにする手法のその先を見据えます。

高反応率に導く知恵が無い方には無縁の話です。

二段階反応にも可能性がありそうな…。
研究報告にあった手法を、拡大した場合、上手く再現できるのか?
ビーカーレベルと反応釜レベルでは大きな有意差が出そうです。
*********
どれだけ、安くBDFプラントが出来るのか?
200LのBDF蒸留(反応含まず)システムが、600万円くらいだそうです。
リーズナブルと観るか、高いと観るか?

他の業者で見積もり依頼出したら如何でしょうか?



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2014年02月19日

真空ポンプの取り付け14-02-19

昨日、真空ポンプが修理を終わって到着しました。
軸部シールが破れた事が主原因。
オーバーホールは、ローター部分にまで交換部品が及びます。

軸部シールを耐久性の高いものに出来ないか?
FPM?FKMでは?
調べると一緒の括りになっています。

本日、真空ポンプを取り付け、運転しました。
*********
ドライ真空ポンプの方が長持ちしますよ!
業界関係者さんからのアドバイス。
オイル真空ポンプの方が長持ちするとのメーカー関係者からの助言で選定していたのに…。
結果は散々。

現場の声は説得力が在ります。
次回壊れた際のアクションとして…。
ドライ真空ポンプへの転換に対しての費用対効果を吟味したいです。
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2014年02月06日

技術を支えるもの14-02-06

最近の違和感の原因が見えました。
反応追い込み装置での、追い込みに時間が掛る事。
簡易リフレッシュ時のメタノールの流量。

特許技術には特殊フィルターを使用しています。
プリーツ状に折り込んで、円筒形にケーシングされます。

折込の頂点のトコロドコロに微小な孔が…。
孔の分布には明らかに特徴が見えます。
高さ方向に同じ位置に多く発生します。
*********
濾布・濾紙の厚さのムラや折込頂点の半径の大きさ。
極めていないように感じます。
口先で逃げる営業は嫌いです。
向上する可能性を追求する技術屋が好きです。

選択肢が多ければ、悩まずに済むものを…。
来週には、良い形に煮詰まると良いのだけれど…。

posted by sasap- at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | BDF生産技術

2014年01月31日

最近のキーワードから14-01

最近のキーワードから…。
缶底弁、デッドスペースが在りました。

何を目的として?設計したのか?

********
先にタンクのコニカル(円錐?)に関するキーワードも在りました。
目的の流体(液?)を分液したいのかな?
検索目的が不明です。

BDFにおいて、分液する目的に対し、目的のそれぞれの液の物性があります。
廃油における水分は…。
加温・静置すると、分離し易い傾向に在ります。
弁まで切れ目の無い傾斜をもって誘導できれば分離が簡単。
********
BDF&廃グリセリンに関して。
BDFとの分離は、傾斜の面の面粗度が関与する場合が在ります。
鏡面研磨…バフ(研磨粒子による物理的研磨)が必要か?化学的な研磨が必要か?
目的が果たせれば安い方が良いでしょう。
******
触媒溶融メタノールタンクの傾斜は…。
鏡面であれば、コニカル、傾斜どちらでも目的は果たせます。

今、対峙している本タンクは、鏡面なれど、底面がフラットな故、液の無駄をなくす為、面倒な事をしています。
*********
粘性の高い液体ほど、傾斜をきつくする必要=傾向が在ります。
更に傾斜面の仕上げ(面粗度)を丁寧にしなくてはいけません。

