(前処理の区分かどうか判断に迷いますが…)
反応槽の出来が悪いと粗末な結果しか導けません。
良い反応槽を使用する前提で以下に纏めてみたいと思います。
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第一段階で行っている事を吟味すると、石鹸成分除去を主眼とした方法とも捉える事が出来ます。
第一段階で、遊離脂肪酸の残留や石鹸残留をしてしまいがちなのが、市場の失敗例のようです。
(大半は反応槽の出来が悪い為のようです)
第一段階でもう一つ廃グリセリンを除去する事が目玉です。
グリセリンはアルカリ触媒を吸収し、メタノールをも吸収します。
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第二段階で厄介なのは…
触媒が多く残留する事です。
先に吸着するグリセリンを半分?ほど、石鹸成分と共に除去してますから…。
その後水洗いの場合、中和の為の薬剤を多く投入とか、色々難儀しますね…。
少ない触媒量で反応率をFAME規格に持っていく為には大量のメタノール(回収前提になる程)を投入するようです。
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無水触媒除去の技術紹介は、特許公開になってから、行いたいと思います。
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過去2段階アルカリ技法をされたド素人さんに云った言葉は、
「その技術一つでFAME規格を満足するなんて事は誰も云ってませんし、書いてもいませんヨ?」
調べた結果は完成品において、先にガスクロ紹介した貧相な反応槽の反応直後(一段階)クラスでした(笑)
様々な要素を洗練し、磨き上げ、組合わせる事が大事です。
