2012年10月16日

気になる記事たち12-10part2

先日の記事に対するアクセス数が凄いので、補足いたします。
さきがけ新聞より
時系列で
当該会社は07年1月に神奈川県厚木市にバイオ燃料会社として設立。
(代表者N氏の論文を過去に入手いたしました。)
08年には、(私を含めBDF業界関係者の良く知る)秋田市内の会社とバイオ燃料の試験製造を始めた。
(記憶が定かではありませんが、98.6%のエステル含有率を示していた様子です)

10年4月には大潟村の誘致企業として村東4丁目のゴミ焼却跡地に建設された。
11年6月に一部は売却されていること、残った設備は使われず放置されていた事が記載されています。
*********
09年10月中旬〜12月上旬の予定で建設が進められたが、10年4月8日に大潟村にBDFと軽油の混合設備として完成された様子。
09年11月には求人もあった様子。
ご参照;
http://www.ogata.or.jp/upload/content4/200910.pdf
ご参照;http://www.ogata.or.jp/upload/content4/200911.pdf

ご参照;http://www.ogata.or.jp/upload/content4/201005.pdf
**********
僅か1年2ヶ月?の間で、事業停止、設備売却が進んだ事になります。
関係する会社は、今はHPや、秋田市の企業情報などの閲覧が出来なくなっています。
次回掲載はマスコミの次の発表待ちです。

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2012年10月14日

気になる記事たち12-10

本日のさきがけ新聞の社会面P25.
補助金で設置の廃油利用設備
農水省に無断で売却
大潟村の設備
会計検査院が指摘
*********
屋外に60kLタンク4基?
防油堤やら消防設備などを入れても1億4千万円もするのかな?
何にそんなに掛ったのか?疑問です。

240kL×5%で…12kLのBDFがB5軽油燃料として必用。
32.1円を県に払うとして、385,200円。
B5軽油として、付加価値付けて高値で順調に売れれば、問題無かっただろうに。
*******
東京都千代田区の会社に7300万円で売却された装置は、名古屋市の環境関連会社に転売されたとか…。
補助金交付決定前に工事着手していたのを日付を誤魔化して補助金を受けていたらしい。
設備売却は補助金返還して事業を清算した上でしないといけない様子。
農水省の補助金との事で、今後の行方に注目してゆきましょう。
*********
秋田のBDFに関して…。
何であの方はこうも問題を起こすのか?
残念でなりません。
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2012年09月04日

エンジンオイルとBDFの話12-09

先月からのシリーズです。
とある車メーカーとの会話。
え?未だポスト噴射しているの?
はい、わが社のDP☆システムではポスト噴射でPMを処理しています。
ですがエンジンオイルに軽油が混じる量は初期に見られた焼付く寸前のサラサラ状態からは大分改善されています。
噴射量の条件をエンジンの状態を細分化して管理・制御すれば可能でしょうねETC.
********
エンジンオイルがサラサラになるまで放っておいた責任はユーザーにあります。
(多少、システムの出来のバラツキはあるでしょうが…)
昔の質実剛健なディーゼルは、今はデリケートです。
温度・圧力・流量・時間・ETC.と多数のパラメータを監視しながら制御されます。
オイル交換頻度を勝手に延長したり、オイル量をレベルゲージでチェックしろというのにしなかったり…。

エンジンオイル交換時期を誤ると、エンジン焼付きが起きても自業自得。
メーカー責任を回避する為に、エンジンオイル交換警告灯でユーザーに知らせるシステムまで出てきた様子です。
*******
BDF(脂肪酸メチルエステル)と軽油の蒸発点(沸点)の比較をされている所は皆無です。
ただ、言える事は、トリグリセリドは軽油より沸点が高い事。

出来の悪いBDFはポスト噴射において軽油より多く、エンジンオイルに混入すると云えるのでは?
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2012年08月28日

エンジンオイルとBDFの話12-08

DPF、DPD,DPR搭載車ではエンジンオイルが増える?
最近の、排気管に直接燃料噴射させるタイプではそういった現象は無いようです。
(ユーザーからの生の声も聴いてみたい所です。)
*******
初期に置いて、燃料噴射の仕方が不味かった。
パイロット→プレ→メイン→アフター(三菱ではアーリーポスト)→ポスト(三菱ではレイポスト)
と5回もの噴射を一回の燃焼で行っている。

