
本来なら、直ぐに後処理編(洗いやら、吸着やら)なんですけど、ご自分の装置を理解する為、避けて通れません。「はいここ、テストにでるよ〜」てな感じ。
処理直前状態を指して粗BDFと定義させていただきます。
そのレベルとは?反応の100%への収束?違います。
グリセリン層とグリセリン&BDFの混濁層とBDF層の3層の状態を指します。
本編前の序章で一度説明しました。
ご参考BDF=hannou_sou.pdf
グリセリンには多量の異物、触媒、メタノール、等が存在します。
せめて、低温時に見せる2液分離状態まで持っていって、後処理してください。
多くの装置が高温・中温の3層状態の混濁層・BDF層をまとめて、処理開始します。(実はこれが大きな間違い)
水洗いの功罪
なぜ、水を汚いグリセリンで汚すの?
貴方の奥様・お母様は泥んこユニフォームを洗濯するとき、泥を乾いてたら取り払い、それから洗濯するでしょう?
時間と手間をかければ、そんなに水を汚さずにすみます。節水可能

家事に習え


あと、触媒成分と水とBDFが合わさると石鹸できるじゃない?(序章参照)
歩留まり低下だ。
え?その前に酸で触媒を無害化する?
廃油の中の遊離脂肪酸が石鹸になっている事忘れてません?
脂肪酸に戻っちゃうよ…。その脂肪酸除去できてます?
更に薬剤追加する??(コストアップの上に更に水を汚す気だ)

燃料中の酸や、薬剤のイオン残留は完璧ですノン??
燃料の長期保存で劣化促進しません?最終水洗い徹底してください。
下水処理・水処理装置に負担大ですな…?
=環境にやさしい=リサイクル燃料って

吸着剤による功罪
多量のグリセリンが吸着剤でとれますけど?
スポンジ状のブロック的フィルターは目詰まり直ぐ起こします。
多孔質の粒状物質はグリセリン量が多いので、くっつきあいカートリッジ仕立てなら目詰まり起こすし、処理槽下部壁面に多量にへばりつきます。(除去が大変だ)
粉末状なら、底部に粘土層に堆積してこれまた除去が大変…。
粉末をBDFと分離する為のフィルター…直ぐに目詰まりしません?
その、吸着剤は廃棄するんでしょ?
生成BDFの重量に対して2〜5%位?装置内掃除も、処分も大変だ

ご苦労様です。
どうかな?超音波技術の導入の有益性判ってもらえました??
もちろん、使用しなくとも、手間と時間かけての2液分離もアリです。
お心当たりのメーカー技術担当の方々の反論お待ちしております。
逃げも隠れもしません。誰にもコビず、ヘツラワズ、中立で…ユーザー目線です。
影でネチネチ・ウジウジの嫌がらせや締め出し(取材拒否)はナシで正々堂々とお願いします。
次回(チョット寄り道=秋田運送工場見学)に続く