2018年11月25日

放射冷却の本日18-11-25

本日、仕事だったのですが、キャンセルに…。
天気予報は、雨だったのに…。
晴れ間が…。
朝は、放射冷却で霜が降りていました。
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晴れ間を利用して、冬支度を…。
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他には、ストーブの故障調査を…。
コロナのUH-F65KV
製造から、24年が経過。

給排気の確認・掃除。
灯油の燃料フィルターの清掃・チェック。
それでも治らない…。
気づけば、油面リセットボタン脇のゴムホースに亀裂が…。
コロナ UH-F65KV 18-11-25.jpg
これが原因かも?
切除して、繋いでも、ゴムの劣化が蔓延しています。
ゴムホースの交換を試みましょう。


2018年11月23日

カマキリの天気予報?18-11-23

忙しさの中、失念していました。
秋も深まった頃に見つけていましたが…。

カマキリの卵が玄関わきの木の下の方に…。
地面から10cmある?

カマキリの卵18-11-25.jpg

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言い伝えによると、雪が多く積もる年は、カマキリの卵は上の方に産み付けるとか。
積雪が少ないと、下の方に?

今シーズンは余り積もらないのかな?
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今回の冷え込みは明日も続くとか…。
燃料が凍り付くのでは?
氷点近傍の気温にドキドキです。

12月の5日頃に燃料切れの予定です。
それまで、凍りませんように…。

2018年11月09日

立冬を迎えて…18-11-09

低温で固まりやすいBDFほど…。
添加剤が必須と思います。

使用できる朝の気温の境界(限度?)は、その日の最高気温によって、幾らかは緩和されるみたい。
でも短い距離の走行のみでは、その判断は難しいかも?
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曇り点(又は目詰まり点)近傍で…燃料フィルターに、浮遊する綿毛の様な固形BDFを集める。
燃料フィルター内部には、濃厚に飽和脂肪酸MEが集まる…!?

そこでプリンのように固まったらアウト。
何とか持ちこたえて、温暖な日中で全て液体に戻れば…セーフ。
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BDFの耐寒性を評価するには、寒暖差が少ない場所、1日中氷点下の場所で、又は日時で行う事が肝要です。



2016年01月30日

耐寒BDF理論16-01-30

耐寒BDFタイプGで−25℃のフィルター目詰まり点。
耐寒BDFタイプRで−38℃のフィルター目詰まり点。
使用する原液は同一で、マイナス一桁の目詰まり点。
原液とタイプGのそれぞれの成分割合はコンナ感じ。
 成分 原液タイプG
 パルミチン酸メチルエステル 8.5%2.9%
 ステアリン酸メチルエステル 2.9%0.4%
 アラキジン酸メチルエステル 0.5%0%
 オレイン酸メチルエステル 50.4%55.5%
 リノール酸メチルエステル 28.3%31.3%
 リノレン酸メチルエステル 7.7%8.6%
 その他 1.7%1.3%
合計100%100%
過去3年ほど前に公開していました。
耐寒BDFは特別にリノレン酸成分や低分子脂肪酸成分が多い原料廃油を使用した訳では在りません。
造ったBDFに流動点降下剤を混ぜて、飽和脂肪酸メチルエステル成分等の高融点成分だけを除去。
誰にでも加工可能のモノです。
但し、面倒くさいんです。

簡単に出来る方法を探っています。
簡単に出来たら、特許モノ。
誰か取ってみない?


2015年11月10日

調質BDFとは?15-11-10

軽油は、季節に合わせて1号〜3号(又は特3号)に変化しています。
主に、流動点(フィルター目詰まり点)を替え、燃料が固まって使えない事態を回避しています。
違いは他にも沢山ありますが…。

BDFも同じように、低温特性を変えて用いれば、冬場も安定して使える筈です。
では、どうすれば良いのか?

