2015年11月10日

調質BDFとは?15-11-10

軽油は、季節に合わせて1号〜3号(又は特3号)に変化しています。
主に、流動点(フィルター目詰まり点)を替え、燃料が固まって使えない事態を回避しています。
違いは他にも沢山ありますが…。

BDFも同じように、低温特性を変えて用いれば、冬場も安定して使える筈です。
では、どうすれば良いのか?

飽和脂肪酸ME(メチルエステル)成分を減らしてゆくと、フィルター目詰まり点を改善する事が出来ます。
キャノーラ油廃油を原料にしていたら、それだけで秋田の冬の殆どはカバー出来ます。

菜種・大豆、米など様々な廃油を集めて作ったBDFから、低温固形成分を分離してゆくと…。
フィルター目詰まり点は−38℃まで改善できました。
(動粘度は40℃植物油並みでしたが…)

この状態でも、少なくなるものの飽和脂肪酸ME成分は未だあります。

除いた低温固形成分は夏場を中心に、BDFに混ぜて使います。
(きっと、アクセルレスポンスが良くなったり、燃費が向上したりする筈)
********
低温固形成分を分離するには、尿素法などがある様子ですが、設備規模・ランニングコストが掛る様子。

蒸留BDFでの可能性について、今後検証してゆきたいですね…。
貧乏なヒヤミコギが苦も無く出来る方法は在るのか否か?

挑戦してみたいですね…。

システムのアイディアは2,3在りますが、お金が在りません(笑)




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