2006年10月27日

実験準備

あれれ?
水酸化カリウムの瓶詰めの純度が85%exclamation&question
あとの15%は何が入ってるのかな?
もしかして水が主かも…。
これじゃあ、石鹸作るときしか使えないね。
今回の実験には差し支えないけど…。
BDF作りには、向きません。

工業用苛性カリ(水酸化カリウム)のフレークは95.5%以上です。
ご参照;http://www.agc.co.jp/products/chemical/pdf/3_3.pdf
皆さんの失敗は意外と初歩的なこんな部分にあるのかもしれません。

sibousan-1.jpg

どんな比較サンプル準備しようか迷っています。
準備風景からアップしていきたいと思います。

2006年10月09日

正しいBDFについて

正しいBDFの製造法の定義を誰も示さずに、添加剤やら、なにやら評価する風潮ございます。

添加剤は、その性質により効き目が限定されます。
そのほとんどが、成分的要素。

獣脂由来BDFに効かないと言っているのなら、パーム油や、綿実油、大豆油で効果薄いことは容易に推測できます。(ステアリン酸ME、パルミチン酸MEに効かない?)

何を以って、ウソ、インチキと決めるやら?
以前不安を煽っての営業的サイトが目立ちます。
宗教的手法?
世紀末が来る…吾ら主に仕えれば安全…?

先ず、一番最初に確認すべきは、そのBDFの原料や製法とBDFそのものです。

日本一な製法で春〜秋使えて冬駄目とは?
未反応油脂の存在が、悪さする可能性について、今一度、評価します。
短時間反応技法においての、不純物除去不徹底製造技法が多い気がします。

全てのBDF製造方法において、バリデーション(参照;http://plaza.rakuten.co.jp/workenglish/3003
が確保されておりません。
冬、BDFが使えない製法がのさばるのは、そのせいです。

原始的と観られる製造方法のBDFでも、先の私の添加剤評価実験では、好成績収めました。

では、私が提唱する、BDF製造法では?
もっと良い結果の可能性が観えます。
私の目指すBDF製造方法の定義はバリデーションが前提です。

添加剤設計に関しては、キチントした理論ございます。

凝固点のように、物性を特定した形でのその物体への干渉。
それらをキチント把握できなければ、ブレンド等その場しのぎの技法でしょう。
BDFの成分バラツキが廃油由来BDF製造法において一定範囲内にあることをバリデーションできますか?

添加剤に対し、BDFそのものの物性(精製率等)が悪ければ、本末転倒。

以前茨の道です。

2006年10月01日

エコナを洗う

未反応油脂のジグリセリドを洗ったらどうなる??
でも、入手難しいだろうな…。

CMを見ていたらジアシルグリセロール?何のコッチャ??
あれ、もしかしたらジグリセリドの別名称かも?


ネットで確認、ビンゴ!!
参照;http://www.kao.co.jp/rd/eiyo/about-dag/dag02.html

これと、キャノーラ油と洗浄比較してみた。
片方は、花王さんのエコナで片方は味の素さんのキャノーラ油

常温水100ccと油100ccをそれぞれ計量混合してシャッフル

結果(左キャノーラ右エコナ)
tenpu-ekona jouon.jpg

加温してシャッフルしてみる(煮沸〜72℃位の湯煎後並びは一緒)
tenpu-ekona kaon-tyokugo.jpg

3〜4分後(62度位)
tenpu-ekona 2hungo-62℃.jpg

加温直後から10分後くらい(52℃位)
tenpu-ekona 10hungo−54℃.jpg

結論
洗浄水の濁りは鹸化反応以外でも確認された。

乳化ジグリセリドは、乳化する様子がトリグリセリド(普通油脂)より強い。
(親水性が高いとも言える)

ジグリセリドは高温になるにつれ、疎水性を増す。
(撹拌直後のガラス瓶の上部白濁薄膜が消える事から)

さて、今の市販BDF製造機の洗浄プロセスは正しいのか?
現状所有する装置のプロセス検証は如何に??





2006年09月28日

FAX送信ができない?

