簡略的な数値化のため、アバウトなくくり方をします。
廃油100L中の水分量を考えると…
比重0.9として、
遠心分離などで追い込める分岐点は0.1wt%前後かなと思います。
100L×0.9×0.001=0.09kg(水分)=90g(水分)=90cc(水分)
長時間の加温静置、遠心分離では、この辺が限界でしょう。
更に追い込むためには、加温真空蒸散か、100℃以上の攪拌加温が必用でしょう。
低温になるに連れ、動粘度、粘度が高くなり、水分が混入しても、容易に分離しなくなるのは秋口位からと思います。
水分除去プロセスを確立しましょう。(プロセスを案内しない装置メーカーのユーザーは苦労多いと思います)
前処理技術は前段の水分をゼロ近傍に追い込んでからの技術です。
AV値で観るKOH触媒による中和で発生する水分は…
KOHのMol質量56、水のMol質量を18とすると、…約1/3に値します。
AV値3(g/mgKOH)のとき、水分発生量が、およそ0.1w%位…?
発生する石鹸量は…約6倍として…1.8w%程度?
この石鹸は…静置分離で廃グリセリンと共に取り除くことが、環境負荷が小さくて良いです。
廃グリセリンによる前処理で取り除く際は、既に廃グリセリンが抱える水分量、含有石鹸量ETCを1ロット目、2ロット目に注意しないと…失敗します。
水分除去出来たか?石鹸分離できたか?観察や確認(チェック)が無ければ、クソBDFしか出来ません。