2012年04月03日

エンジンオイルとBDF12-04part1

エンジンオイルにBDFが混じると固まるよ!
やってご覧。
う〜ん…何処からそんな情報が…?
メンテナンスの現場サイドから上がる声は無視できません。
ちょこっと実験してみましょう。
*******
今回は、蒸留系BDF生産所の協力と整備工場からのエンジンオイル提供により、実現いたしました。
蒸留系で行う意味は、熱に晒された部分。
先ずは、蒸留残渣。
oil&BDF12-04-1.jpg 
残渣の中には小麦粉炭化物や、グリセリド類などがあり、190℃で数時間加熱されていました。
こうした不純物が、固める可能性を考慮しての実験です。
oil&BDF12-04-2.jpg
残渣よりエンジンオイルの比重が軽い?
シャッフルすると…
oil&BDF12-04-3.jpg
固形物は出ません。
********
次に、蒸留BDFで試します。
oil&BDF12-04-4.jpg
注ぎ込むと…
oil&BDF12-04-5.jpg
蒸留BDFよりエンジンオイルの比重は軽い?
シャッフルすると…
oil&BDF12-04-6.jpg
キレイに混じり、固形物は発生しません。
試しに熱ストレスとして、石油ファンヒーターの前で、人肌以上に温めてみても変わらず。

次回に続く

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2012年03月28日

BDF計量器選定作業12-03

昨日からの給油システムに関しての模索。
日本メーカーで、BDFに対応するに当り、適した流量計を探してみます。
商社からの回答ではエ〇〇ーバルは、ストレーナなしでも30万円オーバー。
エッグスデルタも10万円以上でした。
*********
既存システムと滋賀のポンプシステムメーカー(販社?)と会話し、エア圧送式の22万円位のヤツを最有力候補にするも…
高過ぎる!!!!
モット安いモノは無いのかしら?
5μS/cm以上なら電磁式流量計が使えます?
とある流量計測機器メーカーの営業が応えます。

BDFってどうだっけ?
腐った(変質した)BDFにしか使えない様子。
17万円程度のブツを案内されるも、ボツです。
*******
〇〇〇エンスで…
コリオリ式が15〜6万円?
他社に比べ、格段に安いですね…。
精度や使い勝手から見たら日本メーカーの中の最有力候補かも?
********
BDF装置販売会社のDさんにアドバイスをお願い致します。
計量器はK-24が実績あり?
滋賀のメーカー(販社?)では向かないと云われていた様な…?
*******
紹介戴いた販社?に問い合わせ、リーズナブル=ポンプ&計量器&オートストップ・ノズルを見つけました。
ポンプは、地元販社から購入した方が安いです。
計量器&オートストップ・ノズルを別途購入し、とある企業でこのポンプと組合わせれば、3万円位節約できるかも?
明日以降取りまとめして行きたいと思います。
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2012年03月07日

なぜ、BDFが普及しないか?12-03

3月8日訂正。
公文書は質問状を印鑑が入ったもので戴かないと、発行できません。
それでは、質問状をハンコを押して郵送しましょう。
送った質問状は…
質問状12-2-24.jpg
直ぐに送っていただける筈の回答は、結局1週間ほど掛りました。
戴いた内容にがっかり
1週間掛けてこの程度?
公文書12-03.jpg
混和量が少ない事が、課税対象であるか否かの判断基準としている事が曖昧・不明瞭な応えです。
2月23日発送の税務課の回答理論に基づいての質問状に応えると、税務課などの身勝手な判断が露呈してしまうのを恐れてのものと解釈できます。
燃料タンクで混和しているのは市販の水抜き剤や、アンチスモーク、エンジン清浄剤など多岐に渡ります。
微量なら、何%ならOKと法律の何処に書いているのかな?
量について勝手に判断できるなら、給油時の混和も非課税対象にできるでしょ?
県民の未来の為に仕事しろよ!パンチ

コレでは、知事に直接合わなければならないね?
知事に聞いても同じ応えですよ!

