2007年08月26日

コモンレールエンジンに適合するBDFの考察V

動粘度からの考察をもう少し。
植物油のメチルエステル化は粘度を下げる為に行われて来た事実があるようです。
菜種油の40℃近傍の動粘度は50mm2/s位だそうです。

規格上、動粘度は軽油の持つ潤滑性能の指標として、用いられると思われます。
あるサイトでは、低硫黄化における動粘度変化を評価していました。
そこでは、500ppm⇒50ppmは大きな変化ありましたものの50ppm⇒10ppmは軽微なようです。
現在(?)の2号軽油の動粘度を4mm2/s(30℃)程に調質しているようです。

そこで疑問exclamation×2
軽油の規格の動粘度は30℃なのに、なぜ?BDFは40℃でexclamation&question

何か、精製技術レベルのプアなBDFを無理やり合格水準とするためでしょうか?

そうではない?
ならいっそ、もっと低温(測定可能な最低温度とか)で、規格を作ったらドウでしょう?
軽油のように、2号⇒特3号まで分類するのもいいですね?
あ、これは、フィルター目詰まり点で規制すべきですね??

2007年08月23日

コモンレールエンジンに適合するBDFの考察U

動粘度からの考察
低温に置ける、軽油の動粘度との乖離が大きくなる事が問題。
つまり、粘性が著しく高くなる(≒フィルター目詰まり点、流動点)事。
下の写真は、HPへのアップするには、軽油の動粘度のカーブがなく、画竜点睛を欠くのでヒヤミコギます。わーい(嬉しい顔)
ka-bu.JPG
検査には、お金がかかり、2万円程寄付いただければ、3号軽油を12月に評価し、HPにて公表したいです。

動粘度のみを見れば、粗末なBDFでもパスします。
想像線が上手く描けませんでしたが、0℃以下の早期に全てのディーゼルで凍りつき使えません。
30℃、40℃の真夏でしたら、大丈夫でしょうに…。

軽油の規格は分留等製造方法に由来します。
BDFは植物油のエステル置換(グリセリン⇒メチル)です。
官の方、識者、研究家、自動車整備士、etc.コレラを同じ成分のように語る方の多いこと…(笑)

BDFの評価発表は製造方法、原料成分、反応釜、を公開して、コンナ結果です…と発表すべしダッシュ(走り出すさま)
マスコミを始め、一般人は騙されます(BDFとはコンナモノ)もうやだ〜(悲しい顔)
カツテ、私もソウでしたわーい(嬉しい顔)

2007年08月21日

コモンレールエンジンに適合するBDFの考察T

コモンレールエンジンの歴史をたどってみます。
1300bar⇒2000bar燃料の加圧が世代毎にドンドン高くなります。
理由は?
気筒内に、より微細燃料粒子として噴霧したいから…。
(単位容積当りの面積の確保=完全燃焼目的)

当然、噴射ノズル径は細くなるでしょう。
現在は何ミクロンでしょうか?直径1μm?

コレを目詰まりさせたらいけませんわーい(嬉しい顔)
従って、燃料フィルターのメッシュはどんどん細かくなっていきます。

そうすると、燃料フィルターのダメージが急激に上がります。
給油時の埃や砂粒、燃料タンクの錆、スラッジ、etc.

コレを回避するため、フィルターが多段階に設けられることもあるでしょう。
(僅か1気圧の液体を2000気圧まで加圧するポンプはデリケートです。)

廃油から作られるBDFにおいて、製品になるまでの間、フィルタリングされないBDFは時間軸で燃料フィルターを詰まらせます。
触媒を取り除けない無水技法BDFはフィルタリングしても季節柄、鹸化して詰まらせます。
石鹸成分除去が中途半端な酸(+温水)洗浄系BDFも同様です。

次回に続く

2007年08月02日

サンプル評価X

所感
触媒(又は石鹸?)を取り除く技術は合格レベルです。
但し、反応の造詣が足りません。
反応率低すぎexclamation×2

アルコールの残留は、不可解です。
IPA,nPA辺りを故意に混ぜている気がします。
着火性の改善ですか?
いずれにせよ、ごまかしの技術と思います。
(肉まんの具にダンボールを混ぜるのと一緒?)

