非常用動力用1999年製直列6気筒ディーゼルエンジンにて。
不具合の症状は、ヒューエルカット機構が働かない。
ワイヤーは確かに、レバーを引きます。
それでもなぜ???
写真は、噴射ポンプ。

コモンレールが採用される1年前のフツー?の代物。
プランジャーがカジリ、動作しない。
外したプランジャー群のロッド(勝手に名称)に錆が発生。

プランジャーの筒の丸穴に対し、ロッドに刻まれた溝が合えば、燃料が流れ、完全にずれた時、燃料がカットされる。

錆の為にこの動きが出来なかった事が原因。
錆の原因は、一重に軽油の変質と使用状況。
変質した軽油は澄んだ番茶色。
燃料タンク底のスラッジを入れたら、濁りました。
フルタンク50L程の燃料タンクにおいて、毎年4L 位しか使用せず、随時の注ぎ足し給油で8年間。
エンジン起動は年2回程。
変質軽油はプランジャ周辺に纏わりつき、錆を発生させました。
同様な事は、噴射ノズルに発生。

中の心棒が抜けません。
錆でカジッテいる様子。(ションベンタレ症状の兆しあり)
燃料ポンププランジャの材質は、触感とコスト面を考慮すると、炭素鋼の熱処理品と思われます。
大変錆び易い。
噴射ノズルは…温度を考慮すると、ダイス鋼?不明です。
一般的に、熱処理できる鋼は錆び易い。
マルテンサイトの宿命か??(ここ笑うトコダヨ)
噴射ノズルのスクラッチは錆で出来たものでは?
燃料(BDF成分の)素性も、使用状況も明確にせず、推定原因も述べられない不明確なエンジン不具合情報が跋扈します。
コレラは極めて低俗に情報操作として利用されます。
アチラノ××の燃料で不具合発生!でも自分の処は大丈夫?
騙されるのはド素人。
その多いこと…

そんな間違った常識と私は闘います。