高品質BDFとは?
BDF(FAME)規格を常に満足するBDF。
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稀に逸脱する、タマニ逸脱する、時々逸脱する、殆ど逸脱する…BDFが大多数。
10%残油残留炭素分や、グリセリド類の規格を逸脱するBDFでは、燃料ライン系でトラブルが起き易い。
燃料フィルターが詰まったり、噴射ポンプの動作不良が起きたり、噴射ノズルが詰まったり…etc.
ミネラル分が多いとDPDやDPFなど煤捕集フィルターに再生困難な目詰まりが…。
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エンジン焼き付き?
これは、ディーゼルエンジンのエンジンオイル管理の杜撰さから発生します。
(噴射ノズルの目詰まりによるションベンタレ現象を除きます)
「BDFを使ったらエンジンオイルが固まった…」
実際には、エンジンオイル循環系統のカスがBDFの溶剤性で剥がれ落ち、オイルパンにタール状物質として堆積した事象。
エンジンオイルに燃料が混じるのは、DPF再生の為のポスト噴射やレイ・ポスト噴射による燃料生ガス精製時に発生するとされています。
BDFより溶剤性の低い軽油を使用していれば、かろうじて免れた事象です。
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旧い車や、ノーマルコンディションでのエンジンオイル交換の車は専用装置でのフラッシングを行い、オイル循環路のカスを洗い流し・除去してから、BDFを使用すると良いでしょう。
BDFに切り替えたら、シビアコンディションでのエンジンオイル交換頻度で管理するとエンジン焼き付きの心配はほぼ無くなるでしょう。
そもそもディーゼルエンジンの仕組みを知り、BDFの燃料としての様々な特性や軽油との違いを理解できれば、不具合には出会えない筈。
まだまだ道のりは険しい様子ですね?