先に戴いていた湿式BDFサンプル。
ガスクロの結果が出ました。
メチルエステル……98.4%
モノグリセリド………0.8%
ジグリセリド…………0.1%
トリグリセリド…………0.2%
エステル二量体………0.5%
FAME規格の下限辺りに位置しています。
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このほかに、酸価が0.61mgKOH/gと高目です。
製造プロセスにおける洗浄前の中和に用いた薄硫酸(濃度70%)の影響が懸念されます。
水洗浄回数が3回ありましたが、水の濁りが最終回でも僅か観られました。
水洗浄をあと2回行えば…良いかも?
他で硫黄分の検査も行う筈なので、その結果数値を観てから判断した方が良いでしょう。
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気になるのはエステル二量体の量です。
原料廃油はAV2辺りの様子。
二量体量が多いのは触媒KOH比率が多い為?
AV4辺りの廃油だったらもっと多いことでしょう。
先ずは混合アニリン点の検査を依頼しましょう。
2012年12月02日
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