他人に勧めるレベルには程遠く、自家消費に留めて置くことを進言します。

秋田においては、12月位から3月一杯使えません。
事業として通年使えなければ意味は無く、これからの精進に期待します。
-19℃まで冷やしたものは、ロウソクのように固く、色は…カルナバ蝋の様。
07-07=-19do.jpg

2007年08月01日

サンプル評価W

前回より10分後
-5℃にて
07-07=-5do.jpg
あれれexclamation&question曇ってきました。
変色の仕方はやはり粗悪品を物語っています。
傾けてみます。
07-07=-5do2.jpg
もう一つは?
07-07=-5do3.jpg
アルコール残した方が微妙に良い?
デモ、使えるレベルじゃ有りません。

次回、所感及び、ダークサイド2公開。
サンプル提供者への質問メールの答は無いが、暴露します。

特定個人・企業を糾弾するものでは有りませんので、名前等は伏せます。

2007年07月31日

サンプル評価V

サンプル提供者からコレは、非水洗浄サンプルだと言うコメントが寄せられました。
だとすると、触媒除去に関しては合格レベルに近いです。
京都規格をクリアしているかは検査しないと…。

取敢えず冷やしてみます。
予備冷却は4℃。
07-7=4do.jpg
冷凍庫に放り込み、10分置きに観察。
-2℃にて
07-07=-2do.jpg
-4℃にて
07-07=-4do.jpg
意外と頑張ります。わーい(嬉しい顔)
次回、変化が…、
to be continueexclamation×2

2007年07月30日

サンプル評価U

一回目の洗浄後、水を捨て、新たに水を加え、湯煎(加温)洗浄します。
2回目は70℃以上になりました。
アルコールの影響がなくなったのと、高温にした際のBDF、ジグリ・トリグリの疎水性が高まったことが、BDFの透明性を確保したようです。
写真…撮り損ねましたもうやだ〜(悲しい顔)
冷やしていく過程の中、やはり、BDFは曇ります。
水を加えての洗浄評価は、反応中途半端な粗悪品でしょう。
石鹸は、充分取り除いていると思われます。

自家消費なら、ギリギリ使えるレベルと思います。
最新のコモンレールタイプには…厳しいでしょう。

不特定多数の方に販売する品質は確保されていません。
(京都提案の規格すらも満足できないレベル)

続いて低温特性観てみましょ?
とりあえず、前回の評価サンプルは始末しなきゃ。
reitou-junbi.jpg
次回に続く

2007年07月29日

サンプル評価T

先ずは、水を混ぜてみます。
BDF100ccに水50cc。
湯煎しながらシャッフル…60℃以上に加温します。
目的=飽和脂肪酸石鹸やら、遊離脂肪酸やらを溶かしだす為。
kaon-senjou.JPG
常温で静置します。
水はソコソコ綺麗。(アルコール起因かBDFが濁ります。)
水とBDFの境界面に角が見えます。
tuno1.JPG
反応度合いが低いな…。
イジワルして、0℃付近まで冷やします。
ほら〜極端に角が出るでしょう?
tuno2.JPG
水をスポイトで吸出し、再度50ccの水を加え、湯煎します。
すると…次回に続く。

2007年07月28日

サンプル届きました手(チョキ)

○○さん、サンプルありがとう。
早速評価してみます。
先ずは、容器を替えて…ウッたらーっ(汗)アルコールクサッあせあせ(飛び散る汗)
07-07-28 001.jpg

水洗浄系のBDFだよね?残ってる筈無いんだが…。
低温特性を誤魔化そうとしている?
取敢えず、湯煎で飛ばしましょ手(チョキ)
メタノール蒸発温度以上へ…
yusen-1.jpg
あれれ?まだ臭いよexclamation&question
さてはIPAか?
試行錯誤の末、湯煎で85℃以上へ…。
変だがく〜(落胆した顔)未だ臭いたらーっ(汗)
ひょっとして、nPAexclamation&question
湯煎ではもう無理ダッシュ(走り出すさま)

以前、アルミエンジンの腐食が話題になった際、ドライコロージョンの一因とされた代物…だった筈。
BDFに入れての安全性はバリデーションされている?
当時の資料は?何処行ったっけ?

