昨日の午前10時頃に到着しました。
既に、寄り道実験の続きをしていたので、後日改めて冷やします。
あれ?添加剤入りが曇っている…。
隣はスッキリしています。
同じ容器なので貼り間違えたのかな?
発送日から到着時間の間の最低気温は−11.8℃ …
最高気温は−2.4℃
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同封の資料を見てみると…
案の定、流動点を改善とあります。
やはり、低エステル化率のBDFを救う万能薬とは云いがたいのかも?
ですが、氷点下のサラダ油由来BDFが曇らずにいることは期待が膨らみます。
あれ?添加剤のサンプルが無い…
これがないと、低エステル化率BDFへの効果が確認できません。
本日もう一度、連絡してみましょう
2011年01月17日
サンプル到着11-01
2011年01月16日
BDFはなぜ、凍るか?11-01part2
寄り道実験の続きや、メールのやり取り、雪かきしていましたが…。
思いのほか、ブログに関するメールでのレスポンスが早かったので、シリーズ化してみます。
(寄り道実験の続きは折りを見て…)
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なぜ凍るか?
核になる物質には、SGs(SterolGlucosides)犯人説が…
短時間では、除去出来ないようです。
短時間処理の水洗浄や無水では、難儀しそうですね?
ご教示いただきましたAさん感謝致します。
多い場合は粗大豆油で2300ppm?
残留炭素分の解決の為、蒸留に答えを求めたのはこの辺に在るのかも?
食油由来成分・食油精製工程の差で、カナリの有意差があるようです。
分子構造は以下との事です。