飽和脂肪酸ME(メチルエステル)成分を減らしてゆくと、フィルター目詰まり点を改善する事が出来ます。
キャノーラ油廃油を原料にしていたら、それだけで秋田の冬の殆どはカバー出来ます。

菜種・大豆、米など様々な廃油を集めて作ったBDFから、低温固形成分を分離してゆくと…。
フィルター目詰まり点は−38℃まで改善できました。
(動粘度は40℃植物油並みでしたが…)

この状態でも、少なくなるものの飽和脂肪酸ME成分は未だあります。

除いた低温固形成分は夏場を中心に、BDFに混ぜて使います。
(きっと、アクセルレスポンスが良くなったり、燃費が向上したりする筈)
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低温固形成分を分離するには、尿素法などがある様子ですが、設備規模・ランニングコストが掛る様子。

蒸留BDFでの可能性について、今後検証してゆきたいですね…。
貧乏なヒヤミコギが苦も無く出来る方法は在るのか否か?

挑戦してみたいですね…。

システムのアイディアは2,3在りますが、お金が在りません(笑)




2015年02月21日

岩洞湖での走行実験について15-02-21

岩祠湖活性化センターから外山郵便局までのおよそ7.5kmの間にドコモのガラケー電波が3km強圏外になる場面が在ります。
岩祠湖を地図で観ると、シッポの先端からセンターに向かう間に在ります。

吹雪などの悪天候の日は走行実験は避けた方が無難でしょう。

サポートカーがあれば、より安全に走行実験できると思います。
(使用するBDFが極低温でも透明な液体である事を確認の上での話ですが)

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ワカサギ釣りは、県外のナンバーがちらほら。
中にはディーゼル車も見かけます。
コモンレールディーゼルです。

冷えたエンジン状態での始動性は見ていません。
暖まっていると、BDFを入れた二代目ロシナンテ号と大差は在りません。
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廃食油でBDFを精製するに当り、グリセリドオリゴマーがサプライポンプにどう影響するのか?
精製を100%にどれだけ近づけられたら、影響が皆無になるのか?
興味は尽きません。

着火性の改善・動粘度の改善など。
ごまかす技術は既に在ります。
チャンスがある限り、ごまかさずに何処まで頑張れるかに挑戦したいですね。



2015年02月15日

本州一寒い場所での走行実験2015-02-15

本日、帰りました。
片道180kmの移動は疲れます。
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12日に岩手県盛岡市の藪川(=岩祠湖畔)に入りました。
岩祠湖レストハウス2015-02-15.jpg
写真は15日朝のレストハウス。

先ずは、燃料タンクの燃料を耐寒BDFに切り替え。
燃料交換2015-02-12.jpg
1次処理のモノから4次処理のモノへ…。
燃料ラインへ行き渡らせる為、およそ20km走行します。

燃料フィルターは出発前に整備工場で交換しています。
フィラー(箔)状の異物が液中や部品表面に確認できます。
箔状物質2015-02-12.jpg
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13日は−3℃位が朝6時頃の気温。
燃料タンクから以前抜いた原液と4次処理のモノ。
どちらも透明です。
比較2015-02-13.jpg
エンジン始動は、芳しく無いものの、掛りました。
活性化センター前から外山郵便局の往復およそ15km。
走行には全く問題ありません。
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14日は5時40分頃−8.7℃を表示。
2015-02-14藪川-気温.jpg
その後、−8.9℃になりました。
放射冷却で更に冷えるのかも?
放射冷却2015-02-14.jpg
6時に走行を計画していましたが、少し待って見ます。
6時半頃には−8.1℃でした。

エンジンの掛りは最悪!
1回目は1段階で掛る気配なし。
(クキュキュキュ…)
2回目は意外と早く掛ります。
13日と同じコースを走ります。
全く問題ありません。
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15日は、6時頃の気温は−7.5℃。
掛かりが悪いのは知っていますので、グローを2回で試します。
1回目1段階と少し(クキュキュキュ…、クキュキュ、ブオーン)で掛りました。

走行は13日と同じコースを問題なく。

40分後、荷物を纏めて帰路に付きます。
エンジンが暖まっていると、直ぐにエンジンが掛ります。
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エンジン始動性に関して、何が問題なのか?
キンキンに冷えたエンジン。
着火性の問題?
噴射ノズルの噴射圧の低下、グローの劣化、バッテリーの電圧低下、ETC。
噴射ポンプ(サプライポンプ)の動きが悪いとか…。
10年もたてば、あちらこちらに劣化が見られます。
原液は、雲って危ない感じです。
4次処理は−12℃でも透明な事は確認済み。
比較サンプル2015-02-14.jpg
写真は、14日朝のもの。
軽油なら問題ないレベルでも、軽油より高い粘度のBDFには車の様々な劣化は問題かも?