知事には聴くのではなく、条例作成などの行動をお願いに行くのです。
併せて知事の足を引っ張る方々の存在を教えなくては…。

相談の上、行動いたしましょう。

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2012年02月23日

なぜ、BDFが普及しないか?12-02part7

本日、秋田県総務部税務課調査・管理班長より、文書の回答がありました。
ご参照;
回答(H24.2.23).pdf
要約すると…
添加量1%以下の添加剤を使用しても課税しない。
給油の場面で、燃料タンク内でBDFと軽油が混合する場合は課税する。
との事です。

先の課税課・間税班に戴いた資料にはガイアックスの際の最高裁の判例が根拠として示されていましたのに…。
総務部税務課調査・管理班長は最高裁裁判官の解釈を凌駕する権利をお持ちの様子。
「軽油引取税の脱税を意図したものでは無い」とは?

秋田県の現状ではBDFを販売する所は皆無に近いデス。

運転時に燃料が不足して、やむを得ず給油する行為そのものが軽油引取税を脱税する意図を持っているか否か?

欧州でBDFに対応する車を販売する車メーカーが使用を止めてと求める日本市場。

その中で、愛車・故障のリスクを自己責任として使用する方々。
(そんな低レベルなBDFを販売しようとはしませんが)
自家消費なら経済的(軽油引取税回避)理由・意図があったと無理を言えば、云えるかも知れませんが…
経済的なメリットの乏しいBDF購入・使用者にその意図が在ると断言する理由が判りません。

秋田県知事がバイオ燃料を推進すると云った事を部下である筈の秋田県庁職員が足を引っ張る構図をもう少し追求したいと考えます。




posted by sasap- at 19:59| Comment(0) | TrackBack(0) | BDFの間違った常識?

2012年02月18日

低温特性とBDF12-02

=応えとして捉える場合が多いようです。
ソコに大きな間違いがあると考えます。
*******
材料による違いが在れど…
高純度FAMEを導くと、固まり方に違いが出てきます。
単純化すると云って良いでしょう。
Sample12-02.jpg
写真は幾日かの冬の日を過した後の気温0℃における状態。
右側は色づいて居ますが蒸留BDFです。
蛇腹の真空配管内部に在った変質グリセリド類が混入したものと思います。
ビン底の真っ白い結晶化したものと、モヤの様に全体に広がったもの。

樹脂ろ過が優れているとか、蒸留が良いとかではなく、原料成分と純度が大きく関与すると推察します。

8〜9割を占める―19℃以下で凍る液体を早期に凍らせる原因は何か?
もう一度問い直す必要があると考えています。

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2012年02月17日

なぜ、BDFが普及しないか?12-02part6

本日、秋田県地域振興局課税課間税班より電話が在りました。
昨年秋に、話し合い、添加剤入りBDFに課税しない旨決まったとか…。
それならモット早く知らせろヨ!!!!

担当が変わる度、回答が、態度が変わります。
首長がバイオ燃料推進の為の方便としか受け取れません。
首長が代われば態度を変えるつもりか?

公文書を要求いたします。
***********
秋田県・税務課のM主査が出してくれる?
イマイチ信用できません。

日和見的な公務員の回答にはヘドが出ます。

あるときは法律の厳正な(=血の通わない)解釈を解きながら、あるときは自分らの解釈を論じます。
どちらにおいても、責任は他所にあるか、公平に分担?

法律を自分らの都合で私物化しているとしか思えません。

秋田市建築指導課・都市計画課や、秋田県地域振興局課税課間税班・秋田県税務課の法律の解釈を弄ぶ態度に我慢がなりません。

今後、機会が在れば公然の元に晒したいと考えます。
(今まで録音した資料を公開とか…ナンテネ?)

秋田県、秋田市の場合、BDF事業を公の元に進めようとすると様々な障害に出会います。
一個人では、太刀打ちできない壁です。
後に続く者達の為に、技術面で、政策面で切り開く事が私の主題です。
裏にクソタヌキやクソキツネが居たら…併せて炙り出したい所です。


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2012年02月16日

なぜ?BDFが普及しないか?12-02part5

本日は、秋田県課税課間税班に指導を戴きに参りました。
アレ?
班長も代わった?
ヒゲのないバーナンキFRB議長に似た方は何処へ?
移動になりました。
根気ヨク通いましたが、最後まで名刺が戴けませんでした。
*******
今回応対戴いた班長も担当者も物腰柔らかく、名刺もいただけました。
軽油を混ぜなければ、登録は必要ない?
100%BDFでの販売であれば必要ないとの事。

でも、添加剤入りは課税対象だって指導いただきましたけど?
場所によって10月後半くらいからは、販売したいと考えております。
何せ、菜種が少なく、0℃近傍で固まり始める廃油が多いですから…。

炭化水素油を分離しての使用はできるか?
何PPMまで、または何PPBまで下げればよいか?
10月には登録は必要なのか否か?