2007年07月17日

閑話休題

ダークサイド2は事情あり、暫く非公開にします。
詳細情報入手・吟味したあと公開しましょう。
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失敗の理由が判らん?
グリセリンの性質を理解してないからでしょう?
まあ、世界で有名なサイト関係者から然り、日本で有名な研究所然り、教えてませんもんね…。
素人相手に、混ぜたら「コンナン出来ました〜!」って。
素人には、ソレがカルチャーショック…洗脳されます。
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市販の装置で品質確からしいのはE社。
高価なのが玉に瑕。補助金頼みの事業採算性度外視装置。(ゴメンネ辛口です)
他のは、たま〜にいい物が出来る程度。
泣けますもうやだ〜(悲しい顔)
お金掛けなきゃいい物作れない?
1/10程度の金額の装置で、究極のBDFを作りましょうか?
天邪鬼は、こういうのが好き揺れるハート
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バイオエネルギーのせいで食品が高騰?
そりゃ、外交政策・国策が悪い…。
砂漠で作りなさいなexclamation×2
緑化して、草原から、林…やがて森にし、その過程で、とうもろこしやら、アブラギリやら、パームやら?
好きにすれば?
企業に所有権と共に、緑化義務を与え、土地が塩害化したら、ペナルティで罰金取ればイイのよ。
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日本には砂漠を緑化する技術は既にあるでしょう?
ポリマー技術等がいい例。
私なら、ヤギやら、羊やら、ベゴ(牛)やらが入れないように区画を区切り、地表数十センチ下に、吸水ポリマーを敷き詰めて、水を吸わせ、その地方で育つ草を植えます。
草は地表の温度を下げ、その根に、自らの水を蓄える事が出来るようになるでしょう。

ソコに、今度はその地方に育つ木を植えます。
草に護られ、ソコソコ成長すると、自前で、水分を大量に蓄えるようになるでしょう。
最低でも十数年は掛かると思います。
でも、地続きで、広大な面積を効率よくバイオフィールドに換えていける気がします。(究極の環境調和じゃないでしょうか?)
不毛の地を二酸化炭素を吸収する森へ、畑へ転換する事が、一石二鳥?の事業にも思えます。
茨の道ですが、ODAで維持できない機械やら、構造物やらをやるより、遥かに有意義と思います。
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トヨタがプラグイン採用?
年間100万台とは…中途半端な。
プラネットワーゲン構想は、年間2千万台クラスの量産効果を欲します。ジャナキャ、低所得者層が購入できる程安くはなりません。
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EV(電気自動車)とバッテリースタンド構想。
バッテリーを、サンダーバード2号の格納庫(どてっぱら)に見立てたら、いかがなものか?
バッテリースタンドでは、元気のいい若者が、バッテリユニットを丸ごと交換。
所要時間目標は3分以内。
空のバッテリユニットをフル充電のモノと交換する。
規格は一本化し、大型車には2ユニット搭載とか…。
充電の待ち時間が省略可能。
市・町単位のモデル地区作っての導入は可能でしょ?
安倍首相どうですか?イニシャルコストは高いけど即座に普及(笑)

2007年07月02日

LEWATITの考察(続編U)

精製直前のBDFの実態を捉えてから様々な処理方法を吟味しないと品質は確保できません。
多くの生産所、研究所でソレができていません。

日本の多くの場合、精製前のグリセリン含むグリセリド(トリ・ジ・モノ)の総量は…数千〜数万ppm在るようです。
石鹸でない触媒量は…数百〜数千ppm在るようです。
各メーカーのレシピが異なるので漠然としてますが…。

とある日、しょぼい撹拌器を見かけました。
有名メーカー品ながら、…翼がね…これで旨く行く??