機会が在ればもう少し掘り下げてみたいと思います。
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雪掻きが無ければ…。
もう少し早く予約出来たかも知れません。
1月中旬から、ワカサギ釣りのお客さんで予約が取り辛い状況です。

次回は、活性化センターについて少し書いてみようと思います。




2015年01月25日

いろいろ15-01-25

大寒の翌日は放射冷却の晴天。
エンジンスタート時の気温は、−6℃以下。
2015-01-21エンジン始動時.jpg
最低気温は?
2015-01-21最低気温.jpg
走行する途中、徐々に気温が下がります。

広域農道の井川のラーメン屋の交差点で−8℃以下。
2015-01-21井川.jpg
無処理BDFは頑張っています。
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耐寒BDF処理途中。
無処理のものと途中のもの。
耐寒処理比較15-01-22.jpg
液温−12℃で有意差が観得ます。
無処理BDFはドラム缶底のもの。
氷点下間もなくこのような色になります。
処理途中のものは、温度的に限界付近かな?
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数日前から白鳥が落穂ひろいをしています。
落穂拾い15-01-24.jpg 落穂拾い15-01-24-2.jpg
昨年より早め?

雪解け直後?の田んぼで羽を休めます。
時間差でカラスもやって来る様子。

鳥インフルは大丈夫?
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金曜日から風邪を引いています。
ビタミン点滴のおかげか、熱は平熱です。
喉と鼻がやばいです。
明日まで治るかな?





2015年01月20日

大寒の日15-01-20

本日は、大寒との事。
朝、道路は除雪車が除雪した後でした。

湿った雪が前日積った為?
歩行するも、異様に滑りやすい。

慎重に足を運びます。
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二代目ロシナンテ号に乗ってエンジンを掛けると…。
ん?この気温でのエンジンにしてはチョット掛かりが悪い?
大寒エンジン始動時15-01.jpg
念の為、最低気温の気温を確認します。
大寒の最低気温15-01.jpg
この為か?
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路面の状況から、危険な事、ノロノロ運転で出勤に時間が掛る事を恐れ、高速道路を使用します。
高速道路は、融雪剤のせいか、スムーズに車が流れます。

でも、1080円はイタイな…。(笑)


2015年01月12日

いろいろ15-01-12

1次処理の液温が確保できません。
夕方まで、ペットボトル=ユタンポを使って…調整を試みます。

フィルタープレス(研究用)と恒温室(冷凍室?)があれば…。
実用レベルの実験が出来るのですが…。
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燃料タンクを開けて、無処理のBDF燃料を取り出します。
燃料交換15-01-11.jpg 抜いた燃料15-01-11.jpg
酸化防止剤が箔状に結晶化&肥大化し、燃料中を舞っています。
燃料フィルターにも同様の症状が出ているものと思われます。
耐寒BDFの走行実験前にはリセットしたい処です。
(現在手配中)
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空の燃料タンクに1次処理したBDF燃料を20L入れます。
秋田市御所野から、盛岡市藪川までの往復に足りるかな?
予備に、無処理のBDF燃料を5L積んで走ります。
仙岩峠のトンネル付近の秋田側はトンネルに近づくに従い、−3℃、−5℃、−6℃と下がってゆきます。
岩手側は、出口付近の道路の温度表示は消えています。
仙岩峠岩手側15-01-11.jpg
次の表示では、−3℃でした。
晴れ間が多いためか、岩手は暖かい様子。
道路にも雪が無い処が多く、周囲の車は塩(融雪剤)で染まっています。

国道455号に入ると結構な山道。
登り基調に下りも入りながら…ナントカ到着。
岩祠湖活性化センター15-01-11.jpg
到着時の気温は…。
岩祠湖気温15-01-11.jpg
建物入り口前の横に温湿度計がありました。
隣の建物に管理人さん?が…。
今年は暖冬で、ダム湖の氷も安全なほど厚くないのでワカサギ釣りは解禁になっていないとか…。