3月末日前には回答いただけるとの事。
残り1ヶ月半。
回答が待ち遠しいですね。

posted by sasap- at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | BDFの間違った常識?

2012年02月15日

なぜBDFが普及しないか?12-02part4

本日は、秋田市環境部に…
以前から相談し、ご指導を戴いておりました。
最近には…工場建設を請け負った会社の給排水工事業者からの依頼?から事業計画の詳細書類の提出を行います。

廃食油は有価物として扱われる以外は殆どの場合は廃棄物として認識されます。
事業としての継続性(=廃食油供給業者とBDF消費者の確保や廃グリセリンが有価物としてどのように扱われるか)を吟味する様子です。
廃グリセリンが今後の市場原理で有価物の立場を失ったら、最終処分場での焼却処分も視野に事業構築します。

実際には、グリストラップと油水分離槽に混じる油類の量についてディスカスして欲しかった様子。
容器に付着した油を洗浄します。
給油作業が在った際の漏れ量は…殆ど無いと考えますので…
油水分離・グリストラップ各容器となる容量は充分過ぎると思います。
*********
廃グリセリンを洗剤として使って、全てグリストラップや、浄化槽に垂れ流す場面では…。
グリストラップや浄化槽の能力不足・容量不足が懸念されます。
S社のクソ営業が、何の注釈も無しに、案内していたようです。

明日は、最後の関門?
秋田県課税課間税班に赴き、BDF製造所としての届出のご指導を戴きます。
小生が昨年ご指導戴いた担当者は既に移動となったとの事。

鬼が出るか?蛇が出るか?
意外とスムーズに済んだりして…。
明日が待ち遠しいですね…。

posted by sasap- at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | BDFの間違った常識?

2012年02月05日

蒸留BDFの課題12-02

間もなく、長期に渡り故障=修理していた蒸留BDF装置が動き出すとの事。
ここで、蒸留BDFの課題について整理しましょう。

購入の動機になったのは、無色透明さという見た目が大きいでしょう。
沸点の違いから、蒸留してメチルエステルのみを取り出していると勘違い。
簡易試薬でも多量のグリセリドを含んでいる事を過去に示しました。

蒸留操作の際の残渣は2割程度だったかな?
1割程度にする為、釜温度を200℃→220℃に上げた処も在った様です。
********
モノグリ以外にジグリも混ざっていることでしょう。
100%メチルエステルを造るなら…歩留りを気にせず、190℃とか…
釜温度を下げてみると良いでしょう。

沸点の高いモノグリなどの蒸気はメチルエステル蒸気の下側に滞留しているでしょうが…
温度を上げると徐々に上方向に登り、メチルエステルに混じって凝集タンクに移動するようです。
蒸留塔には高さが欲しい処ですね。
*******
先のメチルエステル反応の反応率が悪いと、蒸留残渣が3割以上になる場合も…。
反応が1段で、しかも短時間の場合、ヨク陥る様子です。
*******
では、モノグリ・ジグリが入った透明蒸留BDFには良さは無いのか?

スターチ・小麦粉の炭化物などの固体のものや、トリグリセリドなどの減少により、残留炭素分が減少する傾向があります。
0.3%→0.1%の残留炭素分を守りつつ、蒸留残渣を5%にする事は反応率がカギになるでしょう。

固体物質が要因での燃料フィルター目詰まりも防げるでしょう。
*******
蒸留BDFには装置故障要因で、劣化・酸化・変質などが懸念されます。

装置の特性を把握し、高品質安定に心配りましょう。




posted by sasap- at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | BDFの間違った常識?