問題はPMの燃焼に必要なHCを供給する事の為のポスト噴射でエンジンオイルに軽油が混じる事が言われていました。
BDFではエンジンオイルへの燃料の混入は無い?
オイルメーカーの分析を経ていない根拠の乏しい話があります。
おそらく、違いの判らない素人BDFメーカー・エンジニアの話と思われます。

ソレに騙されたユーザーはエンジンオイルの点検もしません。
********
軽油と同等以上に点検は必要でしょう。
(オイルパン底部のスラッジ量なども)

がっかりなのは、体系的に説明できるエンジニアと秋田で出会えていない事。
BDFの進化の方向性が定まらないのはこの辺にも要因が在りそうです。

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2012年07月05日

BDF洗浄廃液12-07

本日、5KL程(直径2M、胴高さ1.5M、下部=コニカル=円錐)ステンレスタンクを60万円位で造っている企業にお邪魔しました。
今後の流れで、お世話になるかも知れません。
*******
BDFの洗浄廃液は、何処まで、キレイ?になるか?
動粘度を下げるためのみ=レベルのBDFの洗浄廃液は、兎に角汚い?

BODは8万〜13万mg/Lとか…。
18万mg/Lという方からの相談に応える数値はコチラです。
本日、データを戴きました。

特許出願技術装置で処理したBDF。
反応追い込みと共に触媒を吸着処理します。

その後に真空脱水したサンプルを試しに洗浄します。
BDF:水は5:1
今回は酸化防止剤は入れません。

検査結果は…
COD-BOD12-07.jpg
BODは今回10,000mg/L、CODが9,700mg/L
もう少し、低い方へ追い込めた可能性はありますが、前回データと併せてこんな処でしょうか?
貧乏な私は、今後特許に関する検査データを集めなければならないので、COD,BOD検査は中断します。

アシカラズ!
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2012年06月26日

いろいろ12-0part4

本日、ロシナンテ号が燃料切れで停まりました。
写真は後日。
en-suto12-06.jpg
1000kmまで60.3kmほど足りなかったかな?
燃費はタンク容量55Lとして、17km/Lに僅かに届かなかった?
五城目〜黒川〜上新城道川〜添川〜マックスバリュー広面の山道を、暑い時、雨降りの時は、エアコン掛けて。
主な走路として走ります。
エコランは特にしていません。
実燃費としては、まぁまぁかな?
**********
洗浄廃液の検査機関から中間報告。
BOD値を正確を帰す為、再検査?

で、幾つでしたか?
BODが10,000mg/L辺りです。

CODは?
9,800mg/Lでした。
ETC.
来週に正規の報告は延期いたしました。
********
え?今日測定しているのですか?
ガスクロサンプルとしての反応途中サンプルを造りましたが、2週間近く放って置かれたのは想定外。
メタノールは少なくしましたが…触媒成分は、サンプル作成時間軸で、数百→数十PPM存在するはずです。
保管温度は低くお願いしましたが、水分で変化する、温度で変化するETC.

各ピーク値に注目して、傾向性が見えなければ、検査自体が無駄足に終わるかも知れません。
今回のサンプルの性状を正しく理解出来ていなかったのかな?

今後は検査スケジュールを把握してお願いしなければならない様です。

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2012年06月20日

いろいろ12-06part1

洗浄廃液のCOD、BODの検査をしたBDFを真空脱水したら、意外と比重が軽かった事が発端です。
0.88〜0.94の比重計が底まで沈みます。
本日、0.82〜0.88の比重計が入りましたので、試しに別サンプルで測って見ます。
BDF-no-hiju12-06.jpg
液温24.6℃位で比重0.877位?
液面高さから観れば、プラス0.0002〜4の間くらいかな?

原料廃油が同一成分だとメチルエステル含有率が向上すると比重が低くなる傾向が在ります。
以前の測定サンプルでは…0.876位のような…?
今後の測定が楽しみです。
********
比重を測ったサンプルは…洗浄廃水のCOD、BOD検査用です。
酸化防止剤をわざと入れませんでした。
結果、心理的に加温時間を短くした為か、僅かにメタノール臭が…。
2kaime-COD&BOD-sample12-06.jpg
写真は湯煎加温した後にお湯を入れてシャッフルした直後。
じきに下側に透明な水の相が現れます。
本日、検査機関に検査を依頼しました。
*******
昨日の曇った反応槽の粗BDFを反応追い込み装置に通して24時間後。
分離できた廃グリセリン量は…
guri-no-ryou12-06.jpg
反応槽が底が平らな寸胴なので、廃グリセリンが初期に混じります。
装置はそれに動じず、反応を進めるようです。
24時間後の35℃の反応槽は…
yoi-hannou35do-sonogo12-06.jpg
フラッシュを焚くと黄金色に輝いて魅力的に観えそうでは?(笑)