塩釜へFAXを送ろうとしたら…。
あれ?FAXできない。
仕方なく、コンビニへ…。

ここでも、機械トラブルで、上手く行かず、お金だけ払って、送っといてね?帰り原稿受け取るから…。もう時間が無いよ〜あせあせ(飛び散る汗)

上手く送れましたか?はい、大丈夫です…。
コンビニから原稿受け取り、そそくさと帰宅。

ずっと考察してます。
なぜ?
反応槽での、精製度の安定性は?
どの精度まで、確約されますか?

次工程のグリセリントラップ方式は、…。
反応槽からの移送時、層流作れないと効果薄では?
つまり、相当デカクシナキャ…。

でも、でかいと、容器に反応に必要な熱奪われちゃう…。
時間の掛け方に無駄が生じていませんか?

まぁ、勝手な想像を巡らしてます。
早く見学可能になって下さい。
応援しています。


2006年09月27日

今日一日

あれれ?珍しくトラックバック一杯来てるな?
多いのは、ギャンブルやらなにやら?ほっとけ!

メールの問い合わせも混じる。
エマルジョン??やりたいけど、予算ありません。

電話取材した塩釜市の水産加工協同組合のBDFプラントは未だ、100%FAME規格(品確法)満足せず、もう1ヶ月半にもなる。

私;ブログで実験レシピ公開しましたけど…観てません?

Y氏;すみません、ネットないモンで…。

いまどき、そんな場所あるんですね?
これから、ワードにコピーし、送付いたします。
ことのほか、3枚になりました。
多くてごめんなさい。

T社さんのプラントへの応用は、…現物見ないとコメント出来ません。
悪しからず!!

2006年09月25日

BDFと流動点降下剤

私の入手している添加剤は…。
先日公開実験した添加剤3種(A〜C)はある混合割合をトップデータに持ちます。
例えば不純物に鋭敏なC剤…。
菜種由来BDFにおいて僅か、0.05%から効力を発揮し、特定値でピークを向えそれを超えて混合率を高くしても効果は徐々に下がります。

この特性は精製度の高い菜種由来BDFにおいては、−15℃までは目詰まり点いけるでしょう。
関東圏以南の平野部ならコレで充分かな?
一番安くすむ混合割合だし…。
でも、高品質に維持しないと効き目が不安定になり易いのもコレ!
(E社さんご注意を!!)

でも、まだそんな精製度の高い菜種油由来BDFに出会ってません。
大体トリグリセリドで0.2%以下
   ジグリセリドで0.2%以下
  モノグリセリドで0.8%以下
の規格も満足できない作り方じゃあね…。

不純物のほうが0.05%で効き始める添加剤の量より多いじゃあ=ないですか?
これらが、添加剤効果を邪魔しない保障が何処に?

欧州規格の存在意義は果たして100%BDF使用の為?
それとも、軽油混合の為?
それら規格を満たしても、100%BDFが冬使える保障が何処に?

この規格をギリギリ=クリアで満足している方々には、添加剤を使いこなす事は難しいコトでしょう。

どなたか、推奨実験プロセスで作ってくれないかしら?
証明しますよ!公開実験で!!

2006年09月22日

長時間反応法プロセス(装置保有者実験用)

10/14 #〜#記述表現改定(スズキ様指摘事項により)
10/21"〜"追記他見直し(危険回避の為)

おことわり
*************
この手法は効率が悪いので、添加剤の効き目が悪くて冬使えないBDFを製作されている方々に実験用として紹介致します。
廃油の反応単位量は装置メーカー指定量で行ってください。
従来どおり、安全には充分注意して行ってください。
"(一部生産現場で、保護具着用を怠っているとの情報を戴きました。)"
"(その現場には当該プロセスは案内できません。)"
*************

前準備
菜種油廃油(推奨AV値3以下)を準備します。

反応温度まで加温します。(53℃±3℃=反応時・保温静置時同一)

