LANXESS社のLEWATIT(レバチット)K2567はSO3-Naタイプ…以前記しました。
直ぐに忘れるので、ここに再度記して考察したいと思います。
FAMEから著しくかけ離れた粗悪なBDFは、トリグリセリドが多く残留すると、浸潤させたメタノールが反応であっという間に消費されるでしょう。
トリグリセリド1分子に対し、メタノール3分子が…。
さらに温度制御も50℃程度以上にしないと…いけないかも?
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Naベースのイオン交換樹脂は…KOH触媒=BDFには…初期において、不具合の発生が懸念されます。
私がチョイスするなら、Kベースのイオン交換樹脂を用いるか、メタノール浸潤作業時にKOH=メトキシドで前処理を試みます。
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粗末なBDFには、その効果を得られるBDF量が少ない、つまり、何度も、浸潤作業(樹脂再生)を繰り返す必要性が出て来ます。
粗末なBDFでは更なる欠点が樹脂に発生するでしょう。
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それは、粗BDF中の石鹸成分の残留です。
これが、イオン交換樹脂表面に膜を形成すると、ME化反応そのものが阻害されるでしょう。
私の特許出願中案件も、同じ弱点を持ちます。
この技術評価で、ダメ出しした方は、この辺の理解・配慮が欠けているでしょう。
先述したBDF前処理技術は、この欠点を回避する為に有効です。
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造詣の足りない、湿式プロセスBDFの完成品?(出来損ない)の追加精製に用いる場合は、残留石鹸や、残留脂肪酸の影響が懸念されます。
イオン交換樹脂の再生方法にも、知恵と、工夫が無いとイオン交換樹脂は使い捨ての運命になるでしょう。
本来ならば、半永久的に使える筈なのに…ネ