当たり前が理解していただけない。
BDFの生産に携わる方々との常識のギャップにタダタダあきれるばかりです。

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2014年01月12日

本日は…14-01-12

本日は、お昼から新年会にお呼ばれ。
午前中に反応槽を空にし…。
新年会を途中退席。
********
本日は、メタノールの温度について吟味します。
湯煎で、40℃位に加温したメタノール。
(密閉栓が付いた一斗缶状態)
メタノール34℃.jpg
容器に入れれば、34℃程に…。
これにKOHフレークを混ぜると…
直ぐに細かくて白い泡が沢山。
攪拌するとあっという間に溶けます。
溶け切るまで5分くらいカナ?
解け切った際の温度は61℃弱。
メタノール61℃14-01-12.jpg
メタノール蒸気が酷いです。
安全具は必須の作業です。
防爆に関しての気配りも必須です。
専用の設備が無ければ、お勧めは出来ません。
メタノールとKOHフレークを難儀して溶かしている方へのヒントになれば幸いです。
*********
今回の原料廃油は2年近く保管したモノ。
AV2位でした。
AV2-14-01-12.jpg
攪拌反応を終えた30分後。
反応後30分位14-01-12.jpg
明日以降追い込みます。

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2013年12月27日

BDF二段階製法13-12

一段(一回)反応で、FAME規格に達している処は稀有の様子。
蒸留手法は除いての話です。

BDFアルカリ二段階製法について…。
今回ご紹介するのは、反応単位150L。
乾式製法です。

前段は過剰のメタノール27Lと触媒1.8×kgを混合。
反応槽の反応で、11月イッパイは問題なし。
(特許装置との組合わせです。)

寒さに弱いと評される二つの事象。
反応がプアになる、BDFの耐寒性が低いなど。
**********
二段反応前くすみ13-12.jpg
チョットいつもよりクスミが…
簡易試薬で確認すると…。
二段反応前13-02.jpg
試薬に対し、2倍量入れています。
コレぐらいハッキリしていたら、1倍量でも確認出来たかも?
相当悪いです。
********
2段階反応で追い込みましょう。
旧い触媒が148gあります。
既に一部は吸湿してフレークが複数枚くっついて固まっています。
コレに見合うメタノール量は?
2L位かな?
**********
二段反応後くすみ少13-12.jpg
反応後の写真は以前と比較して、クスミが少ないです。
触媒量が多いと、あわ立ちが多い&泡の持続性が微妙に長いなど観察できます。
簡易試薬の結果は…
グリセリド類を喰ったと考えます。
触媒量が増えています。
あわ立ちが多いのはそのせいと考えます。
**********
二段反応後13-12.jpg
コレぐらいなら特許装置で喰えるかも?
特許装置の加工条件変更=アレンジ方法を知っています。

裏技的手法です。
公開は…当分の間ナイショにしましょう。
(正しく理解される時間が必要です。)

その後は、2倍量で確認できないレベルまで改善。
裏技13-12.jpg
次のステップに進めます。

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2013年12月22日

FAME製法はいろいろ13-12

様々な100%に近似する為の手法があります。
当方の場合の手法の道具は特許装置。
処理前13-12.jpg 処理後13-12.jpg
左はグリセリン除去前。
右は、装置任せで翌日まで処理。
グリセリド類は減少し、エステル分がアップします。
(乾式なので洗っていません。)
氷点近傍の気温の工場では、一時反応が下方にぶれます。
この装置をつかう場合、2段階エステル変換技法も簡単です。
2段目に用いる量は?
メタノールで2〜4Vol%程度。触媒少々。
(今回は1段のみですが…)

水洗いの場合、触媒残留量に神経質になり勝ちです。
**********
装置の特性で様々なアルカリ二段階手法のレシピが在る様子です。

共通するのは…
一段目で廃グリセリンを除去すると…。
二段目の触媒成分が残りやすい傾向が在ります。

当方の特許装置は、残留触媒量を減らすと共にグリセリド類を更に減らします。

装置や手法は一つの道具であり、使う人間のセンスで出来が良くも悪くもなります。
購入さえすれば、成功(=良い結果)が手に入ると思っている方が殆どです。

良く観察をし、小さな失敗を繰り返し、センスを磨きましょう。
理想(100%)を目指した小さな失敗は肥やしになります。

水洗い手法(湿式)はせめて上の写真右側まで持っていってから洗いましょう。
失敗がなくなります。
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