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2012年06月17日

黒い油12-06

黒い油は具材を高温で揚げた事を意味します。
長く使っていると当然AV値も悪くなります。
AV値の良い黒い油は存在しない?
kuroi-abura12-06.jpg
写真は、某所から回収した油。
天カスやら、フライヤー底の炭化した小麦粉を大量に含みます。
AV値は…
意外にもAV0.5
AV-kuroi-abura12-06.jpg
色味に頼るのは…素人には難しいでしょうね。
********
反応を高率に導く為には…
様々な原料の特性を数値で把握することが肝心。
posted by sasap- at 19:30| Comment(0) | TrackBack(0) | BDFの間違った常識?

2012年06月11日

BDF製造過程の洗浄廃液12-05part3

先月からのシリーズです。
無水BDFを無理やり洗った洗浄廃水のCOD、BODの検査を依頼した検査機関から報告が在りました。
BOD-COD12-06.jpg
結局、
CODが17000mg/L
BODが1500mg/L
BODはCODの1/10程です。
******
BODがCODの1/3〜3倍と言ったのは、測定者の経験値です。
文章でのコメントは出せません。

酸化防止剤の影響は無いでしょうか?
酸化防止剤無しの洗浄廃液を確認しないと何とも言えませんね。

商売上手ですね。
今月は出費が嵩みましたので、来月辺りに余裕が在ればお願いしましょう。
*********
問い合わせの方に対するBOD目標数値はクリアしたものの…
洗浄廃液を浄化槽で処理することは、浄化槽メーカー、あとは保健所などに相談が必要でしょう。
(CODが高いので…)
******
今回の無水サンプルは、途中で反応追い込み装置への循環・送液が(エア配管破損により)止まっていましたので、理想の形ではない可能性が高いです。
今後は、時間毎のエステル変換量をグラフ化し、スリーナイン(99.9%)を狙いましょう。


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2012年06月04日

BDF製造過程の洗浄廃液12-05part2

先月からのシリーズです。
無水BDFを無理やり洗った洗浄廃水のCOD、BODの検査を依頼した検査機関から連絡が在りました。

BODについてやり直しさせていただけませんか?
どういうことでしょうか?
CODの値に対して余りにも低い値が出ましたので…。
どういう意味ですか?
通常、BODはCODの1/3〜3倍の範囲です。

今、出先なので筆記用具が在りません。
40分後に戻りますから、その際に数値をお願いします。
ETC.
*******
COD値が17,000mg/L
で、BODが1,400〜1,500mg/L(概算値)
通常の下側で行くと6,000mg/L位が妥当との事。

来週まで、最終結果はお預けです。
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2012年05月28日

BDF製造過程の洗浄廃液12-05part1

水洗い(湿式BDF)の方からのBOD相談事項。
とある書籍では、8万〜13万mg/Lとか?
18万mg/L×〇〇Lの廃液処分をどうしましょう?
私は洗わないので、××研究所に相談したらいかが?
*******
BODの数値を上げる主なものを考えてみましょう。

鹸化したもの。(触媒成分を多く残して洗うため)
鹸化と共に、BDFと水がエマルジョンと成ったもの。
メタノール。
グリセリン
その他イロイロ
********
今回、理想条件で造ってはいないけれど、無水で仕上げたBDFをわざと洗ってみました。
musui-arau12-05-02.jpg
気温12度位を過していますので、60℃の給湯にて湯煎します。
(周りに熱を奪われ温燗程度ですが…)
musui-arau12-05.jpg
既に、1400mg/L酸化防止剤が入っています。
洗浄廃液は極めて透明なれどBDF2L&水400ccで行いましたので2800mg/L水に移る可能性が…。
(特性上ソンナに多くないとは思いますが…)

BOD、CODを本日、検査依頼いたしました。
結果は来週水曜日辺り…。
検査結果が楽しみです。
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2012年05月15日