話を戻して、イオン交換樹脂を用いてグリセリンを取り除いても、グリセリドはどうするのでしょう?
少なくなっていたとしたら、官能基を利用したエステル反応として特許に抵触しないでしょうか?
メタノールで洗浄再生するのだから、疑われますよね…。

価格は…想像しか出来ません。
他社の市販品は数千円/Lなので、仮に千円/Lと仮定しましょう。
レバチット2立米から700立米のBDFが精製可能?
350倍として、2.86円/L。
再生しながらの数字ではもっと下がるでしょう。

いずれにしても、廃油を原料としたBDFへの適用は全く実績がない様子。今後の評価に期待しましょう。

2007年06月30日

LEWATITの考察(続編T)

参考資料をどうもありがとう。
LANXESS社のLEWATIT(レバチット)K2567はSO3-Naタイプ?
つまり、強酸性陽イオン交換樹脂…。

参照;http://www005.upp.so-net.ne.jp/wanatra/NW5/35ierCapacity.html
良く整理されていて、おバカな私にも判りやすいです。

KOHを触媒に使用しているBDFの場合…KとNaが入れ替わるだけかな?
つまり、NaOHに姿を変えて残留する事に替りないよね??

多孔質を見せるSEM写真…孔径は何Å(オングストローム)?
イオン交換樹脂って大概多孔質じゃなかったexclamation&question
石鹸除去のメカニズムは…グリセリンに吸着させているだけにも見えます。もうやだ〜(悲しい顔)

イオン交換樹脂を製造する過程で官能基処理を行わず、グリセリン吸着性能のみを追求した方が良いのでは?わーい(嬉しい顔)
もしくは、SO3-Hタイプにして、触媒を取り除く機能も一緒にしたら?手(チョキ)
ひらめき、そうか、そしたらCNP80が売れないか…たらーっ(汗)

過去に電気を通さない水精製装置やクローズド洗浄装置を扱った天邪鬼な私。
O社さん、その節はお世話になりました。Λ(_ _)Λ
今も貴重なサンプル頂いて感謝しております。

次回、続編Uに続く

2007年06月27日

菜の花フォーラム2007二日目X

LANXESS社のLEWATIT K2567を用いてのBDF処理前、処理後の比較サンプル写真。
hikaku.jpg
判りにくいかな?右側の透明度と色が良くなっています。
有意差を見せる為に、極めて程度の悪いサンプルで評価したものと解釈します。

LEWATIT K2567の使用条件は、…。
日本語訳しか読めないので、訳そのものが怪しいですね…。
精製前のBDFが500ppmのグリセリン量?
私はグリセリン及びグリセリド(モノ・ジ・トリ)と読み取ります。(一桁間違っている気もしますが…)
そんな高いレベルにいるBDF生成法がありましたっけ?
亜臨界?超臨界法かな?

しかも、メタノールで再生?
灰分除去は別のLEWATIT CNP80で…

そもそも、LEWATIT K2567はアニオンなのか、カチオンなのか?
アニオンなら、特許に抵触するかも?

メタノールで含浸・膨潤させ、イオン交換樹脂を強塩基性固体触媒に見立てた、BDF反応促進は…LANXESS社の特許でした???
要チェックです!!

LEWATITは、日本のBDFを救えるか?
日本のレベルが低すぎて笑われているかも?

ランニングコストの低減を目指すなら、高反応率を自身で導き出すしかないでしょう。
LANXESS社の関係者(日本代理店等)のコメント期待します。
大いに議論したいし、指摘・訂正依頼は大歓迎です。

次回LEWATITの考察続編に続く

2007年06月15日

BDFのダークサイド

BDFの水(お湯)洗浄プロセスにおいて、フィルターのメッシュが論議されます。
何を濾過したいのか?を無視して…。
濾過物を見れば、技術のプアさが露呈します。
誰か分析して、公開すれば?面白いのに…。

ヨグタガレがBDFに関連したとき、副産物の扱いが粗末になります。

とうとう隣県で起きたそうです。
廃グリセリン(アンダーピッチ)の不法投棄…。
I県M村で発生との事。
マトモに焼却処分委託すれば、BDF1L当りのコストに換算して5〜8円掛かります。