1週間前の予約が好ましい?
先ずは、燃料の2次処理を併行して行い、30L位作りましょう。
2月上旬を目標に頑張ります。
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国道4号付近のガソリンスタンドは129円のレギュラーガソリンを目玉に…。
軽油も最安値は103円でした。
時間にゆとりが在れば、カメラに納めたかったですね…。


2015年01月07日

真冬日15-01-07

真冬日です。
今朝の最低気温は…。
車載温度計で、−5.4℃。
エンジン始動時は−4.8℃。
普通に掛かりが悪い。(笑)
掛ってしまえば、問題なく走れます。
今の所…(笑)
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給油から800km位走って、あと3目盛。
無処理のBDFを使い切るのは土〜日曜日かな?

1段目の処理を行ったBDFを入れて…予行練習しようかしら?
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体験したいのは、限界時のエンジンなどの挙動。

過去には、燃料ホースの「ツブレ」によるエンストを経験しましたが…。
厳寒時のエンストはある意味命がけです。

充分な事前対策が必要でしょう。



2014年12月15日

明日が楽しみ?14-12-15

今朝の事。
車の雪を丁寧に払い、グローのリレーが跳ねる音を待って…。
クキュキュキュキュキュキュ…ブオーン。
長いね?
エンジン始動時、車載温度計は-5.2℃を示していましたが…。
最低気温は?
勤務先に到着後確認。
最低気温14-12-15.jpg
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帰宅時の気温は-5℃を既に下回っています。
空は星空。
朝まで続けば、カナリ冷え込むでしょう。
「エンジン始動不能」が訪れるかも知れません。

限界の時の症状を体験できれば、次ぎの一手が明確になるかも?
動粘度が主因なら、二つほど。

軽油との物性の違いがあるのなら、その差を埋めればよい。
曇り点などが高い場合は、飽和脂肪酸MEを分離すればよい。

引火点が高い事が主因の場合は…?
それは、今の所、ヒ・ミ・ツ!
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失敗を糧に出来るのであれば、アエテ失敗してみます。
使用するBDF,コモンレールエンジンを正しく理解し、対処すれば、不具合には出会えない。
不具合=失敗に出会ってみるのも、醍醐味です。

あ、と云って、Mでは無いですよ!?

2014年12月14日

真冬日?14-12-14

乾いた雪です。
選挙の投票と買い物に行く為、除雪を少し。
そそくさと、エンジンを掛けようとすると…。

クキュキュキュキュ。あれ?
クキュキュキュキュブオーン。

エンジンスタート時、グローのリレーが跳ねる音(ペン)を待たずにやった結果、掛かりがかなり悪くなった?
本日の気温は…?
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ショッピングセンター駐車場での写真。
真冬日14-12-14-1.jpg
最低気温は?
真冬日14-12-14-2.jpg
廃油のWinterizationは行わずに造ったBDFですので…。
限界は低いと思います。
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ボタン電池(CR2032)が1ヶ月チョットで消耗します。
ゲーム用の安物だから?
電池が限界に達すると、ピッという音と共に表示と記録が消えた様子。
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耐寒BDFタイプAは−15℃位。
タイプGは−25℃位。
タイプRは−35℃位を保証できれば…。
研究費は全く戴けませんので、量産試作確認は今年度出来れば上出来です。



2014年12月06日

いろいろ14-12-06

本日、10時過ぎにブログにアクセス障害があった様子。
先ほど治った様です。

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大豆白締め油の廃油が固まり始めました。
大豆白締め油廃油14-12-03.jpg 大豆白締め油廃油14-12-03-2.jpg
廃油の固形部分を上手く除ければ、−10℃でも凍らないBDFを過去に造る事が出来ました。

今回、冬用に準備した添加剤入りBDFは、凍り始める以前に造りましたので、早めに凍ると思います。
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本日の最低気温は、−3.4℃程?
外気温14-12-06.jpg
今の所、運転には差し支え在りません。
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コモンレールディーゼルエンジンの燃料フィルターには旧式ディーゼルに比べ目の細かいフィルターが準備されています。
低温域の動粘度が軽油より高いBDFは吸液抵抗が高くなります。
異物が多いもの、トリグリセリドのオリゴマーが多く存在するものなどはフィルターの目詰まりを起こしやすいので、低温時には特に要注意です。
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金曜日に給油しました。
863km走って40L入りました。
21.57km/L位?
2時間の暖房の為のアイドリングや、エンジンオイル交換の添加剤などが複雑に絡んだ?
大きな変化が観られないので、次回に期待したいですね。
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2014年07月15日