2012年02月04日

粗悪乾式BDFのせい?12-02

とある場所で。
DPDフィルターに蜂蜜のような感じでこびりつきます。
こびりつきが酷くなったら交換するしかないようです。

ハニカム構造から蜂蜜になった?
色味からきたものか?
現物を見ていないので、考察してみましょう。
*******
ディーゼルエンジンで…
スート(黒煙)が出やすい状態は…エンジンコールド時。
登板時や急加速時。

噴射ノズルの霧の状態が悪い場合など。
********
BDFにおいて成分分子が大きい(トリグリセリドなど)状態。
(低エステル率BDF)

ここにK(カリウム)などの触媒成分が多く残ると、スートがハニカムにカラメル状に付着すると思われます。
今度メーカーからサンプルを戴き分析してみたいと思いますが…。
いただけるかな?

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なぜBDFが普及しないか?12-02part3

昨日、建築主事らが直接来訪し、経緯の説明と今後についての話が在りました。
建築指導課の課長が兼務しているようです。
路が一本だけ開けた感じです。
後が無いだけに進んでよいモノかどうか…早急に決断を迫られます。
3時間に渡る意見交換と説明とお詫びを戴きました。
*****
第二種住居地域ではない?
都市計画の…B地区?ナンノコッチャ?
第一種低層と第二種低層の用途地域に分類される建物はOKとの事。
2段階制限の緩いモノが、特別許可の範疇とか…。
頭が悪くてヨク理解できません。

用途地域から更に制限が掛っている様子です。
起業・職業選択の自由を代償に何が得られるんでしょう?

個人の自由や力を削ぐやり方は、地方を疲弊させます。
個人を活かせる街づくり、災害に強い街づくりが理想では?
*******
都市計画が優先され、特定行政庁から、市長へと許可担当が変わるようです。
市長への許可申請はどうすれば良いのですか?
直接手紙や、市長秘書課を通すか、市長に面談するか…です。

都市計画法は昭和43年に制定された様子です。
ご参照http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%BD%E5%B8%82%E8%A8%88%E7%94%BB%E6%B3%95
集中型の制定で、見た目の機能?が重視され、災害などには脆いことが露呈したばかりなのに…
現実との乖離に気がつかないのかな?
コミュニティの多様性・地域性にこそ持続性があると思います。
全国画一的な判断基準は、平時の平和ボケした霞ヶ関が作り出した幻にしか過ぎません。
盲目的に従う姿勢が哀れです。
秋田は秋田の地域特性にあわせ、個人の自由と力を活用しましょうよ!
********
特定行政庁が例外的に認めた案件に同意する建築審査会が60日必用とか…
民間ならアリエネー!
合理化して2,3日で済ませる工夫をするでしょう。
エリア毎の定期調査、委員を複数任命して都合のあう方達でTV会議とか…ETC.

先に説明が二転三転した都市計画課のS氏も以前建築指導課に居たとか…。
建築審査会への申請用紙は電子データで準備していてものの5分も掛らず印刷して手渡し可能との事。

メンドクサイから、ここ数年間、開かせないようにしているように見えてしまいます。
メンドクサイから、通常業務優先で、個人の権利を無視しているように見えてしまいます。
(個人の主観です)

不透明さは拭えず、ISO9001の導入や事務効率向上を民間の知恵を入れて行えば、個人の権利を
毀損せず、行政サービスが行えると思います。
(それじゃ、マンパワーが余っているのがバレルかな?)

次回に続く

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2012年02月02日

なぜBDFが普及しないか?12-02part2

本日、市長秘書課A氏よりメールが在りました。
東京から帰って明日、関係課長と協議します。

市議会議員の方にも相談しておりました。
お忙しい中、TELが…。
今までの経緯を要約して説明いたします。

あとは、知事へのアポをどうするのか?
思案は続きます。
********
ネットで「建築審査会とは」とすると、
特定行政庁が例外として認めた事例の同意と不服申し立ての裁決などが業務と在ります。
ご参照;http://myhome-c1.j-fudosan.com/047.html
例外として認める=裁量は特定行政庁が持っている事になります。
そのことについての説明は今まで一切在りません。
建築審査会だけが持っているような言い回しです。
しかも不服審査請求しないと審議していただけないとも…。