ヨグタガレやエフリコギは手前味噌で、抱える問題点や課題を話しません。
明日から秋田で菜の花フォーラム2007が開催です。

BDFの問題点、課題を共有する場面であって欲しいです。
正直、エフリコギとヨグタガレの発表には、アキアキです。

話してください、解決する為に私は参加しています。

2007年05月13日

燃料購入

自分で燃料作れる環境を構築するまでは…。
暫く購入の為、杉生園さんに通います。
kyu-yu.jpg
え?計量器が壊れた?
症状は…?
オートストップは大丈夫、モーター音も正常…でも、油が全く出ない?
kyu-yu2.jpg

ポンプの構造が判らないので、一概には言えませんが…。
ゴム質劣化により、発生したモノではないでしょうか?
より、耐油性の高いゴム質に替えてあげて下さい。
NBR<H-NBR<フッ素ゴムのように…。
同じNBRでも、N(ニトリル)とB(ブチレン)の配合割合で耐油性異なるそうですよ?

メイン担当のK氏は菜の花フェスティバル会場へ…?
チョット寄り道します。
16:00までの会場に15:30到着。
tenji.jpg
マダマダ人が居ます。
私「××さんが新装置出すそうですね?どんなのです?」
K氏『今度のE展に出すそうです。詳しく知りませんが、トルネード何とかって言ってましたね。笹村さんが言ったように撹拌翼を工夫して、反応率を92%⇒97〜8%にするとか…。』
「97〜8%は妥当な数字でしょうね。でも、ソレを行ったとき、粗BDF中に触媒が既存品よりかなり多くなります。直ぐ洗ったら石鹸作りますよ?」
『…』
閑話休題
コレコレ!この看板を見せなきゃexclamation×2
kanban.jpg
大体、キラリボシ以外は家畜に食わせちゃイケマセン。

とある発表会での事
他の品種を栽培しながら…、絞り粕は、家畜のエサや肥料等に利用します…なんてモットもらしく発表して…。
おバカなマスコミはそのまま垂れ流します。

壁紙用に岩手山?をバックに列車と菜の花畑を写真に収めて帰路につきます。
nanohana-iwate.jpg

2007年04月09日

石鹸警報

BDF燃料中の触媒残存量を、低率にコントロールできない無水BDF製造法は車表面の結露が見られるこの頃、秋田では、石鹸警報を発令します。

理由は、脂肪酸MEが、アルカリと水分があったとき、容易に、石鹸とメタノールに変わるからです。
(このような、稚拙な製造法では、当然反応率の高率化も曖昧です。
従って、その他の要因も懸念されます。)

水分混入で刹那にタンク内で白濁(石鹸化)し、燃料フィルターがブロックしても、朝方の低温時には、フィルター上の石鹸が固化していて、通液度を阻害します。

ロシナンテ号も(秋口に)一度経験しました。
秋田以南では1ヶ月以上早い(3月とか…)地域もあるでしょう。

石鹸が噴射ポンプ内に発生したとき…。
市場のエンジン洗浄機でも容易には落とせません。
グリセリン成分もそうです。
噴射ポンプを解体した現場に居たセンスの在る者(?)のみが、語れます。

水洗いの技法は反応収束を高率に保つ議論が抜けたまま、洗浄前触媒量を低率に維持できない輩に、極めて低俗的に議論される風潮が有ります。まるで、ママゴトの様な…。

料理の域で議論しましょう!!

2007年04月08日

無償ソフトのアップ

BDFの原料油脂のデータ資料がありません。
取材のたび、感じます。

何の油ですか?
…判りません。
××さんは油と言っていましたが…。
AVは測りました?
AV?何ですかソレ?
………パンチ
しばしばこんなやり取りが続きます。
BDFユーザーのトラブルの一因はこんな所にも有ります。

回収した油のデータ分析・解析しないと…失敗の理由やら、品質向上のベクトルが見えません。
原料油脂のデータ取得と整理をしましょうexclamation×2

様々な事業所の地域性、様々な装置ユーザーを考えると…たらーっ(汗)
1本にまとめ切れませんあせあせ(飛び散る汗)