流動点降下剤の製造販売中止14-07

アデカに問い合わせを致しました。
すると、「アデカエコロイヤル9100」は採算が見込めず、製造販売を中止するとの事。

耐寒BDFタイプGとタイプRはエコプルーバー146をベースに開発しましたが、動粘度がネック。
(技術は調質BDF構想技術の一つを使用)

さらさらした(動粘度の低い)液体状の流動点降下剤で試したかったのですが…。
ウィントロンXC30でやってみようかしら?
10年近く前に戴いたコレは使えるかな?
もう一度、入手を試みましょう。

そういえば、アデカのやつもサンプルが少し在ったな…。
今年の開発テーマは費用を余り掛けられません。
何処までできるか?
私自身のやる気が一番の問題です(笑)

2013年12月28日

BDF酸化防止剤13-12

液体の酸化防止剤について…。
簡単にまとめてみます。
精工化学のステアラーECOTIVE。
1kgの値段が3600円(税別)。
送料も別途掛るようです。
1缶=1kg購入いたしました。
ステアラーエコティブ13-12.jpg
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使用に当っては、20℃以上、出来れば30℃以上に加温してからの方が粘度としてサラサラ感が増す様子。
ご参照;ステアラーECOTIVE粘度曲線.pdf
単位のmP・sはmPa・sの誤植だそうです。
灰分が0.3%以下と在りましたが、最近の検査では、0.02%以下の様子です。
気にするレベルではないのですが、今後、ロット毎の検査データの添付が望ましいと考えます。

プロセス上、高温に加熱するBDF脱水工程。
脱水前に混合してみてはいかがかと思います。
だらだらと高熱を与えることはエステル二量体の発生を助長するとか…。
70℃でも増えると、とある論文に在りました。
蒸留プロセスにも蒸留前に混合して、歩留りの変化を試して見たいですね…。

粉末のもの(バイノックス)も、析出限界温度以上の気温での使用は可能と思います。
販売単位が5kgと大きいのですが、6500円(税別)。
1300円/kgはかなり安いのかも?
同じ量添加して、酸化安定性の比較も面白いかも?
バイノックス プラスも今後試して見たいですね…。
時間もお金も無いのが残念です。(笑)
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ステアラーエコティブは株式会社BDFさんが代理店になっている様です。
バイノックスは、バイオマス・ジャパン株式会社さんから購入しています。


2013年04月02日

耐寒BDFタイプR13-04

耐寒BDFタイプRの目詰まり点と動粘度。
目詰まり点の自動測定では、−35℃までで、当初は−35℃より低い(<-35℃)との報告。
モット低い目詰まり点を目標(−45℃位)にしていますので、ナントカ数値化出来ませんか?
槽自体の能力は−65℃なので手動での測定を検討します。
*********
本日、目詰まり点が数値として確定しました。
−38℃
冷凍実験での観察結果と同様の数値になりました。
液体→固体への遷移温度が−38℃辺りと観察しています。
********
製造する福祉施設のHPを4月中にアップ予定ですので、そちらに検査報告書の電子データも併せて行いたいと思います。

想像を少し超えていた−30℃における耐寒BDFタイプRの動粘度。
数値は53.92mm2/S
含有するグリセリド類がモット少ないなら、数値は下がったと思います。
流動点降下剤の動粘度も低いものに替えればもう少し下がると思います。
*********
とあるハンドブックでは菜種油の100°F(37.8℃)の動粘度は50.64mm2/Sとか…。
同じ温度で低目の大豆油は28.49mm2/Sとの事。
廃油だったらモット数値が高いと思います。

低温特性を正しく把握し、走行実験を行いましょう。
燃料フィルターの異物によるストレスは限りなくゼロにしておいて…。
エンジンオイル、フルード液、ウォッシャー液、バッテリー、ETC.
併せて耐寒仕様にする事をお忘れなく。

