2015年01月26日

メタノール攪拌時の火災について

キーワードで、メタノール 攪拌 火災とありました。
BDFのキーワードが無いので…どうしようかな?
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メタノールは揮発性のある液体で、メタノールの蒸気が空気と一定の割合で混ざると、ちょっとしたことで、爆発・燃えます。

BDFの場合、メタノールの液温が30℃以上になると、触媒KOHを混ぜた時、蒸気が激しく出てきます。
蒸気を液化する密閉容器が望ましいのですが、一部の装置メーカーのものは、蒸気が漏れます。

漏れた蒸気は、上昇した後やがて下へ沈んで行き、床面を這うように拡散し、…火源があると、引火・爆発・炎上という形になるでしょう。

某社の初期型では、攪拌釜下部にマグネットコンダクターがあったとか…。
これが火源となり火災が起きる可能性が在ります。

モーターによる攪拌には、防爆構造のものを使用しましょう。
エアモーターを使用する場合は静電気に注意が必要です。

静電気は起こさない、貯めない、一気に放出させないが肝要かと思います。
銅管などで、エアーを供給し、同時にアースを取る。
作業する者にも、アースの工夫を…。

メタノールの炎は、淡い青色。
明るい場所では、視認は難しいです。
陽炎のように揺らめいて観得る場合も…。

量の多少に拘らず、取り扱いに乙四資格は必須と思います。

posted by sasap- at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | BDF生産技術
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