キーワードに「BDF 濁り」がありました。
濁りの元は…製造途中の反応〜静置の間でよく観られます。
静置で澄んでいれば良いのですが…。
石鹸分が多いと濁りの元になります。
石鹸分が多い理由は?
AV(酸価)が高い原料廃油を用いた場合。
廃油の水分量除去が徹底していない場合。
触媒が吸湿していた場合など。
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BDF温度が高いと濁りは消える傾向に在ります。
液温が低下すると濁る傾向に在ります。
製造現場の湿度が高いと濁る傾向にあります。
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石鹸分が多いと言う事は、反応が阻害されている可能性が大きくなります。
トリグリセリドが多いなど、グリセリド類が規格外とか…。
研究論文に、石鹸が多くなるにつれBDF反応を大きく阻害する事が紹介されていました。
このまま水洗いしても、規格に合致したBDFが出来るかどうか?疑問です。
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ドライプロセスで石鹸分除去≒濁り除去を行って、追い込み反応を行い、ドライプロセスで触媒成分などを除去すれば…より100%に近いFAME(BDF)にできます。
触媒成分を低減できれば、水洗いの負荷が大きく減ります。
小生の特許技術なら、ドライのままでも、100%により近づける事は可能です。
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10%残留炭素分に大きく関わるトリグリセリドオリゴマー。
これをきちんと反応させれば、グリセリン、FAME、メチルエステルダイマーに。
トリグリセリドオリゴマーを残すから、燃料系統のスラッジによる不良が無くならない。
燃料タンクリターン、燃料フィルター、サプライポンプETC.
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より100%FAMEに近づける工夫は?
原料廃油の脱水の際に長い時間、高温にしない。
70℃未満の比較的低温で、真空などで、水分を徹底除去。
AVの高い原料廃油は使わない。
触媒の管理を徹底する。
工場の温湿度管理を一定に。
など
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昨日、田んぼの肥料播きを手伝いました。
400kg弱しか小生は撒いていませんが、チョット筋肉痛。
さらに体がダルイデス。
山菜採りの為の鍛錬にはモッテコイかな?(笑)