2013年03月02日

耐寒BDF13-02part9

3号軽油と耐寒BDFタイプGの目詰まり点の検査結果が出ました。
3号軽油……………………-16℃
耐寒BDFタイプG…………−25℃
一見耐寒BDFタイプGが優れる様に見えますが…。
動粘度がすごい事になっています。
軽油に関してはほぼ直線的な変化ですが、かのBDFは温度が下がる毎に加速度的に悪く(高く)なる。
ご参照;http://kankyou-system-p.com/keiyu-BDF-Kinetic%20viscosity.pdf
動粘度は、曇り点以上の共通温度で測定しなければならないので、−10℃になりました。

目詰まり点を測定する際、目視観察して戴き、曇り点を把握。
おおよその曇り点は…
3号軽油………………−11℃
耐寒BDFタイプG……−23℃
********
加工前の原液のモノグリセリドは1.2%
耐寒BDFタイプGのモノグリセリドは0.8%
(反応追い込み装置で半分以下にしたいと考えます。)
オレイン酸MEや、リノール酸ME、リノレン酸MEなどの比率が少し上がり、パルミチン酸ME,ステアリン酸ME、アラキジン酸MEなどの飽和脂肪酸MEが減っています。
              原液     耐寒BDFタイプG
飽和脂肪酸ME………11.9%       3.3%
不飽和脂肪酸ME……87.8%      96.7%

現在加工中のタイプR(−38℃辺りで凍る)はモットでしょうね…。
********
今回冬を過ごして思ったのは、酸化防止剤が氷点下で析出し、フィルターに負荷を掛けている事。
原液の目詰まり点が−5℃程度なのは、これも一因でしょう。
冷えるほどBDFの動粘度が高くなると同時に、酸化防止剤がフィルターに負荷を掛ける。

適正量は?
他に適切な酸化防止剤がある?
今後の課題です。
********
課題といえば、グリセリド類を低く抑えたら、動粘度は低めになるかしら?
エコプルーバー146以外の添加剤ならもっとサラサラに?
酸化防止剤は動粘度に影響しない?
疑問が尽きません。
検査機関の協力が得られれば、今後明らかにしたいと思います。
*******
耐寒BDFは誰にでも作れます。
面倒くさいのがタマニキズ。
高純度FAMEなら簡単に?
今後チャレンジしたいですネ。


2013年02月28日

耐寒BDF13-02part8

耐寒BDFタイプGの動粘度や、目詰まり点のデータ速報が届きました。
3号軽油…意外とポテンシャル低いね?
秋田市某所で仕入れたせいかも知れません。
県北部の極寒地域なら…?
もしかしたら特3号かも?

曇り点以上の共通する低温特性の動粘度は−10℃になりましたので…。
−20℃の耐寒BDFタイプG動粘度を追加測定依頼。
明日速報が届く予定です。
週末にまとめたいと思います。
*********
併せて、別検査機関にてガスクロによる成分分析結果も届きました。
グリセリド類は市場の並程度?
少々ショックです。
12月末頃の製造ですが…
設備が寒さに弱い事もあり、反応が理想から大きく逸脱します。
反応追い込み装置で丁寧に追い込まなきゃナ。
明日以降に取り組みましょう。
根本対策は、工場室内温度を5℃以上に保つ事。
もう一つは攪拌翼回転数を300rpmに安定させる事。
**********
耐寒BDFタイプR(加工途中)の−39℃雰囲気での液温は、−37℃。
極めて透明です。
写真は後日。
-37℃13-02-28.jpg
−40℃雰囲気ではどうか?
明日以降のお楽しみです。

2013年02月26日

耐寒BDF13-02part7

特別な原料廃油を用いているつもりは在りません。
未だ全体像は掴めませんが、サラダ油、菜種油でサラダ油が大半を占めている状況です。
パームオレインが入ったものや米油は混じっていないと思われます。
(氷点近傍で液体の廃油のみ使用)
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−35℃雰囲気での液温はおよそ−34℃。
-34℃BDF13-02-26.jpg
極めて透明な液体です。
では、−39℃雰囲気では?
明日以降に判明します。