FAME精製において石鹸成分の反応に対する悪さを除外できれば、ソコソコまともなFAMEができます。
それでも尚、規格に対して逸脱するのは?
メタノール分、触媒成分、僅かなグリセリド類と廃グリセリンと云った所でしょうか?
ここから特許技術を用いて、僅かなグリセリド類をFAMEと廃グリセリンに変えながら、廃グリセリンと、触媒成分を低減させます。
キモは、水を使わず、廃グリセリンと、触媒成分を低減させる事。
*********
廃グリセリンには多量の触媒成分が偏在しています。
粗FAME中の触媒成分は、FAME1kg当りは幾らでしょう?
測定できている処は極僅か。
多いまま、水洗いすると、歩留り低下だけでなく、汚水のBODを著しく高めます。
水に溶けやすいグリセリン、メタノール、モノ・ジ・グリセリド類?
水と触媒とFAMEが反応して石鹸成分が大量に生まれ、乳濁状態の中に更にFAMEを巻き込みます。
多くの水洗い式BDF製造所は、規格逸脱だけでなく、汚水の問題も大きいです。
*******
無水のまま、規格逸脱物質を低減する方法は?
触媒成分、廃グリセリンは特許技術で可能です。
メタノール分、水分は加温・減圧分離で可能です。
加温前に酸化防止剤を入れるとより良いでしょう。
加温温度は、65℃未満のなるべく低目で…。
この場合のキモは復水器の熱交換がどれだけスムーズに行えるか?分離が行えるか?
性能が勝敗を分けます。