結構でかいですね?(と云っても、フィルターでは分離が難しいとか…)
影響の無くなる成分比率限界は、30ppm以下とか…。
多少の影響は全てのBDFで受けている…ということになりますか?
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私の主張に一部誤解が在ったようです。
何分、有機化学の素人ですので…
高融点物質のみが勝手に固まってくれる分には、むしろ歓迎です。
残りは−19.8℃や、−35℃の融点ですから…
問題は、これら本来の液体メチルエステルが巻き込まれて固まって(凍って)いる事実。
如何に分離・解決するか?
その答えは既に持っていますが、どう説明すれば?
良いのやら?
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蒸留BDFでも、とある温度で、一気に全て凍ります。
(先にブログで紹介しました)
SGsは分離出来ている筈ですが…?
一番大事なのが…
低温で…本来の液体は液体で、本来の固体は固体で居て欲しいのです。
続きを読む?
BDFはなぜ、凍るか?11-01part1
真冬日の日数も多いです。
各所で気象データ記録更新の最中、BDFが凍りつき…
暖かかった地方でもトラブルが出始めているのかな?
昨今の検索キーワードから想像します。
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同じ菜種由来BDF同士でも、大豆由来BDF同士でも…。
固まる温度が変わります。
固まり方にも有意差が在ります。
なぜ?
「飽和脂肪酸量が違うから…」
この言い訳は装置メーカーが多用しますが…
大部分を占めるオレイン酸ME融点は−19.8℃、リノール酸MEの融点は−35℃位?
僅か1割程度の成分が、これらを僅か一桁の氷点下で凍らせる?
私には合点がゆきません。
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各種脂肪酸モノグリセリドを始めとするグリセリド類が核になり、結晶化(凍る)が各種脂肪酸MEを巻き込んで起こるのでは?
主役(まとめ役)は飽和脂肪酸モノグリセリドのような感じです。
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鋭敏な流動点降下剤は僅か0.05Vol%で効果を発揮し始めます。
FAME規格における各種グリセリドの残留量はそれより一桁多い事実。
未だ、市場のBDFはFAME規格を常に満足していないものが多いようです。
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市販の流動点降下剤はドレ位のエステル変換率のモノを低温に引っ張れるのか?
排気ガスがテンプラ臭くても、安定して低温まで引っ張れるのか?否か?
続きを読む?
2010年12月28日
調質BDF構想とは?10-12part4
菜種由来FAMEと流動点降下剤で秋田の冬は、大丈夫ですが…。
サラダ油や大豆油由来FAMEでは…
調質BDF手法が必用と思っていました。
良く効く添加剤のサンプルを一日千秋の思いで待っています。
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私が提唱する調質BDFとは、高純度FAMEと上記とは別の鋭敏な流動点降下剤のセットでなされるものです。
−20℃付近の糸くず状の析出をろ過し、得られたものは…
-22℃近傍でサラサラです。
おそらく、リノ−ル酸MEメインになっているかな?
この流動点降下剤での菜種メインBDFの流動点記録は過去に−37.5℃だったような…。
その辺までは、サラサラを保つでしょう。
我が家の冷凍性能は、−22℃位が限界の様子。
確認には、工業試験場の協力が必要になるでしょう。
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笹村さん、流動点降下剤は(フィルター目詰まり点降下剤でなく)ナゼ流動点降下剤というか、考えましょう
天邪鬼(=私)はひねくれていますので…。
2010年12月27日
調質BDF構想とは?10-12part3
極低温まで、高融点物質を連れて行くか、置いてゆくか…?
ソレが問題だ…。
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私が提唱する調質BDFとは、高純度FAMEとこの鋭敏な流動点降下剤のセットでなされるものです。
エステル変換率がばらつく状態では、置いてゆくほうが宜しいのでは?
先に連絡が在った流動点降下剤のサンプルが待ち遠しいです。
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−20℃位で液体=歩留りは4割あるかな?
(写真はあとで…)
固体部分を室温で溶かします。
5℃位でウッスラ曇っているような?
−5℃で凍っていたモノは、0〜−1℃で凍ります。
ろ紙の上のものは…
2010年12月26日
調質BDF構想とは?10-12part2
午前中は…酒を抜く為、雪かきに精を出します。
体重2kgオーバー?
酒太りかな?
10kmほど走りましょう。
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私が提唱する調質BDFとは、高純度FAMEとこの鋭敏な流動点降下剤のセットでなされるものです。
高純度FAMEを求める理由は、グリセリド類が悪さをする事を無くす為です。
仮説の域を未だ出ませんが、グリセリド類はBDFの流動点上昇剤と言えるかも?です。
エステル変換率を上げていくと…固まり方が全く変わってきます。
BDF関係の教授の方々、面白い題材でしょ?
論文に仕立ててみてください。
−18℃辺りで…
上澄みは相変わらず透明です。
冷凍庫の限界は…
調質BDF構想とは?10-12part1
100cm降る?と言われた雪は、15cm位?
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私が提唱する調質BDFとは、高純度FAMEとこの鋭敏な流動点降下剤のセットでなされるものです。
winterizationは使えない?
いえいえ、知恵さえあれば、使えます。
可能性というツボに知識(使えない)という蓋をしているだけでしょう?


−5℃で凍っていたBDFは僅か2〜3回の温度操作で、固体と液体に分けられます。
一番下の雲の相とその上の霞の相と更に上の液体の相…。
モット純度が高ければ…液体の相が大きく出てきます。
100%FAMEなら…
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2010年12月25日
メリ・クリ10-12(失敗実験の続き)
−5℃近傍で、完全に固体になってしまいました。
コレに鋭敏な流動点降下剤を、およそ0.15Vol%混入し、シャッフル。
一度冷凍しますが…同じく凍ります。
凍る模様に波紋のような、貝殻のような…面白い現象です。
これを、冷蔵庫で戻すと…。