保温・静置(1〜2時間以上)します。

下抜きで水分を除去します。(30分間隔で2回以上)
(下抜き水分が出続けるなら出なくなるまで、量は記録して下さい)
(3回以上出るようでしたら、異常ありです)

撹拌します。

サンプリングし、AVチェックします。
(サンプリングの時に撹拌がなければ、「木は森を表さず」になります)

AV値を元に触媒量(KOH)を計算します。
 廃油容量L×(9×(1+0.1×AV)+補正値0.1〜0.4)g
(AV値が正確な滴定で行われるなら、補正値は最低でも可能)

メトキシド(メタノールと触媒の混合)
メタノールは廃油容量の18〜20Vol%
メタノールに少量ずつKOHフレークを規定量混入・溶解してください。

#(逆にKOHフレークにメタノールを注入して強く撹拌=は急激な溶解熱発生で、蒸気発生が多くなり、大変危険な場合があります。)#
"保護具の着用無しの作業は正に自殺行為です。”
"防護眼鏡、化学実験用手袋、防毒マスク、化学実験用エプロン、適切な作業服をマトイ、慎重に作業して下さい。"
"又、危険物取扱い資格の無い方且つ作業訓練経験のない方は絶対に真似しないで下さい。"
"参照:http://journeytoforever.org/jp/biodiesel_aleks.html"
"引用:燃料作りの作業中は、適切な化学実験用防護手袋、防護エプロン、防護眼鏡を装着すること。"

保温撹拌中の廃油にメトキシドを入れます。

1時間ほど撹拌・混合します。

保温静置します。(8時間以上=長いほど良い)
(安全上、帰宅時にはヒーター電源は切って下さい)
(室内気温が外気温に左右されにくい場所が理想)

翌朝まで静置します。
(もう一日、常温になるまで放置が理想です。)

グリセリンを下抜きします。
(30分間隔×2回以上)
(コツは、1回目半開、2回目1/3開とチョロチョロ出して流量変化した時点で全閉じ)
(分離したグリセリン量は必ず記録下さい)

希塩酸で洗浄します。
濃度規定は従来装置メーカー指定方法で可能。
(洗浄排水の綺麗さにビックリして下さい)

温水洗浄を繰り返して下さい。
(装置メーカー指定方法で3回以上)

乾燥します。
メーカー指定従来方法で可能。

実験された方のみに、添加剤と混合技術紹介致します。
メールで連絡下さい。

この方式で反応容量単位の5倍以上を1日で作る生産技術はありますが、消防法規制をクリアされると、反応槽容量×2〜3万円位の値段の追加投資で出来そうです。

2006年08月24日

危険なBDFのその後V

ああっ!すっかり忘れてた。
その後報告致します。
8/10報告のサンプルのAVを再々々チェック。
今日で水分除去から16日目!

長時間加熱=およそAV4(AV3〜AV4のAV4寄り)
短時間加熱=AV0.5(変化感じられず)

検査は味の素さんのAV-CHECK(検査紙)でした。
検査紙の袋替りました。前回で使い切ったので、別のロットのヤツです。

2006年08月15日

危険なBDFのその後U

8/10報告のサンプルのAVを再々チェック。
今日で水分除去から7日目!
あと1週間後確認したい。

長時間加熱=およそAV3(AV3〜AV4のAV3寄り=前回より少し改善?それとも検査紙の誤差か?)
短時間加熱=AV0.5(変化感じられず)

検査は味の素さんのAV-CHECK(検査紙)でした。

2006年08月12日

危険なBDFのその後T

8/10報告のサンプルのAVを再チェック。
今日で4日目!
6日目までは、こまめにチェックし、2週間ほど確認したい。

長時間加熱=およそAV4(AV3〜AV4のAV4寄り)
短時間加熱=AV0.5(変化感じられず)

検査は味の素さんのAV-CHECK(検査紙)でした。

2006年08月10日

危険なBDF

8/8に作った水分除去サンプル。(秋田運送さん6月分)
一つは100℃以上に長時間(20分位?)加熱した物
一つは、BDFと水が分離した時点で加熱をとめた物

双方とも水分分離直後のAV値はAV0.5位exclamation
8/10の今日は…exclamation&question
前者がナ、ナントAV3まで悪化したあせあせ(飛び散る汗)
後者はAV値変化無しexclamation×2