いろいろ12-05part3

BDFはどうなるか?
最近もそういったキーワードがあります。
ME100%を目指していない処は…今後消えるでしょうね。

装置メーカーにおいては…
反応装置でME変換率で96.5%を保証するメーカーを知りません。
その他では…
前処理に置いて、後処理に置いて、ME100%に導く知恵を持っている処は稀有です。
顧客で不良品が発生した言訳に滴定の仕方が悪かったとか?
数字で保証できない方々が高価な?薬剤などを売りつけながら責任回避をする様子デス。
*******
100%MEへのベクトルの頂上付近におられる方々は抱える問題が少ない。
その麓付近におられる方々は抱える問題が多過ぎる。
上を目指す志が無ければ…
その抱える問題の解決方法は私には応えられません。

頂上を目指す知恵は持っていますが…?
頂上付近に居れば、観える景色(問題)も違います。
**********
出合ってからもう7年?
未だにME含有率93.5%の数字を出されても…。
自力でやると以前に仰った筈では?
*********
自分の造ったBDFで車が走ったがゴールで、ME変換率はどうでも良い。
結果、コモンレールエンジンシステムを持つ様々な車で故障を経験。
数百万〜数千万円?の修理代と言う高い授業料を払った後に…。
ドウシタラヨイデスカ?

BDF造るの止めたらいかが?
上を目指す向上心が無い方にはそう応えます。
*********
ME変換率やME含有率の言葉遊びをしても、結果がネ?
常に伴っている?
言葉遊びは必要ない。

数値結果を保証できたら、皆が認める。
出来ないから天邪鬼に笑われる?
********
100%に近づけば抱える問題は少ない。
でもゼロになるわけでは無い。

ディーゼルエンジンシステムは過渡期にあり、未だ未熟です。
未熟なシステムに応える為の燃料の性状を整える…。
逆転の発想が必要と思います。

その道程に今後も身を置きたいと思います。


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2012年05月13日

いろいろ12-05part2

蒸留BDFに異変が?
ビンに取り置いた蒸留BDF。
冬→春の間、静置して置きましたら…。
下に褐色の液状沈降物が…。
chinkou-jouryu-12-05-01.jpg
何コレ?
900ccのビン底に僅か確認できます。
ポリタンクには数cc集めれば在りそうです。
簡易試薬で検査します。
27cc程入れてシャッフル。
結果は…。
chinkou-jouryu-siyakukekka12-05.jpg
微小の球体だけ見えます。
沈降物がモノグリ、ジグリなら…、モット大量に出てもヨサソウだが?
明日、もう一度確認いたしましょう。
*********
装置システムの真空配管にこびりついた酸化劣化物?
トリグリ?又はグリセリン?
簡易試薬性状から、ある程度絞り込めるでしょう。
*****
乾式BDFを保管したタンクの底の液体・固体を掃除して集めたもの。
下にクリーム色の固形物が…、
GUM-situ12-05-01.jpg GUM-situ12-05-02.jpg
プルプル度からガム状物質と評しましょうか?
湿式BDFでも過去に確認しています。
軽油でも溶けないこの異物は…
低エステル化率のBDFに共通のものと思います。
高エステル変換率BDF、正しい蒸留BDFでは出会えない。
議論する価値は無いと考えます。

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2012年05月12日

廃油の話12-05

数日間の夏日を過しても…。
とあるポリタンクに入った廃油液中の白い澱は完全には消えません。
ori-siro12-05.jpg ori-siro12-05-2.jpg
冬場には完璧に白っぽく凍っていたしろもの。
白い澱をタオル地に通すとトタンに流れが悪くなります。
米油なのか、パームなのか…。
今後調査が必要と思います。
冬季の場合、これらは、添加剤など、手をかけなければなりません。
キャノーラなら…手を掛ける期間はグンと減ります。
*******
数日間をかけて数十個のポリタンクの廃油をタオル地でろ過しました。
色の具合、臭いの具合、異物の具合を観察する意図もあり…。
800L近い量の中で、キチンとろ過できたのは650Lほど。
150Lは多量の澱が混じったもの
更なる絞込みは加温静置がベターでしょう。
 ********
作業の簡略化、作業時間の短縮などの方向性は観えてきました。
あとは…小改善と、試し作業の実践かな?

posted by sasap- at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | BDFの間違った常識?

2012年04月17日

行動こそが未来を創る12-04

昨日のキーワードで…
バイオディーゼルはどうなるのか?」がありました。
貴方は先ずBDFをどうしたいのかを聴きたいですね?