エステル変換率が高いと下の白いモノは少ないです。
白いものは、細かな微粒子が漂い、雲の様相を呈します。
コレを凍らせると…
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2010年12月20日
失敗の原因は?10-12part3
気温一桁に冷えこんだ夜を経て
蒸留BDFを呑み込んだ試薬は、又、下部に液を多く吐き出したようです。
コレもまた、面白い現象と思います。
エステル変換率が悪いと蒸留歩留りも本来なら下がります。
下がると、装置が売れません。
結局、取り除くはずだった、モノグリセリド?などが持ち込まれ、…
ジグリはどうだろうか?
ガスクロ飛ばしてみるもの面白いかもね…
失敗の原因は?10-12part2
想定内の範囲は、1%未満のグリセリド類…
白濁後に試薬に現れたのは…

左側が11月評価の蒸留サンプル…
未だ液が濁ってますので、透明まで待ってみると…
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2010年12月19日
失敗の原因は?10-12part1
固まり方がおかしいので、モノ・グリなんかが入っている気がします。
蒸留サンプルに求めたのは、100%FAME成分ですので…
エステル変換率簡易試薬で検査してみます。
何%のグリセリド類を相手にしていたかを把握できるかもしれません。
1%未満だと、ハッキリ判らないし、それ以上だと、逆に納得できるかも?
やってみました。
すると…ギョッ

ナニコレ?


あ、そういえば、試薬の液温が低いままだった

急いで、体温で温めます。
すると、…
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2010年12月18日
果報は寝て待て?10-12
ええ、−1△℃でも凍りません。
(お宅は)確か大豆油由来BDFでしたよね?
ハイ。
〇×の△☆%$の流動点降下剤を評価したら、こんな結果でした。
素晴らしい。
着払いで結構ですので、サンプルや資料を送付下さい。
ハイ。忙しいので、来年になるかもしれませんが…送ります。
99%以上のエステル変換率は確保されているドライ・プロセス生産所から連絡がありました。
早口だったので、添加剤のメーカー名や型番が良く聞き取れませんでした。(歳かな?)
BDF評価サンプルと資料お待ちしております

手間いらずで冬使えるのが低環境負荷で偉いです。
入手は来年かな?
資料どおり…
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2010年12月01日
冷凍実験10-11-30part2(失敗2)
冷凍のツマミを強にしたまんま。
下の吹き出し口も目張りし忘れました。
−7℃にて

添加剤入りは結晶の粒が小さいような?
添加剤無しは、結晶の粒は大きいです。
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失敗実験には、面白い現象が沢山。
続きを読む?
2010年11月30日
冷凍実験10-11-30part1(失敗)
2010年11月29日
2010年11月28日
冷凍実験10-11序章2(雪が積る)
2010年11月27日
冷凍実験10-11序章(雪が降る)
冷蔵庫で一緒に冷やしています。
冷やし始めて、8時間くらい…
低ME変換率BDFではガラス壁面に小さな粒子が見えます。
液中には雪のような白い微粒子が…
ビン底には僅かに積もっています。
写真は…

ちゃんと観えるかな?)
今回のサンプルは…添加剤なし蒸留BDFにおいて色が常温でも僅かに着いています。
添加剤入りよりも蒸留精度が劣化している様子。
M社の装置は、コンデンサー(冷却用熱交換器)が貧相です。
専門家が観れば…きっと目が点になるでしょう(笑)
蒸留技術も、造り手(メーカー)の造詣の深さや、技術力で、雲泥の差となります。
当然、エステル置換反応においても…云えます。
量産累積する毎に(蒸留で)飛ばす意味合いも薄れて来る事でしょう。
何処のBDFメーカーが宜しいでしょう?
たまに聞かれますが…
装置選びで失敗しない為には、ユーザー評価を直接得ること、第三者の意見を得ること、競合他社の評価を得ることでしょうか?
結論は…
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2010年11月09日
2010年11月08日
1号軽油との比較10-11part4
白濁しながら、シャーベットが水の中に均質に浮遊しているような…?
−10℃にて

BDFは中心部の液体が僅かに動きます。

固体になるにつれて熱伝導率は著しく悪くなると思われます。
固体は最悪かも?
サラサラ感があった1号軽油が、のっそりしてきました。
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