推定だが、過熱により、低級脂肪酸が微量派生し、コレが経時で増殖的に変化したと思われる。このBDFは燃料タンク内の錆を誘発する可能性が大きい。

水洗い系BDF生産者さん注意されたし!うっかり加熱しすぎや過熱時間超過をさせないでダッシュ(走り出すさま)

水分除去時の温度履歴管理必要かも?
皆さんはどう考えますか?
AVチェックは味の素さんのAV−CHECK(検査紙)で行いました。

再現実験は後日やります。

2006年08月06日

臭いで判断する出来の良いBDFとは?

全ての短時間処理装置に共通します。
表現が難しいのですが…。(文才に乏しくすみません)

皆さん、焼肉屋の前を通った時、臭う匂いに似た、鼻を突く臭い=と申しますか、焼肉の油が焦げた時、てんぷら油で炒め物する際、うっかり油から発煙した際に共通するような匂いをかいだ事ありませんか?

コレがBDF使用車両の排ガスから強く臭ったとき、このBDFは粗悪品です。

なぜか?(なぜ、他所で原因をはっきりさせないのか?)
短時間反応においては、反応収束が95%前後の為、モノ・ジ・トリグリセリドと、もしかしたら、グリセリン成分が残留します。
これらの酸化反応過程において、グリセリン成分が、アクロレインという物質に変化し、強く香ります。
参照;http://www.jp.amershambiosciences.com/tech_support/msds/pdf/17-1325-01ja.pdf
グリセリンの燃料生成ガス=アクロレイン
参照;http://www.st.rim.or.jp/~shw/MSDS/01084252.pdf
アクロレインの製品安全データシート(MSDS)

グリセリン系物質は極力取り除いて=のプロセスがオロソカになっている場合、強く香ります。(エンジン・コールド・スタート直後特に判ります)

燃料冷却保管時、クスミとなって色にも出ますが…。
小生は鼻が効くので特にこの辺に敏感です。
N社製無水系装置は秋口〜初夏(特に真冬)この傾向があります。

水洗い系においては、BDF作成者の知識レベル、技量が如実に反映します。
車両トラブル発生している生産所は特に気をつけましょう。
トラブル無しでも、排ガス臭いが強い所はもう一度、己の知識・技量を再認識下さい。(マダマダ改善の余地ありです)

BDFとは使いにくいコンナモノ…。と決め付けないでexclamation×2
作り手の貴方の知識・技量が劣るだけですから…。
もしかして、メーカー指導のプロセス(作業手順)が原因なのかも?

2006年08月04日

秋田運送無水BDF洗浄実験その後

suibun-jokyo2.jpgsuibun-jokyo .jpg

秋田運送さんより入手したBDFで無水処理で触媒成分を除去したBDFが濁っていた件で、先にアップした濁ったBDFサンプルの予定される後工程の、フィルタリングと水分除去を行いました。
上写真は同一サンプルです。温度は65℃位なので、今後冷やした状態で再度アップします。(冷やすと反応生成悪い物はクスミとなって現れる為)

コメント欄にいらしたbbさんどうでしょうか?
納得のいく透明度と思います。

この実験で気付いた点が一つ。
50℃位から濁ったBDFは底に水と透明なBDFとに分かれました。

以前、界面活性剤(ポリオキシ・アルキレン・アルキルエーテルだったかな)を洗浄液として使った際、含水した物を60℃位で油水分離できた経験があります。

BDFも高温下で油水分離しやすいようです。
つまり下側が円錐状になったタンクで加温し、60〜70℃で静置保管して下から水抜きする…。コレでいけそうです。
実験日時;2006年8月4日10:30〜11:00室温27度湿度57%