秋田市だけ特別に裁量の範囲が狭いのかナ?
Y市にBDF工場を立てた際の裁量の経緯を聞きます。
答えは未だ届いていません。

BDF関係ののMLにも情報提供を呼びかけますが、未だ管理者から配信されておりません。
*********
昨日の録音を暫し聞きます。
都市計画課のU氏の上司?S氏の建築審査会=不服審査に関し、都市計画課・建築指導課の裁量範囲の説明が二転三転いたします。
不服審査請求の為の書類が欲しいと再度強く迫りましたが、今もって戴けておりません。
******
そもそも、施主の権利を明記したものが全く配布されないし、不服審査の申請書類も戴けず。
建築確認申請の際の拒絶理由を口頭のみで済ませる事も不満です。
(後には判断した担当者もあやふやになってしまいます。)

そのあとに渡された書類にギョットいたしました。
文面にはコチラの都合で申請を取り下げます旨書かれていて、判を押せとのこと。
工場建築を依頼した建設業者の一級建築士から渡され云われました。
え?これっていつもの手続きなんですか?
ハイ、そうです。
後々の責任回避の為の強制書類に観えてしまいます。
(私の主観です)
押印して大丈夫なのかな?
不安は募るものの…
なすがままに押印いたします。
*********
明日には市長秘書A氏より回答があるものと期待して止みません。
出来れば朗報である事を期待いたします。
*********
出来る事を全て行動に起こし結果を待ちたいと考えますが…
あと、何が出来るでしょう?
暫し、思案いたします。
posted by sasap- at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | BDFの間違った常識?

2012年02月01日

なぜBDFが普及しないか?12-02part1

先月からのシリーズです。
秋田県Y市の建設部建築住宅課の指導担当のY氏から回答を戴きました。
以下に要約します。
BDF工場(勝手に仮称します)は、集めて保管する動植物油を実験的にBDFに精製するから、工場ではないと判断。
「特定行政庁が安全上若しくは防火上の危険の度若しくは衛生上の有害の度が低いと認め、又は公益上やむを得ないと認めて許可する」業務は特定行政庁(秋田市)の建築指導課が窓口なので相談したらいかがか?
*******
Y市のBDF工場が建設されている土地は、第二種住居地域との事。
建設当時の記事を見ると、100L/7時間の装置の様子です。
(D社製装置の様子です=現物を観る事は出来ていませんが…)
*******
本日も秋田市役所・建築指導課・都市計画課に伺います。
その前に…
市長へのアポを試みます。
秘書課のA氏に会う事ができました。
秋田市の協力が得られないので、県の助成金事業が頓挫しそうです。
ETC.
詳細を調べて、後日連絡いたします。
何時ごろでしょうか?
今週末には、ご回答したいと思います。
もう殆ど時間が無いのでなるべく早めにお願い致します。
本当に、後がないんです。
*********
その数分後に建築指導課・都市計画課に行きました。
おや?と感じたのは、一昨日より、建設的(前向き)な会話が出来たように思います。
日本全国に数百箇所のBDF事業所があり、様々な用途地域にありますが、今回のような問題は起きてません。
事例を紹介していただけませんか?
関係者にお願いしてみます。
顧客情報の絡みで、どれだけ開示いただけるかわかりませんが…。
ETC.
もう時間が無いので県の助成金事業を成功させる為にあらゆる可能性を並行して考えてください。
ETC.
48条にある建築審査会を通すとなると、通常2ヶ月掛ります。
初めて聞く名前です。
建築審査会はこちらかな?
ご参照;
http://zenkenshin.jp/03/index.html
(これが該当するかどうか、後に確認いたします。)
********
BDF装置の販売をおよそ100件(以上?)ほど手掛けた装置メーカーにお願いいたしました。
この間エコプロダクツに行く際、訪問させて戴いた装置メーカーの中の1社です。
ブログ観てますよ。
他処では住宅街であっても消防法を守っているなら即OKでしたよ!
データ・メール送付は今週一杯時間を下さい。
顧客の了解を戴かなければいけませんので。
ETC.
開示できる範囲で結構ですのでなるべく早めにお願い致します。
*******
はじめは第二種住居地域で申請するも、工場だからダメと言われ。
準工業地域を探せとの指導で、近場で探して進めたら、
危険物を製造するからダメと言われ。
工業地域、工業専用地域を探せとの指導で、とある企業の好意で工業専用地域を探すも、給排水に難があり、簡易トイレしか置けない様子。
しかも販売(店舗)が出来ない。
どんどん当初の理想からかけ離れてゆきます。