とりあえず、雛形でアップします。
会員さんには、情報交換した後、カスタムしましょう揺れるハート
データ整理がキチント出来れば、100ton/月だって夢では有りません。



2007年04月07日

BDF製造の基本

5社の情報しかないので…。
私が品質で評価し得る市販装置はE社のみです。(でも、高価すぎて助成金無しでは、事業は成り立ちません)
もっと、簡単に、単純にできるのに…。

BDF製造の基本
反応を高率の域で収束させる。(この部分に、知恵が足りません)
洗浄前の粗BDF中の触媒量を極限まで減らす。(この部分は静置時間を長く取る事以外の工夫が見られません)

基本中のこの二つを、きっちりカッチリ行っている方を私は知りません。
この二つを吟味しない(出来ない?)まま、洗うことをヨシ!としています。
COD値を上げる3大物質は?
ソレすら応えられない浅はかな常識の中…。

AVがどうとか、POVがドウとか測定精度が悪い?
出来上がった粗末なBDFの言い訳に…。
そんな言い訳がまかり通る現場の状況。

何時になったら目が覚めるのでしょう?
カツテの日本のモノ造りは、「ジャパン アズ No.1」と、品質で言わしめたモノだが…。

先ずは、回収データ整理ソフトをアップしましょう。
不自由なままの雛形。
各自、自由に加工下さい…zzz。
今日は遅いのでアップは明日にします。

2007年03月31日

偶然の成功

S社の装置ユーザーで、比較的高レベルのBDF品質の生産が出来ている噂の元。
秋田県県南のとある事業所を取材しました。

秋田市から片道約2時間半。
湯沢市方面、三関駅周辺の方。

米油原料との情報だったが、実際は菜種油由来との事(社長談)。
学校関係を主体に月当り400Lを回収・生成。
今シーズンの冬期、無添加で過ごされた事の様です。

極めて慎重派の社長の性格が、S社装置に有利に働いた模様。
S社装置ポテンシャルの感想を伝え、留意点を、触媒KOHの採用、原料AV1以下、不純物・水分無し、菜種油中心での回収を提案しました。
生産量拡大・品質追求なら、レベルに応じ更なるアドバイスを。(会員さん限定です)

現在の装置の原料油脂マーケットをサバンナに例えれば、枯れ草一杯の草原に青草を探すヨウナモノ。
青草しか食えない装置では…。成長は不可能。(巨象足りえず、小象のママ)

なぜ?このような中途半端な装置を世に出す必然性が在ったのか?理解不能。(おっと、脱線しかけました。)

そんな中、秋田は県がBDFへのアクションを始動。
参照;http://www.sakigake.jp:80/p/akita/news.jsp?kc=20070331c
BDFの製造過程・品質を無評価の中、県民の原料油脂(廃油)の流れのみを支配しようとしています。

現存の市場にある、幼い装置がソレを飲み込めるか?
廃油管理を宝モノに扱えるかどうか?

県民の民度が問われます。
県(=行政)は誘導出来るのでしょうか?
今後に期待致します。




2007年03月29日

BDFの理解力

常に私のテーマです。
伝える部分は事象のありのままをモットーに…。
意見は、なるべく控えめに…。(んな訳ネーカ??)

なぜなら、読者の理解力に大きな格差があるから。
筆者が天邪鬼な分、世の常識枠からずれてモノを書きます。
常識にとらわれる方は何のことやら???
どんなに、データや論文を集めても、そこから創造出来なければ、何の意味を成しません。(知的センス=知恵はそこにあると思います)

反論・異論歓迎ですが、論旨の根源が不明なままでは…。
お答えしようも無し。

JTFを馬鹿にしながら、そのプロセスをナゾって、プロセス毎の解析データも提示できないなんて…。メクソ・ハナクソでしょ?

最近メクソ、ハナクソを弾く…的ナ記事もございましたけど。
MEの曇り点が四捨五入すると、ゼロレベルの自治体も弾く側に参加したとか…。とある研究所も同意との事。

お互い、切磋琢磨して、共に向上の道は無いものでしょうか?