冷却比較の中で、メタノール成分の影響を少なくする為、念押し作業です。
76〜72℃の液温で…かき回しながら、液面に向かいエアーを吹き込みます。
ビンの壁面には、メタノール蒸気の結露は全く観察されず。
フィルタリングの際にほとんど気化蒸散したものと思います。
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並んだサンプルは…

色がぜんぜん違います。
Aのサンプルをアレックスの2段階アルカリ触媒技法の原理で更なるME化のA-1サンプル
A-1サンプルを更に上記原理で追い込んだ上、ブーストリアクター原理で更なるME化したA-2サンプル
グリセリンを用いたメタノール・触媒除去。
上澄み部分をろ過し、グリセリンの更なる除去と、通液評価…。
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実は…写真には誤魔化しが一つあります。
写真を撮った時点でA-1、A-2サンプルは未だ常温ではありません。
(50℃位は…在ったはず)
加温すると透明度に変化が出ます。
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粘度は、A-2<A-1<A&Bが観て取れます。
(機械保全技能士の粘度比較試験サンプルに使えますネ…)
通液には驚くほどの差が…。

左がA-2サンプル、右がA-1サンプルを通液した結果。
液の通りにおいて数時間置いても、液溜りがあったら、交換…しました。
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グリセリド残留は…A-2が一番少ない筈なのに…常温でクスミが…。
モノ・グリセリドなのか、ブーストリアクター中の室内空気の湿気のせいなのか…?
ノイズが多い低温評価になります。