政財官の思惑のままで、つまらないものにするのか?
バイオディーゼルの行く末の不安要素は100%FAMEで無い事。
FAME規格すら満足しないBDFが多いことでしょう。

ロシナンテ号も、様々な困難に会いました。
出来るだけ、解体・分析による解説を試みたつもりです。

100%FAMEを創りましょう。
蒸留操作など応えは無数に在ります。

100%FAMEを使いましょう。
蒸留操作なら、歩留りよりも、成分重視で!
歩留り重視の蒸留BDFで簡易試薬でも判るほどグリセリドが混入する場合が在ります。

不平不満ばかり云っていても世の中変わりません。
理想に向けた行動こそが未来を創る。
廃油由来BDFは地産地消が絶対原則です。
**********
行動により、森を創った方が居るそうです。

1人の行動が世界を変えた!
たった1人で東京ドーム約120個分の森を育てた男

ご参照;
http://rocketnews24.com/2012/04/16/202753/
私にとっては、神のような方です。
このような方が世界に1億人くらい居たら?
地球もチョット棲み易くなるのかな?

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2012年04月16日

BDFの色の話12-04part2

100%FAMEは、無色透明です。
過去に何度か写真入で紹介しました。
12-03-11do.jpg
くそBDFも蒸留すれば無色透明です。
くそBDFも低温で静置すれば、クスミが消え、透明度が増します。
12-03-06kuso-BDF.jpg
「BDFの色が悪い」「BDFの色が悪い理由」などのキーワードが昨日も在りました。
色を指標にするのは、一定の廃油排出場所から、原料を得ている等特殊なケースでのみ有効と思われます。
様々な場所から、様々な廃油を得ているBDF生産所に対しては、この指標は混乱しか残さないでしょう。
********
100%FAMEを目指してゆくと、透明度が増し、クスミも出ません。
色味も薄くなる傾向に在ります。
大事な指標はエステル変換率です。
100%に近づくにつれ、問題が少なくなります。

間違った物差しを持つBDF生産所のほとんどは、BDF規格も満足できていない処が多い様子です。
反応釜の特徴(利点欠点)を把握し、どんな廃油なら、100%FAMEにより近づくのか?を理解しましょう。
理想の廃油と、現状とのギャップを把握しましょう。
触媒量などを変えてもエステル変換率が悪い反応釜は意外と多い様子です。

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2012年04月11日

閑話休題12-04

プラント製作・設置において…様々な職人に会います。
彼らの目指す方向は…ソレゾレの立場で、最高のモノを完成させます。
タマに世知辛い事情で歪む場面もある様子。
*******
BDFの製造現場はどうだろう?
様々な方々からの連絡や面会を経て感じたことは、100%FAMEを目指していない。
ナゼ?

目の前のトラブルを解決する為の手法・策・設備などの解答を望みます。
ベクトルとして、100%FAMEを目指す気持ちがないと、全ての手法・策・設備は役立たずです。
理想を目指し、その途上に在るならば、全ての助言や、設備が活きてくると思いますが…
担当者は云われたからやっているダケのサラリーマン。
*********
応えは100%FAMEを目指し歩む路傍にあると信じます。
透視度やら、汚濁水やら、ガム質の発生さえ無用の物差しと思います。
全ては中途半端な理解と誤ったベクトルに在ると感じます。

間もなく、小生も理想を目指す路の上に立てます。
先ずは、特許出願装置を最大限活かしてみましょう。

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2012年04月10日

BDFの色の話12-04

本日のキーワードに「BDFの色」というものが在りました。
蒸留BDFが示すように100%FAMEは透明です。

一般的な作り方では原料油脂の持っている色味がそのまま反映します。
未使用油に近いものは、透明なレモン色。
黒い廃食油では黒(赤味がかったりする)っぽい色。

出来が良くなるにつれ、クスミが消え、透明度が増します。
(女性の肌=化粧品の話ではないよ?)
色味も薄くなる傾向に在ります。

エステル変換率簡易試薬を併用しながら精製すれば、体験できると思います。
この簡易試薬はB社とH社で販売している様です。
高品質維持の理を見つける為にも必要と思われます。

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2012年04月07日

BDF徒然草12-04part1

エステル変換率の低いBDFをどう思うか?
クソBDFはクソBDFでしょう?

