10/14 #〜#記述表現改定(スズキ様指摘事項により)
10/21"〜"追記他見直し(危険回避の為)
おことわり
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この手法は効率が悪いので、添加剤の効き目が悪くて冬使えないBDFを製作されている方々に実験用として紹介致します。
廃油の反応単位量は装置メーカー指定量で行ってください。
従来どおり、安全には充分注意して行ってください。
"(一部生産現場で、保護具着用を怠っているとの情報を戴きました。)"
"(その現場には当該プロセスは案内できません。)"
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前準備
菜種油廃油(推奨AV値3以下)を準備します。
反応温度まで加温します。(53℃±3℃=反応時・保温静置時同一)
保温・静置(1〜2時間以上)します。
下抜きで水分を除去します。(30分間隔で2回以上)
(下抜き水分が出続けるなら出なくなるまで、量は記録して下さい)
(3回以上出るようでしたら、異常ありです)
撹拌します。
サンプリングし、AVチェックします。
(サンプリングの時に撹拌がなければ、「木は森を表さず」になります)
AV値を元に触媒量(KOH)を計算します。
廃油容量L×(9×(1+0.1×AV)+補正値0.1〜0.4)g
(AV値が正確な滴定で行われるなら、補正値は最低でも可能)
メトキシド(メタノールと触媒の混合)
メタノールは廃油容量の18〜20Vol%
メタノールに少量ずつKOHフレークを規定量混入・溶解してください。
#(逆にKOHフレークにメタノールを注入して強く撹拌=は急激な溶解熱発生で、蒸気発生が多くなり、大変危険な場合があります。)#
"保護具の着用無しの作業は正に自殺行為です。”
"防護眼鏡、化学実験用手袋、防毒マスク、化学実験用エプロン、適切な作業服をマトイ、慎重に作業して下さい。"
"又、危険物取扱い資格の無い方且つ作業訓練経験のない方は絶対に真似しないで下さい。"
"参照:
http://journeytoforever.org/jp/biodiesel_aleks.html"
"引用:燃料作りの作業中は、適切な化学実験用防護手袋、防護エプロン、防護眼鏡を装着すること。"
保温撹拌中の廃油にメトキシドを入れます。
1時間ほど撹拌・混合します。
保温静置します。(8時間以上=長いほど良い)
(安全上、帰宅時にはヒーター電源は切って下さい)
(室内気温が外気温に左右されにくい場所が理想)
翌朝まで静置します。
(もう一日、常温になるまで放置が理想です。)
グリセリンを下抜きします。
(30分間隔×2回以上)
(コツは、1回目半開、2回目1/3開とチョロチョロ出して流量変化した時点で全閉じ)
(分離したグリセリン量は必ず記録下さい)
希塩酸で洗浄します。
濃度規定は従来装置メーカー指定方法で可能。
(洗浄排水の綺麗さにビックリして下さい)
温水洗浄を繰り返して下さい。
(装置メーカー指定方法で3回以上)
乾燥します。
メーカー指定従来方法で可能。
実験された方のみに、添加剤と混合技術紹介致します。
メールで連絡下さい。
この方式で反応容量単位の5倍以上を1日で作る生産技術はありますが、消防法規制をクリアされると、反応槽容量×2〜3万円位の値段の追加投資で出来そうです。