建築審査会を通るBDF事業しかも県の助成金事業。
全国初のケースになりそうです。
秋田市は厳しいね!?
とあるBDF関係者の方の言葉が胸を過ぎります。
********
秋田市長(秘書)への陳情が功を奏するか否か?
問題が起きた4ヶ月ほど前なら余裕を持って間に合ったかも知れません。
知事への陳情も試みていますが、スケジュールが一杯で、未だ実現しません。
手紙なら、見ていただけるかな?思案は尽きません。
帯状疱疹の一因(ストレス&眠れない)には間違いなく、この案件が有ります。

次回に続く(進展が在れば…ですが)


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2012年01月30日

なぜBDFが普及しないか?12-01part2

本日、秋田市都市計画課に再度指導を戴きに参りました。
今回は、前回の指導ミスをやらかしたU氏の上司?のS氏にも同席戴けました。
今後の成り行きでは、云った・云わないが、取りざたされる可能性が在るので、録音の許可を戴き、言質を取りました。
*********
ダメな理由を示してください。
建築基準法の別表のコピーを示しながら…
準工業地域では危険物の製造が出来ない旨を伺います。
どうやら、先の指導の間違いに対しても、責任回避の理論武装に終始する様子です。
あのう、行政庁が安全上の危険の度合いや衛生上の度合いで、認めていただける場合が在ると聞いたのですが?
48条ですか?
何条かは知りません。
通常聞かれなければ、答えません
こちらは、素人なので、そういった条項がある事も知りませんので…(聞けないでしょ?)
そのコピーをいただけますか?
ETC.
秋田市(消防)予防課の指導を戴いているし、指定数量も1を将来に渡って超えない事業です。
ETC.
説明資料を見せながら(後受け取っていただきました。)
(この度の)県の助成金事業が成り立つ助言を伺いたいのですが…
ETC.
彼らから案内されたのは、工業地域、工業専用地域を探せとの趣旨でした。
彼らからの指導は今回の県の福祉関連助成金事業の理想からドンドン遠ざかります。

彼らの仕事ぶりを観て感じたのですが…
県の助成金事業でアレ、何でアレ、杓子定規に裁定するイメージに感じました。
48条の一文の存在を隠したいイメージも…。
彼らの仕事ぶりは憲法13条よりも基準法の秩序が大事な様子です。
*********
BDF工場が準工業で成り立たない理由は、建築基準法の中の第三節の用途地域に関する条項。
第48条の10
「準工業地域においては別表第二(ぬ)項に掲げる建築物は、建築してはならない。ただし、特定行政庁が安全上若しくは防火上の危険の度若しくは衛生上の有害の度が低いと認め、又は公益上やむを得ないと認めて許可した場合においては、この限りではない」

別表第二(ぬ)項には、
一の(二)に
「消防法(昭和23年法律第百八十六号)第二条第七項に規程する危険物の製造)(政令で定めるものを除く。)
(その下の欄には、「政令=未制定」とあります)

消防法が規程された時代にはBDFの存在・製法も在りません。
**********
BDF事業が成り立つ場面を彼らの指導の元にまとめてみたいと思います。

工場が建てられる場所は、工業地域、工業専用地域の2地域に限る。
ただし、工業専用地域では店舗(販売行為)は出来ない。=自家消費のみ?

建築基準法は、憲法13条を出来るだけ毀損しない最低限の規則の様ですが、実際には、グウの音も出ないほどガンジガラメです。
「特定行政庁が安全上若しくは防火上の危険の度若しくは衛生上の有害の度が低いと認め、又は公益上やむを得ないと認めて許可した場合においては、この限りではない」
この文言を案内しないベクトルでの今回の指導は、憲法よりも、秩序を重んじているように感じました。
(ある意味、許可の可能性を勝手に「認めない」と判断して案内していない様に見えました。)