昨今の共通の問いにどう答えましょう?
全く興味は無いし、点数つける意味も無い。

強いて言えば…
規格では96.5%以上だったかな?
(エステル変換率(%)―90(%))×10として評価しては如何でしょう?
65点以上を及第点、65点未満を落第点。
100点取れたらエライ!!
**********
100点を取る為の補助装置の試作品を形にしました。
とある会社・会長から…
一緒に開発しましょうとの提案。
御社の役割はこちらが得手でしょう!?
開発に関しては、既にF社に打診・進行中です。
大きな輪を作れれば、100%エステル変換率に肉薄するBDFプラントが廉価に出来るでしょう。
攪拌器メーカーの参加が不可欠です。
*********
今回O社にお願いした試作品は…。
廉価にするために使い勝手が悪いです。
私の知恵しか入っていません。

使いやすく、且つ廉価に造るアイディアを忌憚無く言い合える会社がベストです。
既に2,3アイディアは小生に在りますが…。
製造現場で、長く実力を確認できているので、F社に期待しています。
**********
本日も雪が降る空模様。
9日以降は暫く雪マーク(雪だるま)が無い。
明日8日にタイヤ交換しようかな?
最低温度のトレンドを見ると…
16日、17日の予報(雪マークや氷点下気温)が心配です。
********
BDFはコモンレールに使えるか否か?
最近のコモンレールに使えるBDFは在るか否か?
最近の質問に答えましょう。

大きく三つの場面に分かれると思います。
1.燃料の流れの場面。(リターン→燃料フィルターに顕著かも?)
2.燃料の燃焼の場面。
3.排ガス処理の場面。
1項は、常温域での問題と、低温域での問題が更に分類されます。
2項は、噴射ノズル・グロー・噴射タイミングの他に…シリンダー圧縮時の空気温度も最近では吟味が必要でしょう。
3項は、メーカーのブラックボックスですから…
軽油を前提とした開発に、100%FAMEでも適さない場面があるかも?
とあるサイトでは、吸着剤の副作用が話題になっている様子。

小生の特許出願技術には、その吸着剤の副作用は無縁の話題です。

軽油の場合とBDFの場合では不具合症状が異なるのは当たり前なのですが…。
燃料フィルター・噴射ポンプ・噴射ノズル・グローなどに不具合が生じた際、軽油の場合どうなるか?
BDFの場合どうなるか?
そう云ったレポートが皆無です。
100%FAMEは、粗末なBDFより不具合発生率は少ないと断言できますが…
軽油との有意差は、どの程度なのかは吟味が必要です。
**********
軽油用に開発されたディーゼルエンジンは…。
BDFで一早く初期症状を診せる傾向があります。
五感で感じ取り、早期対策が好ましいのですが…。
経費節減でBDFを使用する方々の感性に期待は持てません。(笑)



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2012年04月04日

エンジンオイルとBDF12-04part2

エンジンオイルにBDFが混じると固まるよ!
やってご覧。

やってみましたが、固まりません。
******
背景を考えてみましょう。
1.メンテナンスの現場で、BDFを使用した車で固まったエンジンオイルが在った?
2.若しくは、エンジンオイルにBDFが混じったら、固まる症状を実際に見た?

1項の場合はBDFを自家消費される方々で燃料費削減の為にBDFを使用される様子。
それ以前に、メンテナンス費用もケチる傾向に在ります。
推奨エンジンオイル&グレードを無視して…安もののエンジンオイルで、推奨交換頻度で行うもの。
エンジンオイルグレードをオイルメーカーの推奨交換頻度まで延ばす為に敢えて高価なエンジンオイルに替える方々。
オイルメーカーが云っているのは特装車ではなく、一般の貨物用の交換頻度ですよ?
特装車では、交換頻度をアップしなくては。
え?そうなの?知らなかった…。
良くある会話です。

次に2項を考えてみましょう。
エンジンオイルと様々なBDFの組合わせの中で、固まるものが在った?

エンジンオイルは、使用して汚れ・くたびれたモノが固まりやすいのかも?
あと2000kmでオイル交換を計画していますので、汚れたオイルで試験してみましょう。
BDFも…温度だけでなく、圧力も高くなるリターンBDF燃料を混ぜると固まるのかも?

追加の実験は…よく考えて計画してゆきたいと思います。

posted by sasap- at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | BDFの間違った常識?