2006年08月01日

BDF生産所の取材

現在、秋田県で把握している処だけで、3万L/月近く生産されており、今後増える傾向にある。
昨日は、仁賀保市にある生産所を訪ねた。(装置写真は非公開にしたい)
nikahosi.jpg
廃油保管タンクに皆さんに紹介したいものがあったので、紹介しよう。
下記写真の右側は、下が円錐状になり、下側に溜まった水分が効果的に排出しやすい。
nikahosi-tank.jpg

夏場はコレで充分だが、冬場、廃油の温度が低下している際はこれでも水分分離は不十分。
加温(40〜60℃)静置する事により、効果的に水分除去が可能である。
この保管タンクに投げ込みヒーターとデジタル温調器を追加すると、理想的な保管タンクとなる。

ココは水洗浄系○社製装置を使用している。
話を聞くと、メーカーから最新情報(作業手順書含む)が連絡されていない様子。ISO取得している所には口頭じゃなくて、正式文書で渡さなくっちゃぁ!

生産量は600L〜2000L/月とばらつきあり、平均すると1500L/月。
冬季に入ると、燃料フィルターに低温時固化成分が堆積し、酷いときは、1回/2000Km〜5000Kmで燃料フィルターが目詰まるそうである。
添加剤に関しても、この固化成分が邪魔して効きが今一。
今後時間軸で添加剤が有効に効く水洗浄プロセスの一例を紹介していこうと考えた。(紹介するものは効率は悪いですよ!!)

2006年07月24日

なぜ、BDFは普及しないのか?

色々取材すると、売らんがな…の気質が目に付きます。
うそ、欠点を隠し、説明責任も果たさず素人に売りまくる。
フォローなどは全くなし…。

BDFユーザーの満足やBDF製造者の成功は3の次、先ずは儲けねば…。

そんな、程度の低い営業や、HP・ブログの氾濫が目に余る今日この頃。

自称BDF軍師が提言します。

一個の成功事例(=顧客)を作りなさい。

さすれば、そこが、広告塔になり、自ずと広がりを見せます。

不良燃料買取保障等と小賢しい事してはいけませんexclamation×2

ただ一人の顧客自身が輝く(=成功)処が作れないなら、貴方のその技術は未完成そのものを、自覚するべきです。

先ずは顧客の立場で具体例(=成功)を提案できるようにしましょうexclamation×2

exclamation&question無理あせあせ(飛び散る汗)?だったらメール相談下さい!無料ですから…。
help@kankyou-system-p.com

2006年07月22日

無水BDF洗浄実験2

触媒成分除去の際、少し水分(MAX5%位)が混入した可能性があるので、極力水分を絞った形で再度実験。

結果はほとんど一緒。
透明度は、濁りは目視で確認できません。
BDFの濁りは相変わらずです。
実験はこれで、終了。
実際のプラントは、フィルタリング、水分蒸散が後工程として必要。

写真は右側から7/19,7/20,7/22で、放置したら、7/19実験分は、水の濁りが段々強まってきた。
shokubai-jokyo2.jpg

2006年07月21日

ようやくアップ

ふーふらふらようやくレポートがHPインデックスページにアップできた。
自分の趣旨がうまく伝わるかな?

無水系BDFは触媒やメタノール残存量をゼロにするのが難しい事。
もちろん水溶性その他狭雑物も…。

極めれば、品質確保法レベルは可能なんですけど…。
フールプルーフ化(ポカよけ)が難しいあせあせ(飛び散る汗)

だから、水洗いは有効と考えますが、皆さん急ぎ過ぎてやしませんかexclamation&question
参照;http://journeytoforever.org/jp/biodiesel_mike.html

数時間(出来れば8時間以上)の静置してからグリセリンを分離してるよね?
この間に反応開始温度(〜30℃?)までの自然空冷があり、更に100%へ向かい反応収束が進行します。
常温に近くなるにつれて、グリセリンの粘性が高まり2液分離が促進します)

これが、触媒や石鹸成分を余り洗いに持ち込まないミソなんですよexclamation×2
この手法でやれば、より、100%歩留まりに近いBDFができます。

誰ですか?90〜95%が限界(=良し)としている所は??
キチント原理を説明し、タブーや、チェックポイントきっちり教えてくださいパンチ

今のBDFの作り手はほとんど素人さん(化学屋ジャナイ)なんですから。

2006年07月20日

チョット失敗

shokubai-jokyo.jpg
あれ?様子が変だたらーっ(汗)