*********
建築基準法に書いてあるままに判定するだけなら、パソコンソフトで判定すれば、都市計画課や建築指導課等をリストラ出来る気がします。

今回の県の福祉助成金事業が成り立つ為の残り時間は最早殆ど在りません。
今回の県の福祉助成金事業が秋田市都市計画課に潰されそうと云っても過言では無いでしょう。

次回に続く…カモ?
(準工業地域にBDF工場を建てたと思われる秋田県Y市からの回答待ちです。)

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2012年01月27日

なぜBDFが普及しないか?12-01part1

秋田市の場合、都市計画課などに問題が在る様子です。
先に訪問した際、BDF工場は準工業地域や工業専用地域に建てられると云いましたよね?
U氏
よく調べたら、準工業地域には建てられない事が判りました。
ETC.
兎に角、建てられません、
********
引火物を取り扱う工場は建てられないとの事。
ガソリンスタンドが建っている地域は指定外で、問題ない?
秋田県の全てのBDF生産所が工業専用地域にあるわけでないのに…。
秋田の他所では役場が行っている所もあるのにね…(笑)
ご参照;http://www.city.akita.akita.jp/city/ur/im/keikaku/08gis/tiikitiku.pdf
の3ページ目の表の下側
上手くアクセスできない方へ
ご参照;秋田市都市計画課HPより.pdf
無理やりこじつけている様に伺えます。
******
口頭での回答に終始するのは責任逃れの為の方便でしょうか?
秋田県の助成金事業を秋田市都市計画課がつぶす構図。
今後掘り下げて行きたいと考えます。

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2011年12月23日

クソBDFの使い方11-12part2

笹村さん、クソBDFなんて云って大丈夫ですか?
私は、ダメなものは、本人の前でもダメと云いますよ!
良いものは、良いと云います。
*********
秋田市某所屋外にほったらかしのクソBDF
気温一桁でロシナンテ号は不具合を起しました。
12月22日朝は放射冷却も手伝って、氷点下です。
hottarakasi11-12-22-1.jpg
底にある澱は固さを増し、密度も高めているような?
上にリングが出来ていたので、振動を与え。沈めてみます。
hottarakasi11-12-22-2.jpg
午後からは雨が…
23日以降は、吹雪が続きそうです。
添加剤混入も、多段ろ過もしてません。
7〜8割は、透明な液体が得られそう。
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2011年12月21日

廃油の話11-12

小口で集めると…
以外に、キャノーラ油(又は菜種)廃油は少ない様子です。

完全に固まる廃油、
液体、混濁層、固形物層の3層程に分かれる廃油
液体が殆どを占める廃油
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bunnri-abura11-12.jpg
写真は3層に分かれるもの
上澄みのみを使うのが、原料油脂におけるWinterization
相馬油脂さんがずっと以前から実践していました。
ekitai-abura11-12.jpg
この写真は殆ど液体の油。
冬に適したBDF原料油脂として、キャノーラ油があります。
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ペットボトルで、固まる油と液体の多い油の違いを観ると…
hikaku-abura11-12.jpg
不況になると…卸の安売り油に飛びつく傾向が在る様子。
必然的にキャノーラ油は少なくなり、冬に適さないBDF原料油が増えます。
パームオレイン入りが結構やばそう!
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米油であれ、パームオレイン入りでアレ、使えるようにする事は技術屋の務めと思います。
体系化し、今年度中にアップを目指しましょう。
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秋田市の某所屋外にほったらかしのクソBDF。
5度前後の気温でロシナンテ号のエンジン始動が出来なくなったもの。
12月14日時点ではこんな様子。

hottarakasi11-12.jpg
氷点下1〜2℃で大部分が液体です。
底の部分に白いモノが堆積し、液体中に新たな結晶化物が見えます。
12月22日朝はどんなかな?
楽しみです。

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2011年12月13日

クソBDFの使い方11-12

気温5℃前後で、愛車ロシナンテ号にエンスト・不具合を招いたクソBDF。
水洗い(湿式)方式BDFです。
原料廃油の植物由来を特定しようとしない、反応率を確認しない…
低反応率である事はマチガイナイ。
写真は
1週間ほど外に置いた?当該サンプル瓶。
12月8日と、9日のもの。
2011-12-08.JPG 2011-12-09.JPG
白いモヤ(澱?)は下に集まり(沈降?)し始め、液体部分は大分クリアになります。
液全体をじんわり冷やしながら遠心機にかければ、時間軸でより短時間にこの現象が導けるはずです。
ヒマがあったら、研究費があったら、是非トライしたい実験です。
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曇り点近傍の液温で、静電浄油装置に掛けたら…?
恒温槽と静電浄油装置を合体させたら、面白いかも?
徐々に液温を下げると、歩留り最高の低温特性が良好なBDFが得られるでしょう。
(ゴメンナサイ、この間云うのを忘れていました)

