当方の場合の手法の道具は特許装置。


左はグリセリン除去前。
右は、装置任せで翌日まで処理。
グリセリド類は減少し、エステル分がアップします。
(乾式なので洗っていません。)
氷点近傍の気温の工場では、一時反応が下方にぶれます。
この装置をつかう場合、2段階エステル変換技法も簡単です。
2段目に用いる量は?
メタノールで2〜4Vol%程度。触媒少々。
(今回は1段のみですが…)
水洗いの場合、触媒残留量に神経質になり勝ちです。
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装置の特性で様々なアルカリ二段階手法のレシピが在る様子です。
共通するのは…
一段目で廃グリセリンを除去すると…。
二段目の触媒成分が残りやすい傾向が在ります。
当方の特許装置は、残留触媒量を減らすと共にグリセリド類を更に減らします。
装置や手法は一つの道具であり、使う人間のセンスで出来が良くも悪くもなります。
購入さえすれば、成功(=良い結果)が手に入ると思っている方が殆どです。
良く観察をし、小さな失敗を繰り返し、センスを磨きましょう。
理想(100%)を目指した小さな失敗は肥やしになります。
水洗い手法(湿式)はせめて上の写真右側まで持っていってから洗いましょう。
失敗がなくなります。