触媒を除去しようとしたのに…バッド(下向き矢印)
水分少し残ってたかexclamation&questionBDFが濁っちゃったあせあせ(飛び散る汗)

とりあえず、温水で洗う…あ、がく〜(落胆した顔)、前回より温水50cc多く入れちゃったあせあせ(飛び散る汗)

まあ、それはそれで、失敗も経験のうち。
触媒を取り除いたら、温水で洗ってもこんなに水は澄んでいます。
飲めそうな感じ…(飲んだら危険exclamation×2
それでも、水洗浄は必要ですよexclamation×2
安定高品質の為には…。

触媒無水除去の採算性のVEは評価できてません。評価実験道具準備に約10万円かかるから。
別の手法も…6万はするな…。

今度は水分できるだけ追い出してから再チャレンジです。

2006年07月19日

緊急企画(安易な水洗いに警鐘!)

東北地方でのBDFの講座なら出席したいのだが…。
水洗いに関してどのような見解が主流なのか?
大変興味深い。

昨今、市場の水洗いを考察したときに、反応直後1時間以内の洗いが多い事に気付く。

それらのシステムでは、特にグリセリン除去に関して工夫がされている話が私には聞こえてこない。

1段階の酸洗いから、多段階の水洗いの洗浄モデル(廃液含む2層構成の液)サンプルを観るに付け、警鐘をあえてしたい。

なぜ?環境にやさしい燃料を作るに当り大量の水を汚すのか?

グリセリンを自然沈降で取り除いたBDFは50℃以上の水で洗っても、以下の様に澄んでいる。
これは、とあるメーカーの3回目洗いに相当する透明度。
musui-wo-arau.jpg
基本は、触媒成分を水で洗うな!=酸洗い
遊離脂肪酸固定の石鹸部分は酸で洗うな!=温水洗い
この二つの矛盾点が、短時間水洗浄のジレンマである。

このBDFは複生成物のグリセリンに仕事をさせていないので、触媒成分は、私が提唱するものより高い筈。
それでもこの透明度である。
7/20は、無水技術を使い、更に透明度を高めて見よう。

2006年07月06日

チョット寄り道=鰹H田運送 工場見学V

昨日、石田社長に工場へ直接伺う許可を戴く。
flyer.jpg
その足で、工場へ、先日頂き物と伺ったフライヤーに設けたろ過器は70万円ほどで購入。(頂き物はフライヤーの方だった)
中に千円/枚のフィルターを持つ。
rokaki.jpg

現在、塩釜からの油は400L処理でフィルター2枚を費やす。(5円/LBDF)
やはり、前回指摘した、水、タンパク成分が多い様子。
その他、製造条件を以下に示す。
油400Lに対し
      メタノール………80L(20円/LBDF)
       KOHフレーク……5Kg(3円/LBDF)
metoxide-tank.jpg
容器にメタノールを入れ撹拌、これに計量KOHを投入し混合する。
タンクが混合液に対しかなり大きいので、温度上昇はタンク壁面より放散され、手で触っても、そんなに熱くない。

廃油の入った反応タンクに入れて1時間保温撹拌後、別タンクに移し、翌朝まで静置保管する。

2液分離したグリセリンを下抜きして、上澄みBDFをプラスチックタンクへ入れ、更に翌朝まで保管する。(更に一昼夜保管しているかは、今後の取材で確認予定)

BDFの給油の際は必ずBDF下層部は残す事が徹底されている様子でした。
100%BDFの規格がないから、品質目標が…。えexclamation&questionもう、草案出てますよ??パブリックコミットメント始まった(そうな)のに、まだ知らない人多いんだね?
とりあえず、経済産業省/ワーキンググループ傍聴会議で戴いた資料をお見せし、これこれが規格値満足できませんと説明させていただいた。