求める結果(理想、ベクトル)に間違いが無ければ、応え(方法)は沢山在ります。
より、理想に近づくことが肝要。
手段に固執する余り、求める結果が中途半端に終わります。
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2011年12月12日

BDFの汚染度は?11-12part3

軽油代替燃料=BDFと言いながら、動粘度にしろ、汚染度にしろ、キチンと軽油と比較された資料が少ないです。
(全く無いといっても良い?)

今回、静電浄油装置メーカーの協力を戴き、軽油の汚染度データなどを1件戴きました。
その結果は…
汚染度は0.5mg/100mL
水分50ppm
動粘度2.35mm2/S(40℃)
100mL中のサイズ別粒子数は、
100μmオーバー…………0個
50〜100μm……………20個
25〜50μm……………222個
15〜25μm……………458個
5〜15μm……………3216個
3〜5μm………………6164個
2〜3μm……………15416個
静電浄油処理した廃食油上澄みや、BDFより多い?

あくまで、1件ですので、軽油の全体像を把握するには、今後10件程度のデータ収集が必要と思います。
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汚染度に関しては、目安となりますが、あくまで目安と思います。
フィルターの異物捕集能力と限度を踏まえて、顧ると…。
静電浄油で改善できる重量は0.2,3mg/100mL程度。
(時間を掛ければ、もう少し多いと思います)

0.2mg/100mL=0.2g/100L=2g/1000L
燃費を10km/Lとして、
走行距離1万kmで2gの異物重量。
燃料フィルターの捕集能力ってその程度でした?

常温でのフィルターの目詰まりにはリターン燃料が関与している気がします。
*********
動粘度から観ると…
BDF規格は、今回の軽油の動粘度の倍近い数値。

脂肪酸グリセリドや飽和脂肪酸MEなどの高融点物質を抱えての動粘度は高くて当たり前でしょう?
抱えている高融点物質を無くしたら、BDFの動粘度はどうなるのか?
その辺に全くメスが入らない事が残念でなりません。
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ご参照;http://kankyou-system-p.sakura.ne.jp/sblo_files/kankyou-system-p/image/ka-bu.JPG
議論する事に置いて、
クソBDFは沢山の高融点物質を抱えている事。
―40℃、―20℃対応BDFは少ない事。
低温域で同一温度で軽油と比較しているデータが皆無?な事が事態を不透明にしています。

裏技に近いですが…低温対策を高度に行う手法の一つとして、―40℃対応BDFに低粘度の炭化水素油でない液体を混ぜる手も在ります。
応えは幾つも在りますが…市場の求めるベクトル(理想)が間違っている為、混迷が続きます。




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2011年12月04日

BDFの汚染度は?11-12part2

静電浄油装置で何処までキレイになるか?
6時間をかけて処理した結果は…
100μmオーバー…………0個
50〜100μm………………2個
25〜50μm………………40個
15〜25μm……………198個
5〜15μm……………3668個
3〜5μm………………4612個
2〜3μm………………6241個

汚染度は1.1mg/100mL→0.8mg/100mLへ
水分が少ないほど、液温が低いほど静電浄油効果が高い傾向が在るそうです。
汚染度が高いほど、高価なフィルターの交換頻度がアップしてコストが高くなります。
プロセスに上手く組合わせて、使用される事が望まれます。
********
BDFの理想の結果は低コストで異物ゼロです。
燃料フィルターに負荷を与えるレベルでは、ママゴトと云われてもしょうがない。

コモンレール方式、ユニットインジェクター方式など、最近のディーゼルエンジンの燃料フィルターはデリケートになってきている傾向があります。
応えは簡単です。
全てに問題なく使えるBDFに仕上げれば宜しい。

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